石射太郎・高宕山・八良塚
- GPS
- 04:15
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 682m
- 下り
- 627m
コースタイム
植畑上郷 10:10
石射太郎 11:00-11:05
高宕山 11:50-12:00
八良塚 12:45-12:55
宿原バス停 14:00
天候 | 晴れたり曇ったり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
君津駅 09:05-(日東交通バス)-09:43 粟倉バス停 (帰り) 宿原バス停 14:38-(日東交通バス)-15:30 木更津駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
粟倉バス停をスタート地点とすると、最初にしばらく国道を歩くことになります。交通量が多い上にほとんど歩道がないので、ここはあまり歩きたくない道でした。 植畑上郷まで来ると、以降は「関東ふれあいの道」となって、道標完備で歩きやすい、良く整備された道が続きました。 途中でその「関東ふれあいの道」を外れて八良塚へ向かっても、案内や整備のしっかりした道が続きましたが、八良塚から宿原への下山コースには、通過に少し神経を使う箇所もありました。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
神奈川から千葉への移動に当たって、鉄路とどちらを利用するか少し迷いましたが、より本数の多い横浜-木更津間のアクアラインバスで往復することにしました。
木更津からはJRに1区間だけ乗車して、隣の君津へ移動してから、路線バスに乗り継ぎます。終点の粟倉まで乗ったのは私だけでした。
粟倉バス停からはしばらく国道歩きとなります。
少し先の植畑上郷までは、君津市によるコミュニティバスも運行されているのですが、粟倉までの日東交通バスからの乗り継ぎが全く考慮されていないので、この時間の便はありません。
逆方向の乗り継ぎ(コミュニティバスで粟倉に出て、そこから君津行き(一部木更津行き)へ)は完璧なまでに考慮されているのに、この差は一体何なのでしょうか。
それにしてもこの国道、大型車の通行が多い上に歩道があるのは最初の短い距離だけで、あとはずっと車道の路側帯を歩くことになって落ち着きません。
そんな中を20分ほど歩いて、石射太郎への小さな標識を見て左に折れると、その先はほとんど車の通らない道となって、ようやく気持ち良く歩けるようになりました。
ほどなく植畑上郷のバス停に出ると、そこが「関東ふれあいの道」の起点となっていて、高宕山方面の案内図なども立てられています。
ここから先は、いたる所に標識の立つ整備の行き届いた道が続いていました。
時折、数軒ほどの小さな集落を見送りながら舗装道路を30分ほど歩いて、登山口に到着すると、周辺には計4台の車が停められていました。
登山口と石射太郎との標高差は100mほどしかなく、傾斜のきつい所もなかったので、ひと息で登れてしまうような道でした。
一部には数日前の積雪が僅かに残って滑りやすくなっている箇所もありましたが、暖かい日が少し続けばすぐに消えてしまうでしょう。
15分も経たないうちに尾根に乗ると、もうそこが石射太郎で、ベンチの置かれた見晴らしの良い地点でした。
石射太郎での展望は南側が中心で、これから向かう高宕山や八良塚と、それらを結ぶ稜線が見えていて、その先には幾重にも折り重なる山々が連なっています。
房総半島の中央部に当たることから、低山でありながらも山の深さが大いに感じられて、展望はもっと標高の高い山に少しも劣ることがありません。視界に林道や送電線などの人工物がほとんど入ってこないのも実に好ましい眺めです。
左手には少し離れて岩塔がそびえており、その上がこの周辺のピークとなっていますが、そこへの道は「危険」の立て札とともに古い踏み跡の上を柵が塞いで立入禁止となっていました。
石射太郎の先は、アップダウンの少ない歩きやすい道で、快調に足が進みます。しばらくすると石段が出てきて、それを登ると赤い屋根の高宕観音の前に出ました。
観音堂は暖かな日溜まりの中にあって、気持ち良く休憩できそうでしたが、先行の単独行者が休憩中だったので、中をひと回りした後は先へと進みます。
少し先で縦走路から高宕山への道が分かれる分岐点に出て、そこから高宕山を往復します。
すると、やや岩がちな道に変わり、ハシゴのかかる場所も数回ありますが、さほど険しい箇所もなく山頂に到着しました。
高宕山の山頂は360度の展望があって、房総の山並みをほぼ一望できます。どの方角も低いながら山また山という、素晴らしい眺めです。
東京湾の先には、薄雲が増えてきた中に、丹沢がぼんやりと霞んで朧気に見えていました。
縦走路に戻って八良塚方面へ進みます。引き続き「関東ふれあいの道」ですが、道標が示す行先は下山先にあるいくつかのバス停名ばかりで、しばらく八良塚の名前は出てきません。
高宕山までの道と比較すると、ややアップダウンが増えますが、相変わらず歩きやすいしっかりした道が続きました。
郡界尾根との分岐点を左折して少し進むと、すぐに次の分岐点に出ます。ここから「関東ふれあいの道」は直進して下ってしまいますが、ここを左に登れば八良塚です。
初めて道標に八良塚の名前を見てその道に入ると、その先では少々急な登りが待っていて、木段の多い道となりました。
登る途中には、ベンチが置かれて展望も陽当たりも良い箇所があります。ちょうど先客のグループが休憩中だったため素通りしたのですが、結果的に頂上が展望も何も全くなく、腰掛ける場所すらないような所だったので、休憩を取るならばこのベンチの所が向いているようでした。
登り着いた八良塚の頂上は、深い樹林の中にあって、また顕著なピークでもないため頂上らしい雰囲気もなく、あまり面白味のない場所でした。
国の特別天然記念物「高宕山のサル生息地」を示す標石があり、それがとても綺麗な上に腰掛けるのに最適な高さだったため、それを椅子代わりにして休憩していきます。
八良塚からは、宿原のバス停へ向けて下山します。
このコースは登り返しも意外と多く、しかも登り下りともに結構急な木段が多かったりして、良く言えば変化に富んだ道でしたが、安全に歩くのにやや神経を使う箇所もありました。
しばらく下ると眼下に林道が見えてきて、ほどなくT字分岐を右に折れます。あとは林道とほぼ並走しながら、その林道に下るだけだと思っていたら、その先にもまだ緩い登り返しがあったりして、最後まで楽はさせてもらえません。
やっと林道に降りると、あとは舗装道路歩きです。やがて集落の中に入って、田畑も広がる田園風景を見ながら国道へと向かいました。
宿原からは、木更津直行の高速バスを利用しましたが、バス停付近には小さな商店が1軒ある以外は何もなかったので、バスが来るまでの間、近くにある三島神社の境内などを歩いて時間を潰します。
ほぼ定刻にやって来た鴨川からの高速バスは、乗客が10人程度と余裕で乗れる状況でした。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2008_01_03/mt2008_01_03.html#20080216
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