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Yamareco

記録ID: 125694
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

仙丈ヶ岳 〜体調不良で2度の撤退〜

2011年08月04日(木) 〜 2011年08月05日(金)
 - 拍手
子連れ登山 inamin Naml その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
00:22
距離
8.3km
登り
842m
下り
838m
歩くペース
とても速い
0.00.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
0:20
休憩
0:00
合計
0:20
9:19
1
9:20
9:20
0
9:22
9:22
5
9:27
9:27
1
9:28
9:28
1
8/4(木) 6:00仙流荘=バス=6:50北沢峠-7:00駒仙小屋(テント設営)7:35-7:55北沢峠-8:10大平山荘-9:00撤退-9:50大平山荘10:15-(途中散策)-11:30幕営地

8/5(金)6:30幕営地-7:20二合目(北沢峠からの出合)-7:45三合目-8:05四合目-8:35五合目(大滝頭)8:45-8:55撤退決定-10:40幕営地
天候 8/4 晴れ
8/5 小雨→曇 稜線より上では晴れてたらしい・・・
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
仙流荘無料駐車場 8/3 23:00時点で空きあり 8/4 13:00ほぼ満車

コース状況/
危険箇所等
危険箇所は・・・判りません。
少なくとも我々が登ったところまでは危険な場所はありません。

仙流荘からの林道バスが結構酔います。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
バス停にて少々緊張気味?
2011年08月04日 05:23撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
2
8/4 5:23
バス停にて少々緊張気味?
北沢峠に着きました
2011年08月04日 06:49撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 6:49
北沢峠に着きました
北沢駒仙小屋まで10分ほど
2011年08月04日 06:58撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 6:58
北沢駒仙小屋まで10分ほど
テントを設営して出発準備完了!
2011年08月04日 07:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 7:35
テントを設営して出発準備完了!
北沢峠まで戻ります
2011年08月04日 07:55撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 7:55
北沢峠まで戻ります
開通したばかりの薮沢ルートに
2011年08月04日 08:07撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 8:07
開通したばかりの薮沢ルートに
最初は順調
2011年08月04日 08:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 8:11
最初は順調
沢を越えます
2011年08月04日 08:22撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 8:22
沢を越えます
良い天気!鋸岳?
2011年08月04日 08:38撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
2
8/4 8:38
良い天気!鋸岳?
頭が痛くなりここで撤退
2011年08月04日 08:58撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
1
8/4 8:58
頭が痛くなりここで撤退
残念だけど下ります
2011年08月04日 09:12撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 9:12
残念だけど下ります
大平山荘でおいしいトマトをいただきました
ありがとうございました
2011年08月04日 10:05撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3
8/4 10:05
大平山荘でおいしいトマトをいただきました
ありがとうございました
テント場に戻ってきました。
2011年08月04日 11:44撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/4 11:44
テント場に戻ってきました。
翌朝、霧雨です。
2011年08月05日 06:00撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/5 6:00
翌朝、霧雨です。
1年ぶりに雨具を着ました。
2011年08月05日 06:24撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
2
8/5 6:24
1年ぶりに雨具を着ました。
二合目では晴れ間も見えてきます。
2011年08月05日 07:20撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/5 7:20
二合目では晴れ間も見えてきます。
三合目。この辺りから長男の調子が悪くなってきました。
2011年08月05日 07:47撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/5 7:47
三合目。この辺りから長男の調子が悪くなってきました。
大滝の頭。兄ちゃんは笑顔が見えません。
2011年08月05日 08:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/5 8:35
大滝の頭。兄ちゃんは笑顔が見えません。
撤退決定。残念のポーズ。
2011年08月05日 08:54撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/5 8:54
撤退決定。残念のポーズ。
2日続けて引き返すことになるとは・・・
2011年08月05日 09:11撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/5 9:11
2日続けて引き返すことになるとは・・・
少しは良くなってきたのか、笑顔も見えてきました。
2011年08月05日 10:09撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
3
8/5 10:09
少しは良くなってきたのか、笑顔も見えてきました。
撤収完了
2011年08月05日 11:30撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
8/5 11:30
撤収完了
さて、帰りましょうか。
2011年08月05日 11:42撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
2
8/5 11:42
さて、帰りましょうか。
諏訪湖SAで休憩
体調はすっかり良くなりました。。
2011年08月05日 15:35撮影 by  FinePix Z300 , FUJIFILM
2
8/5 15:35
諏訪湖SAで休憩
体調はすっかり良くなりました。。

感想

待ちに待った初めての子連れでテント泊山行です。
準備は万端!やる気も元気も一杯です。
長男は高山植物を夏休みの研究課題にするとお下がりのデジカメを持ってやる気充分な態勢です。

ところが、結果から言うと、初日は次男が、2日目は長男の体調が優れなく、途中で敗退となりました。反省文込みで少々長文です。


前日20:00に自宅を出発。200km先の仙流荘に向かいます。
次男はすでに後部座席で寝る体制。道中は混雑もなく23:30頃仙流荘に到着。
4:30頃空が白み始めた頃起床。
懸念された天気も、青空も見えていてまずは一安心。
車内で朝食を済ませ、5:30頃にバス乗り場に向かいます。
既に列はできていましたが、なんとか1台目のバスに乗れました。

6:00に仙流荘を出発。6:45北沢峠到着。
その足でそのまま北沢駒仙小屋に移動。今回、長男には10kg近くの荷物を持たせていますが、軽々と背負って行きます。
受付を済ませテントを設営し終わったのが7:30。予定よりも30分早めにまずは初日の目的地の仙丈ヶ岳に出発しました。

当初は小仙丈からのルートを計画していたのですが、小屋番の方曰く、薮沢ルートの方が傾斜が緩いとのことなので、薮沢ルートから登ることにします。
北沢峠を越えてまずは大平山荘に向かう道を下って行きます。
10分ほどで順調に大平山荘に到着。
そのまま、薮沢ルートに突入しました。

ところが、登り始めて30分もしないうちに次男が「頭が痛い、気持ち悪い」と言い始めます。
しばらく休憩していたのですが一向に良くなる気配がないため、撤退しテントでゆっくりと休むことにしました。
次男は悔しいらしく半泣きになっています。

引き返して大平山荘のベンチで休憩していると、長男から事情を聞いた山荘の奥さんが奥から真っ赤なトマトを持ってきてくれました。
最初は食欲なさげな次男でしたが、少しずつ食べるうちにすっかり元気になり、結局まるごと1つ食べてしまいました。
次男はよほど嬉しかったらしく「次に来るときはここに泊まってみたい」と言っています。

結局、テント場に11:30ころ帰着。特にやることもなく、テント場下の沢で遊んだり、昼寝をしたりで1日目を終えました。明日は再度仙丈ヶ岳に挑戦することになりました。

2日目は夜半から降りだした雨が夜明け頃には小雨になり、判断に迷うところでしたが、西の空には青空も見えていたため6:30頃にテント場を出発。まずは北沢峠カラの出合を目指します。
途中、雨は上がり晴れ間を見えてきたため、雨具を脱ぎTシャツ一枚になります。
ところが、順調に高度を上げ、3合目を過ぎた辺りで今度は長男が「吐き気がする」言い始めました。
それでも本人は頑張りたいらしく「行ける」と言っています。
判断に迷いましたが、本人が行けると言うのでもう少し登ることにします。

大滝の頭についたところで大休止。
ここで再度シンキングタイム。
ペースこそさほど落ちていませんが、長男はかなり辛そうです。
高山病だとしたら高度を上げて良くなることは無いでしょう。
心情的には昨日撤退していることもあり、なんとか登頂を果たしたいところでしたが、長男との話し合いの末にここで残念ですが撤退することに決めました。
次男も昨日の経験があるため納得してくれます。

登りよりもゆっくりのペースでテント場まで下ったのが10:30過ぎ。
ゆっくり片付けても13:00のバスには悠々間に合います。
今回は女王陛下には縁がなかったということで、テントを片付けて帰ることにしました。
帰りのバスでは長男は相変わらず気分は優れず、次男も車酔いで下車した途端に吐いたりする始末。決して楽しい山行ではありませんでしたが、これも良い経験をしたと、前向きに捉えることにします。

<反省材料>
・子供はバス酔いをしやすい。初日の次男の体調不良はバス酔いが原因かもしれない。1日目は午後に来て寝るだけ、2日目以降に山登り。という方が良いかもしれない。

・車中泊も子供がだんだん大きくなってくるとコンパクトカーではかなり手狭です睡眠不足を招きやすい。大人なら多少の睡眠不足でも大丈夫だが、子供は体調への影響を受けやすく、睡眠不足になる要因は極力減らすべきと考える。

・2日目の長男の体調不良は寝不足が原因だろう。子供2人とは言え2人用テントに3人は狭すぎた。長男は次男の寝相の悪さにあまり眠れなかったと言う。もう少し広いテントにするべきだった。

・私を含めて撤退は初めての経験であり判断の難しさを感じた。もしかしたらもう少し頑張れば体調も良くなって登頂できたかもしれないが、子連れではリスクは最小に留めたい。私は早めに撤退の判断を下したのは正解だと思っている。

・子供達も体調が悪くなった側と同行する側を1回の山行で経験できたことは今後の山行には良い経験になったと思う。

・子供達はよほど悔しかったと見え、次回に向けて作戦を練っているようです。えぇなんとしてもリベンジを果たしますとも!

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コメント

お疲れさまでした
inaminさん、こんにちは。

やる気満々だったのに残念でしたね。でも仰るとおり、二人とも良い経験にもなったのではないでしょうか。めげていない所が凄いです
来年のリベンジレポートが今から楽しみです。

私は一度に二人連れて行く勇気がなく、5〜6年前に2年で2回行きました。小屋泊まりにしたのが裏目(高度障害)で、日帰りで降りてきたほうが良かったです。
2011/8/6 12:13
残念でしたね。
初めまして!inaminさん
お邪魔します!

今回は本当に残念でしたね
でも山は逃げませんからまた必ずリベンジして下さい 私の息子も車酔いします

仙流荘から北沢峠間はたしかに子供にはキツイと
思います。
私は昨年、小2の息子と甲斐駒に登りました。
やはりバス酔いが心配だったので
バスに乗る30分前に酔い止め薬を飲ませました。
その時は何の問題もありませんでした。
日帰りでしたので帰りのバスでは
疲れで死んだように寝ていましたよ

yamatyan
2011/8/6 12:37
全くめげてません!
fireboltさん
コメントありがとうございます。

全くめげていないのが救いです。
特に次男は初日の夜は結構へこんでいたので、「もう行かない!」となるかと思っていたのですが、
意外に「今回は運がなかっただけだ」と開き直っています。
リベンジレポート楽しみにしていてください。
2011/8/6 16:21
yamatyanさん
yamatyanさん。
コメントありがとうございます。

これまであまり車酔いには縁がなかったもので、全く気にしてもいませんでした。

あの山岳バスの克服は次回までの課題となりそうです。
2011/8/6 16:26
はじめまして。
inaminさん、こんにちは。
子どもと一緒のテント泊&登山
いつか我が家も!!・・・。
まだまだ先の話ですが。

やはり大人だけとは違い、いろいろ細かく考えないと
難しいんですね。

次回のリベンジレポ、楽しみにしてますね
2011/8/6 17:15
yamayoさん
コメントありがとうございます

子供と登山をはじめた時、まさか南アルプスまで行くとは思っても見ませんでした。
ましてやテント泊でなんて。
勢いとは恐ろしいものです

子連れ登山のポイントはコースタイムに余裕と見ておくことと、
ダメそうなら無理せずあきらめることぐらいでしょうか。
意外と子供達は頑張ってくれるものです。

ところで、どうやらご近所さんのようですね。
出没エリアが似通っているようですので、安倍奥のどこかでお会いできることを楽しみにしています
2011/8/6 18:12
お疲れさまです。
inaminさん、お疲れ様でした。

勇気ある撤退ですね。
次のチャレンジの吉報を期待しております。

自分も南アルプスまで足を伸ばすようになりました。
また、記録を参考にさせていただきます。

子供さん10kgぐらい軽々と背負ってしまうなんてすごいですね。
2011/8/6 20:39
残念でした・・・
Jasperさん

1日経って後から悔しくなってきています。
絶対にもう一度挑戦します (宣言)

私も来月鳳凰三山に行く予定です。
Jasperさんのレポを参考にさせて頂きます。
2011/8/7 8:53
次回に期待♪
お疲れ様でした
子連れは無理せず撤退が基本です。
本人がちゃんと体調を申告した上での撤退ですから、よい経験になったと思います。

高度順化は個人差が激しいので、各自が自分で見つけるしかないですね・・・

次回は山頂まで行けるよう、お祈りしてます
2011/8/7 22:00
sa104komiさん
コメントありがとうございます。

子供の体調は難しいですね
標高が高い、低いだけの話でも無いようですし。
あまり無理はせずに頑張ります

sa104komiさんのレコも拝見いたしました。
ヒロくん、スゴイですね (というかお父さんも!)
ウチの子にも見習わせてやりたいわ・・・
2011/8/7 22:43
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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