氷ノ山 雨の中、途中帰還



- GPS
- 07:15
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,008m
- 下り
- 1,013m
コースタイム
- 山行
- 1:47
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 2:02
- 山行
- 3:04
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 5:14
天候 | 曇/雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
若桜まで鉄道若桜線、そこから「つく米」までは路線バスで行くことができます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはありませんが、上りのコースがいくつかありますのでルートを間違えないように分岐点は気を付けましょう。 |
その他周辺情報 | 氷ノ山キャンプ場の利用料金(1泊)は以下のとおりです。 フリーサイト( 4.8m×4.8m) \2,000 デッキサイト(常設テント) \3,000 バンガロー(ログハウス) \4,000 オートサイト(駐車場付き) \5,000 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ジャンパー
ズボン
サポートタイツ
靴下
グローブ
帽子
靴
雨具
着替え
サブザック
食事(インスタントラーメン等)
行動食(飴)
予備食(カロリーメイト他)
飲料(お茶500mL+600mL)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
箸
地図(地形図)
トレッキングポール
折り畳み椅子
iPhone(GPS
カメラ)
iPad mini
バッテリー
携帯電話
時計
タオル
手拭い
ティッシュペーパー
シュラフ
|
---|---|
備考 | 最近日帰りハイキングばかりだったので ランタン(懐中電灯)、シュラフの下に敷くマットを忘れていた。 夏用のシュラフでは夜が寒かった。毛布が欲しかった。 |
感想
山岳部の中国大会鳥取県予選のため氷ノ山へやってきた。
台風が接近しているため二泊三日の予定を一泊二日に短縮し、コースも若干短縮して大会を実施することになった。
氷ノ山は今年一度登ったことがあるが、今回歩くコースは一部自分の歩いたことのないコースだったので、同じチェックポイント担当の職員と登山前日の午後に下見してみることにした。生徒たちがキャンプサイトでテント設営や炊事等を行っている午後の時間帯に歩いてみた。今回のコースとなっている「自然探勝路」は、仙谷登山口からアルパインスキー場をリフト終点辺りまで登り、そこから右へ折れて林間へ入ったコースだ。杉林の中を歩き、谷を二つほど超えて、スノーピアゲレンデチャレンジコースの一番上のリフトの中間点へ出て、三の丸登山コースと合流する。以前歩いたスノーピアゲレンデを一番下からひたすら上るコースより傾斜は緩やかで変化もあり山歩きの楽しめるコースだ。ヤマレコGPSを頼りにコースの確認を行いながら1時間余りでチェックポイントの合流点へ着くことができた。
その日の夜は、生徒は当然テント泊なのだが、職員は実力に応じてテントを張ったり車中泊したり。私はまだ山での宿泊装備が不十分なのでバンガローを共同で借り、その中でシュラフで寝た。夜中に雨が降ったり風が吹いたりしていて、明日の登山が無事に行えるかどうか心配だった。マットを忘れ、夏用のシュラフしか持っていなかった私はあまりよく眠れないまま、硬い床の上で外の音が気になりながら一夜を明かした。
二日目は朝5時過ぎに起床、生徒登山隊が出発する6:50の30分前に私は出掛けた。風は無いが小雨が降っているので合羽を着なければならない。けれども歩くとどうしても合羽の中が汗で蒸れる、ベンチレーションを上手に行えるかどうかが疲労度に影響する。昨日歩いたのと同じコースを昨日と同じぐらいのペースで歩いてチェックポイントへ到着し、そこで生徒登山隊がやってくるのを待った。トランシーバーでの連絡によると、先導がコースを間違えて引き返したためタイムロスしたチームがあるようだ。台風の接近により当初の予定とコースを変更したことが影響しているのかもしれない。速いチームは規定時間より5分ほど早くこのチェックポイントを通過したが、遅いチームは制限時間を30分ほど超過してしまっていた。その時点でその最終チームも登山を完遂するつもりだったので、チェックポイントの任務を終えた私は最終チームの後をついて三の丸コースを登って行った。しかし、ここが最も斜度がきつい登りの続く場所だ。しばらく登ったところでこの最終チームは登山続行を断念し、下山することにした。雨は降り続いているし、時間もかなり遅れている、生徒たちは疲労している。もう少し登れば傾斜は緩やかになることはわかっているが、コースはまだ3分の2ぐらい残っている。これは勇気ある撤退だったと評価しよう。
結局今回私はピークを踏破できずにほぼ同じコースを2周したことになる。ただ、これは大会引率の仕事だった訳で、チェックポイントの記録係と、途中下山の生徒達を迷わせることなくゴール地点へ返すことができたことで、私の責務は果たせたと思っている。山岳競技というのは一種のサバイバル技術競争なわけで、今回のような悪天候・悪条件下での行動や適切な決断も重要なことだ。けれども、できることならサバイバルではなく気持ちよく山歩きができればそれに越したことは無い。次の大会は是非良い天候に恵まれますようにと祈るのだった。
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