記録ID: 1258518
全員に公開
沢登り
尾瀬・奥利根
宝川水系ナルミズ沢
2017年09月15日(金) [日帰り]
kamog
その他1人
- GPS
- --:--
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 652m
- 下り
- 637m
天候 | 曇り時々晴れ(風強し) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・宝川温泉入口すぐ先に20台程度停められる駐車場あり。 その先は左岸斜面崩壊の修復工事のため車両規制が施されている。(単管ゲート) そこから約3kmで以前からあるゲート。初沢を渡ったところです。 ・トイレ、登山届ポストはなし。他で対応してください。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■朝日岳登山道 ・上記宝川林道終点(初沢)のゲートから平坦な林道(以前と比べ両岸からの 藪が成長している印象。一部崩壊部もあり細くなっている)を小1時間で 朝日岳登山口の標識。 途中左手に分かれる分岐があり吊り橋が架かっているが、そちらは他道なので 右手へ。 ・登山口標識から登山道らしくなり約1時間で宝川徒渉点。ペンキとテープの 箇所を今回は何とか飛び石で渡れたが、増水時は徒渉が不可能になり過去に 流される事故もあるようなので、行きだけでなく帰りの水量も予報で確認です。 ・宝川徒渉点から広河原と呼ばれるウツボギ沢徒渉点まで15分ほど。 この右岸には大き目のタープ3張ほど張れるビバーク適地があります。 平地なので快適です。ただし沢底から高低差1mほどなので増水時は×。 ウツボギ沢も沢を徒渉しなければなりませんので増水時不可。 宝川河原を30mほど歩いて右岸の登山道に入ります。 すぐ1995年F会のナルミズ沢事故慰霊碑。この沢の最大のリスクである 増水のすさまじさを今でも物語っています。 この辺りから登山道は部分的に泥グチャ状態の箇所や登山道上を水が流れる ような道になります。一般登山者の方はハイカット+スパッツがよいです。 沢登りの方は渓流シューズの方がよいでしょう。 約40分ほどで大石沢徒渉点。大石沢とナルミズ沢の二俣から大石沢を20m ほど入ったところです。 ■ナルミズ沢 ・読んで字のごとし上流部や側岸がスラブなので雨が持続したり大雨のときは 一気呵成に増水するので前後の現地天気予報情報は必須。 それにしてもこの沢は比較的平坦で大きな滝はなく、魚止ノ滝8mが一番 落差がある滝でしょう。あとは数m小滝とナメ滝、美しい釜やトロが連続 する非常に美しい渓相を誇っています。 右俣の詰めは天国の詰めとも称される草原のコルに上がりますが、そこから 地蔵ノ頭(1800m。ここで左正面の尾根に入らずルートは右曲します)、 JP(ジャンクションピーク)の登りは笹の薄い踏み跡でズルズル登りで 結構体力使います。天国の詰めとは対照に地獄の下山が舞っています。 朝日岳から宝川に下りるのも、谷川馬蹄形を白毛門駐車場に下るのも 6時間程度かかるので非常に疲れます。 ・遡行グレード:2級下 |
写真
撮影機器:
感想
本当は9/16-17予定だったナルミズ沢。台風接近を危惧して9/15からに前倒ししました。(増水したらえらいこっちゃ、だからねぇ)
けれど当日朝から既に結構な強風。下界は時々陽が射していたけど朝日岳稜線はどんよりした帯状雲が居座り、土曜は気温降下予報だったので、BPや稜線は低体温のリスク大。1390m辺りでリターンしてきました。
宝川林道は温泉すぐ上の駐車場で単管ゲートにより車両規制。まだ過去の崩落工事中でした。素掘りのトンネルを潜り、初沢渡った本来のゲートまで温泉駐車場から約3km。そこから以前より両岸からのすすき藪が多くなった径路、朝日岳登山道を通って宝川徒渉点。アプローチで結構疲れるわぁ。大石沢徒渉点までの登山道は相変わらず泥グチャ状態が随所に現れ、この道を使うにしろ渓流シューズの方がよいかなといった感じでした。
久しぶりに遡ったけれど沢はやっぱりきれいだなぁ★
下山後のお風呂で奥利根マリンの高柳さん(モリさん)と遭遇。10年以上前の水長沢で渡船してもらって以来で懐かしかった。なんか若返ったみたい。利根川本谷や水長沢ではほんとにお世話になりました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:4055人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する