南アルプス深南部 奈良代山〜黒沢山

2017年09月19日(火) 〜 2017年09月20日(水)

• GPS: 32:00
• 距離: 19.7km
• 登り: 1,185m
• 下り: 1,194m

コースタイム

9月19日 　奈良代山林道標高1210m地点（駐車地点）(6:10)→奈良代林道ゲート(7:01~7:10)→奈良代山(7:55)→奥布山(8:34)→シャウヅ山(9:15)→黒沢山(11:42~12:06)→シャウヅ山(14:39)→奥布山15:05
9月20日　 奥布山(8:48)→奈良代林道ゲート(9:40)→駐車地点(10:27)

天候

晴れ/くもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

9/19 7:01

7:00 奈良代山林道ゲート。

9/19 7:48

7:48
奈良代山林道ゲートから林道2.5kmくらいの地点。

9/19 7:55

7:55 奈良代山山頂。
深南部好きにはお馴染みの標識。

9/19 8:06

8:06
シャウヅ山は栃生山とも呼ぶらしい。ここから林道を離れ、登山開始。

9/19 8:34

8:34 奥布山。

9/19 9:15

9:15 シャウヅ山山頂。
いい雰囲気。

9/19 9:15

山頂標識。

9/19 9:39

9:39
黒沢山が姿を現す。

9/19 10:01

10:01
藪が祓われているのはここまで。藪漕ぎ開始！

9/19 11:09

11:09
黒沢山山頂へ続く稜線に合流。

9/19 11:42

11:42 黒沢山山頂。

9/19 11:43

山頂の雰囲気。

9/19 12:21

12:21
黒沢山から下山中。不動岳と大無間山がカッコイイ。

撮影機器：

FinePix XP80 富士フイルム

感想

ymoon

計画では戸中川林道のゲートから奈良代山に登り、黒沢山を経て矢筈尾根から下降する予定だった。しかし、台風の影響か戸中川林道が崩れて通行止めだったので、予定変更。奈良代林道を車で上がり、黒沢山をピストンしてきた。

水窪湖〜奈良代林道ゲート：
水窪湖右岸の舗装された道を車で行くと、道が分岐する。右側のダートの林道が戸中川林道で、左側の上り坂の道路が奈良代林道である。奈良代林道を上がっていく。しばらく行くとやがてガタガタのダートになった。本当に終点まで行けるのか？と不安になり始めた頃、大きな水たまりが2つ連続し、車で進むのはここまでとした。標高1210m付近である。
そこからは林道を終点まで歩いたが、崩落個所などは無く、車でも来れたなと思った。もちろん良い道とは言えず、途中で落石などをどかしながら走ることになりそうだが。奈良代林道ゲート付近はかなり広く、10台くらいは駐車できると思う。

奈良代林道ゲート〜奈良代山：
ゲートからもしばらく林道歩き。ゲートからの距離が書かれた看板が0.5kmごとに設置されていた。たしか2.5kmを過ぎたあたりだったと思うが、”奈良代山入口”の標識に導かれ林道を外れた。はっきりした踏み跡は無く、美しい苔の広場から後は適当に高い方へ登っていった。林道から8分ほどで山頂に到着した。

奈良代山〜奥布山：
奈良代山山頂から林道に戻り、少し歩くと林道が稜線を越えて東側に出る。3km地点である。ここから林道を外れて、奥布山を目指す。はっきりした踏み跡はないが、広くて平坦な尾根は歩きやすかった。たまに赤テープあり。30分ほどで奥布山に到着。

奥布山〜シャウヅ山：
ここも広くてなだらかな尾根で問題なし。後半は笹が出てきて、踏み跡が分かりやすくなった。

シャウヅ山〜黒沢山：
数年前に除草剤が撒かれたようで、しばらくは快適。踏み跡に沿って歩いていった。正面に黒沢山を見ながら散歩気分だったが、長くは続かなかった。シャウヅ山から45分くらいで除草剤は効果切れで、藪漕ぎが始まる。背丈を越える猛烈な笹藪で、一気にペースが落ちた。所々テープがあるが、気にせず尾根を外さないように藪がまだマシな所を狙って歩いた。1時間くらい頑張ると笹も膝くらいの高さとなり、黒沢山と六呂場峠を結ぶ稜線の一角に飛び出した。美しい笹の斜面を登っていくが、気持ちが良いところ。笹が深い所もあるが、さっきほどのことは無い。稜線に出てから40分くらいで黒沢山山頂に到着した。

黒沢山〜水窪湖（帰り）：
同ルート下降。途中で昼寝をしたり、かなりのんびり下った。車まで行ってしまおうかと思ったが、テントと食料がただの歩荷になってしまうので、奥布山近くの平坦地にテントを張った。
翌朝は8時まで寝て、下山開始。車に戻った。水窪湖右岸の道路工事で足止めを食った以外は、問題なく帰路についた。

まとめ：
短い区間だったが、すごい藪漕ぎだった。除草剤が撒かれたことで、本ルートは体力的にかなり易しくなっていることは間違いない。自分は計画を急遽変更したため一泊二日としたが、日帰りも十分可能だと思う。いずれにしても深南部らしい好ルートだった。