鏡島湊道（岐阜駅-四ツ屋-岐阜市鏡島）

2017年09月24日(日) [日帰り]

• GPS: 02:28
• 距離: 7.4km
• 登り: 3m
• 下り: 7m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:28
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:28

7:11 スタート地点
9:39 ゴール地点

07：11　JR岐阜駅
07：53　柳ケ瀬
08：28　四ツ屋の道標
09：33　鏡島の中山道追分

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

バス

行き：JR岐阜駅
帰り：鏡島弘法前（岐阜バス）　JR岐阜行きは1時間に4〜6本ほどあります。

写真

9/24 7:04

岐阜駅北口の「信長ゆめ広場」にある金の織田信長像。2009年に建立。今回はここからスタートします。

9/24 7:05

岐阜駅北口。すっかりオシャレな雰囲気になりました。昔のレンガ造りっぽい駅舎にゴチャゴチャした駅前も味があったけれど。

9/24 7:13

岐阜駅を後にして北へ。住田町繊維街。休日の早朝で静かな岐阜の町を北へ向かって歩きます。

9/24 7:17

玉宮町。岐阜駅から柳ケ瀬へ向かう途中にある飲食店街。沖縄料理のお店や外国の料理を出すお店があったりバリエーション豊富です。

9/24 7:36

金公園に保存されている名鉄モ513の車両。大正生まれの車両で、揖斐線や岐阜市内線で長く使用され平成17年まで約80年間、岐阜の街を駆け抜けた。お疲れ様でした。

9/24 7:38

金神社。いつのまにか鳥居が金ピカになっていました。無事にここに参らせてもらえたことに感謝。こちらの御祭神と伊奈波神社の御祭神は夫婦の関係にあるとか。こちらに祀られているのが奥様だそうです。

9/24 7:45

劇場通りの南口。柳ケ瀬のアーケードに入ります。

9/24 7:48

アクアージュ柳ケ瀬。ギリシャ神殿風です。地名からも想像できるように元々、柳ケ瀬は川の流れる湿地帯だったそうです。今でも地下には水が流れているらしく、それを利用しての小径のようです。

9/24 7:48

岐阜高島屋の東側。人通りがほとんどなく静かなので、なんだか大ホールの中にポツンいるような感じでした。

9/24 7:52

劇場通。柳ケ瀬で人気のゆるキャラだった「やなな」は顔が段ボールでできていました。残念ながら数年前に惜しまれつつも引退してしまいました。

9/24 7:53

柳ケ瀬本通り。通称：東柳ケ瀬。柳ケ瀬は金華橋通り挟んで東と西に分かれ、東は昼の商店街。西は夜の飲み屋街です。朝はどちらもとても静かです。

9/24 7:53

柳ケ瀬ブルースの歌詞。柳ケ瀬本通りの地面に埋め込まれています。昭和41年に美川憲一さんが歌って大ヒットし柳ケ瀬の名が全国的に知られることになりました。

9/24 7:54

北に向かって小柳町へ。地図を見ていてこの道の微妙なカーブが気になりました。ここに水路が流れているのかも。

9/24 7:57

柳ケ瀬を抜け若宮町通りにある弥八地蔵の龍宮門。昔は巨大なコンクリート製のお地蔵さんが立ってました。老朽化したため取り壊されたとか。この辺りのシンボルだっただけに残念。

9/24 7:59

弥八地蔵に多く並ぶお地蔵さん。

9/24 8:00

本当の弥八地蔵はビルに囲まれた中にあります。今でも地元に愛されたお地蔵様です。

9/24 8:03

住吉町。一気に夜の街な雰囲気になりました。

9/24 8:07

八ツ寺町にある「楠堂之跡」マンホール。この地にあった「楠堂」にちなんでNTT西日本が設置したそうです。

9/24 8:06

「楠堂」メモリアルマンホール設置について。

9/24 8:08

楠堂の由来となった「クスノキ」。現在はNTT西日本の敷地内にあり同社が保存管理されているそうです。

9/24 8:09

岐阜市役所八ツ寺別館（旧・岐阜市立図書館）。昔はよくこの図書館を利用しました。

9/24 8:13

岐阜市のマンホール。こちらはスタンダードなもの。鵜が鮎を追う「鵜飼い」のイメージ。

9/24 8:17

美江寺公園にある松尾国松像。戦時中まで長く岐阜市長をされた方で、市民からの人気も高かったようです。この公園は旧・岐阜市役所の跡地に作られました。

9/24 8:19

ぎふメディアコスモス（旧・岐阜大学病院跡地）。岐阜市立図書館が移転し、こちらに新しいモダンな図書館ができました。まだ開館時間まで30分以上あるのに入り口には行列ができていました。

9/24 8:20

旧・岐阜県庁。大正13年から昭和41年まで県庁として使用され、県庁移転後は岐阜総合庁舎として平成25年まで使用されていました。老朽化のため一部解体され残った建物も現在は閉鎖中。

9/24 8:28

四ツ屋の道標。「左御本坊道　右谷汲道」とあります。前回はここで終了したので、今回はここを御本坊道の方へ進みます。

9/24 8:31

忠節用水の分水所。現在は暗渠になっていますが金華山麓にある長良川の鏡岩取水所から流れてきた忠節用水がここで分流します。

9/24 8:35

花井屋酒店さん。この街道は「京道」または「岐阜街道」とよばれ、岐阜の町から鏡島で中山道へ合流するため使われたそうです。

9/24 8:35

左へ進むと鏡島方面へ、右へ進むと西別院（御本坊）へ行きます。中央に道標があります。

9/24 8:36

従是御本坊道の道標。嘉永五年に名古屋京町通益屋町の河村屋安兵衛という人が建立されしたようです。ネット検索したら名古屋に「河村屋」という2年前閉店した老舗の料理店があったそうです。関係あるのでしょうか？

9/24 8:39

西別院の隣にある西野町公園。園内に池があり、水を引いている所が「井」の形をしています。「井」は岐阜市のマークでもあり、岐阜の古名は「井ノ口」というのでそれにあやかったものでしょうか。

9/24 8:42

本願寺派岐阜別院（通称：西別院）。お年寄りは「ごぼさま」って呼んでましたね。

9/24 8:47

忠節用水はこの真っすぐの細い道の下を流れています。明治時代の地図を見ると周りは全て水田で、この用水路のみ描かれていました。

9/24 8:50

西野町をまっすぐ進みます。

9/24 8:59

まっすぐ進んだ先は堤防に上がっていきます。

9/24 8:59

大縄場公園の記念塔。昭和初期に大規模な長良川改修が行われ、その完成を記念して昭和14年に建立されたものです。この近くに岐阜高校があり周辺は住宅地になっていますが、この河川改修前は全て堤外の河川敷でした。

9/24 9:04

長良川と今泉排水門。今は跡形もありませんが、ここに「亀の渡し」があったといいます。

9/24 9:05

堤防の上には「亀の渡し」の目印だった灯篭がありました。「谷汲山」と彫られています。隣には今泉閘門と彫られた石があります。

9/24 9:05

「亀の渡しの説明文」

9/24 9:06

今泉排水機場。岐阜市内を通ってきた忠節用水の排水のため設けられています。

9/24 9:16

堤防を降りて西へ進みます。本荘付近。昭和のころは川島紡績の工場が立ち並んでいました。今はきれいな住宅街に変わりました。

9/24 9:30

鏡島町4丁目。この街道は別名：鏡島湊道とも呼ばれていました。長良川の舟運を利用して鏡島湊で荷揚げされた物資を岐阜の町の運んだ道として利用されたそうです。

9/24 9:33

中山道との合流点。南から来る中山道とここで一緒になり京都へ向かいます。

9/24 9:35

中山道追分の道標。「左岐阜道 せき 上有知 郡上」。反対側かすかに「明治三十六年…」。施主はくずし文字で解読できませんでした。。

9/24 9:36

反対側から見た中山道との追分。ここには論田川という小川が流れ「追分橋」が架かっています。右の中山道を進むと加納宿へ至ります。今回はここで終了。

撮影機器：

DiMAGE X50 コニカ ミノルタ

FinePix T500 富士フイルム

感想

KBZ0126

　前回、高富街道を歩いた時に鏡島をゴール地点にする予定でしたが、途中で少し体調が悪くなって早めに切り上げました。今回は続きで中断地点から鏡島の中山道追分まで歩くことにしましたが短かすぎるのでJR岐阜駅から街をブラブラしつつ歩くことにしました。
　少年時代は岐阜で生まれ育ちましたので、とても懐かしい街歩きになりました。事前に戦前の地図や昔の事柄を少し下調べしてから出かけましたので、地元にいながら全く知らなかった故郷の歴史を肌で感じつつ、自分の過ごした頃の事を思い出しながら楽しく歩くことができました。