紅葉の巻機、米子沢を登る
天候 | 霧雨から晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
初級者でも経験のあるリーダーのもとなら楽しんでいける。 ゴルジュ帯の突破が核心部だが、困難ではない。岩のヌメリには要注意。 |
その他周辺情報 | 湯沢のユングパルナスで入浴。JAF割引で700円。 温泉なのかは多少疑問。広くてすいてはいる。 |
写真
感想
体育の日の三連休は巻機山の米子沢であった。
上越屈指の美渓ということで、一度は行ってみたいと思っていたのだが、オフィスカワサキの川崎ガイドが公募をしていたので申し込んだのである。
川崎さんとは初めてであるが、中堅どころのガイドらしく、日に焼けた顔と濃いヒゲの持ち主で、元気いっぱいである。
同行者は若い女性2人。山を始めて数年とのことだが、沢も含めていろいろ行っているらしい。合計4人のパーティ。
前泊した清水の民宿やまごを5時半に出発。
桜坂の駐車場に着くと車だらけ人だらけで、この時期の巻機山の人気がよくわかる。路上駐車も多いが、整備されてない広場には誰も入ってないのでここに駐車。
沢支度をしてスタート。
井戸尾根方面は行列になるほどの人だが、米子沢はすいている。といっても、僕らの他に数組が入っていて、それなりに沢も賑わっている。
朝方までは霧雨だったが、登るにつれて徐々に晴れてくる。
振り返るとガスに覆われた稜線もはっきりしてきて、上方の紅葉も美しくなってきた。
沢自体はナメと登りやすい滝で難しくはないが、ルートの取り方には観察眼が多少いるかもしれない。
大きな滝では念のためロープをつないでいくが、他のパーティはフリーで登っている方が多い。
ゴルジュの中の連瀑帯が核心部で、狭いゴルジュの中を次から次へと滝が続き、へつったり釜に浸かったりして攻略する。これが沢登りの醍醐味であろう。
これを越えると大ナメが数百メートル続く。
美しい光景だが、結構ヌメリがあるし、滑ったら下まで落ちていくだろう。僕はラバー底だが、全然引っかからないこともしばしばであった。ロープがなければ大変だ。
だが、このような美しい沢を初級者の技術で行けるのだから貴重な沢といえる。
まわりは紅葉の真っ盛りで、まるで雑誌のグラビアの様な光景。
その中を楽しみながら進んでいけば、やがて源頭となって避難小屋の水場に行き着く。
天気は最高で、避難小屋も混雑。テントが数張あったが、今夜の泊まりは最高と思う。
だが、下っていく途中もたくさんの人があがっていったから、避難小屋は満員、テント場も張れるかどうか。人ごとながら気になる。
少し時間がおしていたので、山頂はパス。前巻機山からの周囲の眺めと紅葉を楽しんで下山。
尾根を降りながらも紅葉に囲まれていたが、途中から登山道が大渋滞。
狭い道では追い越すこともかなわず、休み場所もないので、どろどろの粘土質の急な道を休みなく下る羽目になった。
登りは天国、下りはやや地獄といった感じとなってしまった。
最後のおまけは、一時停止違反でパトにつかまり、7000円の反則金と減点2を食らったことと、関越の大渋滞であった。
自宅に帰り着いた時には日付が変わっていた。
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