高千穂峰 霧島登山マラソン


- GPS
- 03:40
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,342m
- 下り
- 938m
コースタイム
天候 | 晴れ 稜線は薄いガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
会場付近に駐車場があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
迷いやすい箇所に係員やフラッグがありとても親切でした。 下りは足が取られやすいので混雑時は特に注意。 |
その他周辺情報 | 湯之元温泉を利用。参加賞として3つの温泉の無料チケットを選べます。 古びたというよりは味のある温泉旅館と感じました。 こじんまりとしていますが赤濁の湯と強い炭酸泉の良温泉です。 |
写真
感想
霧島登山マラソンの本番がやってきました。
霧島登山マラソンはオフィシャルに地元企業や自衛隊が名を連ね、自衛隊隊員は元より地元高校生も多数参加するほのぼの地域密着型のイベントです。
参加者は400名程度とこじんまりとしていますが、大量の地元特産品のおみやげに地元の牛や豚を使ったバーベキューとお酒、温泉無料チケットをもらえるにも関わらず参加費¥3000という破格設定で、遠く関東からの参加者も多く見られるほどの知る人ぞ知る大会のようです。
そんな本大会ですが、コースはなかなか鬼畜で、会場から登山口まで5.5kmが舗装林道、その後傾斜がきつい登山道に入り3.5km。距離9.0km、標高差1200mの登り一辺倒の乳酸蓄積系山岳レースです。
過去3回の試走でペース配分の難しさを嫌というほど実感しているので、周りのペースに巻き込まれないことを心掛けました。
おそらく参加者の中では「登山道に入ると追い抜きが難しくなる」という考えがあるのだろうが、レースが始まるとかなりのペースで追い抜かれる。
追い抜かれるのを我慢して我慢してマイペースを守った結果、1.0km地点あたりからは逆に追い抜くことが増えた。
それでも心拍数は常時180台!!だいぶ引っ張られていたようです。
試走よりも距離が長いにも関わらず3分短縮して登山口に到着。
水を500ccだけ持っているので登山口エイドは寄らずに5人ほどパス。
登山道に入っても周りのペースが落ちることなくハイペースで登る。
ちょっとこのペースだと最後まで持たないぞと思っていたころにようやく(?)少しばかりペースの落ちた集団に捕まった。抜ける箇所で一気に抜いて前方に出る。
このあたりだっただろうか、突然近くで花火が上がった。
一位がゴールしたようだ。1時間3分ほど。こっちはまだ2/3だよ。。。
すごい人もいたもんだ。
その後はペースメーカーを見つけては登り、その人のペースが落ちたらパスする。
そうやって少しづつ息を整えて、稜線に出るころにはだいぶ復活していた。
稜線からは単独でいることが多く、登山者有利な足場の悪いガシガシ系の登りということもありハイペースで行けた。
さすがに脚の重さを感じてはいたが動かないほどではない。
山頂直下で「このペースなら40分切りいけるぞ!」との叫び声が聞こえた。
45分を切るペースだと思っていたので驚いて時計を見たら確かにいけそう。
最後のペースメーカーにしていた方を姑息にもゴール手前で追い抜きゴール。
結果は1:39。目標の45分切りを大きく上回るタイムに驚いた。
これがレースなのかぁ。すごいね、正直そう思った。
実際のところ、大会に向けて体調を整え食事に気を使い、荷物は軽く憂いもない。
また、普段抑えている負けん気が出て少しオーバーペースになったり。
そういった複数の要因で普段以上の力が出せたのでしょう。
でもそれがあると自分への自信にもなるし、モチベーションも高まる。
それになにより、ゴールした後のやりきった感。
身体は疲労困憊なのに心はスッキリ爽快。
競技者が持つ特有の爽やかさの正体はこれなんだな。
地元の大会でもあるし、本ルートが気に入りました。
また来年も参加したいと思います。
精進して次は30分切りかな。
コメント
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mattsooさん、目標達成おめでとうございます!
レース前、試走のタイムから必ず目標達成出来るはず!とは思っていましたが、目標の1時間45分を大きく上回る1時間39分はお見事です
トレーニングから試走・直前の調整までかなり上手にレースに合わせられましたね。
こういう地道な積み重ねで目標を達成出来た後の爽快感と充実感はまさに競技者特有のものだと思います!
ポテンシャルとそれをコントロールする力がある方なので今後も頑張ってください
コメントありがとうございます!
kaikaireiさんのおっしゃるとおり、本番マジックでまさかのタイムでした
今回のレース参加は、あくまでも少ない休みで長い距離を歩くために始めたロング山行、そしてそのトレーニングとして始めたランニング、そこから発展したトレランの第一歩でした。
レースに力を入れるつもりは今のところありませんが、体力トレーニングとしてのレース参加は明確な目標も持てて有意義だと感じました。
kaikaireiさんほど追い込める自信はありませんけど、自分なりにやっています
文面から臨場感と達成感が伝わってきます。
お忙しい中でもトレーニングを重ねる姿に感心いたします。
山頂小屋の中のポスターを眺めて、鬼のようなレースだろうなとは思っていましたが、山頂直下の登りはやはり鬼のようですね…
お疲れ様でした!
コメントありがとうございます!
最寄りのコースなので時間を食われずに試走できたのは大きかったです。
本当はくじゅうや大崩にも行きたいとは思っているのですが、丸一日程度の時間が取れずになかなか機会が巡ってきません。。
本当に鬼のようなレースで、レース後から翌日にかけて目まいが収まりませんでした
長時間に渡る異常心拍数のせいでしょうが、寿命が数日縮まったのではないかと密かに思っています
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