飯豊山 (川入から本山往復)
- GPS
- 29:10
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 2,161m
- 下り
- 2,144m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 8:50
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 5:24
5:27御沢野営場駐車場-8:49三国小屋-10:11切合小屋-11:55本山小屋-12:04本山小屋テント場
テント設営と休憩
13:01テント場発-13:19飯豊山山頂-14:17テント場
10月9日(月)
5:10テント場-6:30切合小屋-7:40三国小屋-10:30御沢野営場駐車場
天候 | 10月8日(日) 曇り後晴れ、夜半までほぼ無風 10月9日(月) 晴れ、微風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道の整備は良く迷うような所はないが、全般的にルートを示すマーキングやペイントの類はとても少ない。以下他に気付いたところなど。 ・御沢野営場-地蔵山分岐-三国岳(三国小屋) 始め砂利道を少し歩いた後に樹林帯の登りに入る。展望はない。途中の水場は利用可能。所々泥濘の箇所があり、気にする人はスパッツの利用を薦める。三国岳付近まであがると展望も開ける。三国岳付近の岩場(剣ヶ峰)は岩が滑り易く気が抜けないところ。岩場の始まるあたりから三国小屋までストックは仕舞ったほうが無難。 ・三国岳(三国小屋)-切合小屋-本山小屋-飯豊山 アップダウンを繰り返すが、大きく登るのは本山小屋の手前の斜面。切合小屋前の水場と、本山小屋手前の水場はどちらも利用可能だったが、前者はシーズン中のみ。この区間は展望も良い。 ・本山小屋のテント場について 本山小屋手前の稜線上にあり、石積みがあるところと平地のところの2種類がある。土地は広いが張れる場所は限られており、15張り程度が最大か。石積みのあるところは風を遮ってくれる。水場は岩場を通ったりするので、サンダルなどでの往復は薦められない。下り5分、登り8分くらい。テント場で携帯は利用可能、スマホで天気予報を確認したり下界との連絡にも利用できた。 |
写真
感想
初日。埼玉の自宅を深夜に出て御沢野営場駐車場に到着したのは5時30分頃。混雑を心配したが空いていた。運転疲れで食欲皆無だったが無理におにぎりを1個食べ、準備をして出発。まだ暗いのでヘッドライトを点灯して歩き始める。10分ほどほぼ平坦な砂利道を歩いた後本格的な登山道が始まる。いきなりの急登。昨日までの雨というか湿気が森の中に残っているような気がして、蒸し暑い。すぐに汗が滲み始め、時期に滴るほどに。10月になっても暑い日は暑い。暑くて汗をかくと必ず足が攣るので意識的にペースを落として先に進む。それでも最初は樹林帯で眺めもなく退屈なのでコースタイムよりは大分早く進んでしまう。水場で水を少しのみ、地蔵岳の分岐付近まで上がるとようやく展望が開けてきたが、天気は曇りで先は見通せない。それでも周囲は紅葉していてきれい。ここまでは登り一辺倒だったが、この先はアップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていく。登山者は多いので、ここまで抜いたり抜かれたりを繰り返しながらだったが、剣ヶ峰手前付近でストックを仕舞っているパーティがあった。どうせ大したことないだろうと思って自分はそのまま進んだが、これは半分当たりで半分ハズレだった。岩場と言ってもそれほど厳しいものではないのだが、岩が滑り易く、気を抜くと滑落しそう。ストックがあると邪魔というほどではないし、所々あったほうが歩き易いところもあったが、両手で登ったほうが良い箇所が多かったのも確かだった。今回はこちらはテント泊装備なので重いが、足下は軽めのシューズで来たのが間違いだったかもしれない。岩場でのグリップが良くなかった。案外険悪な剣ヶ峰付近を無事やり過ごして無事三国小屋に到着。今回は完全ピストンなので、あの岩場をもう一度通るかと思うとちょっと気が滅入った。小屋前で休憩して先を急ぐ。ここから先は樹林帯を抜けたので展望の広がる稜線歩きだが、アップダウンを繰り返す。それでも登り基調なので標高は上がっていく。切合小屋で休憩と給水。水場はシーズン中であればあちこちあるので、多く持つ必要はなさそう。本山小屋まえの急坂をこなすと開けたところに出る。テントが数張りで、ここがテント場のようだった。何処に張ったものか逡巡しながらさらに登り、本山小屋に到着。ここまで約6.5時間かかった。テントの受付を済ませて重荷を担いでテント場まで戻る。テント場はいくつか石積みのあるところがあって、そこは恐らく風除けとしてはベストと思われた。まだテント泊者が多く到着する前だったので比較的良い場所に自分も張ることができた。後で分かったことだが、テントから出ると猪苗代湖と磐梯山が見えた。休憩の後に飯豊山へ向けて歩き出す。軽荷なのであっと言う間に山頂到着。朝のうちは雲が多く、ガスも湧いていたが、いつの間にかそれらもなくなり、山頂からは周囲の山々が見渡せた。それでも所々雲がかかってはいたが、朝の真っ白な状況と比べたら文句は言えない。今回は大日岳まで行こうかとも思っていたが、本山の山頂から見るとかなり遠そう。2泊できれば余裕だが、1泊だと初日か2日目に相当がんばらないと無理なので諦めることに。標高2000メートルを超える山頂で、しかも10月であるが、長袖のシャツ1枚で寒さを全く感じない。気温が高いと言うよりも、無風だったのが良かったようだ。山頂に長々と滞在した後に下山。その後は夕方までテント場にてダラダラする。ストレッチなどもするが、足の疲労が気になる。夕方は、テント場から夕日が沈むのが見える。17時30分頃日の入り、きれいな夕焼けショーだった。日の入り後はやはり寒くなるが、それでも10月の標高2000メートル超えとは思えない暖かさだった。
2日目。昨日は夕方までは暖かく、持ってきた防寒着を着込むことなく寝入るが、途中で寒さを感じるようになって全部着た。風も深夜頃から吹いてきたようで、寝ていてもテントが揺すられた。今日は下るだけなのでゆっくりでもよいのだが、それでも暗いうちに起き出して準備を始める。外は風は吹いてはいたが寒さはそれほどでもなかった。昨夜が暖かく、その後気温が下がったので、テント派盛大に結露していた。水気を払いきるのは到底無理なので何度か払ってびしょ濡れのままでパッキング。水分が凍っていないので、気温もそこまで下がっていなかったのだろう。出発前、5分ほど登り返して小屋に行き用を済ませ、5時過ぎになってテント場を出発。日の出を山頂で迎えると思われる登山者が続々登って来る。稜線で明るいので、ヘッドライトは早々に消して歩く。下りの途中で日の出を迎え、立ち止まって鑑賞と写真撮影。日が出てくると暑さを感じるようになる。今日は昨日一度歩いたところを戻るだけなのであまり楽しみはない。怪我しないように下る。登りに長く感じた剣ヶ峰の岩場も、帰りは案外短く感じた。途中休憩と給水をしながら進むが、足裏にまたマメを作ってしまい下りがつらい。右膝も痛。最近はどこも痛くならずに山行を終えることが難しくなっている。テント場を出て5.5時間程で駐車場に到着。自宅にはテントを干す場がないので、ここで干してから帰ることに。その後、東北道の大渋滞につかまり、自宅に着くまで7.5時間かかった。飯豊山は良い山だったが、なかなか再訪は難しい。
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