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Yamareco

記録ID: 1296551
全員に公開
沢登り
八幡平・岩手山・秋田駒

奥森吉 桃洞沢〜赤水沢遡行

2017年10月26日(木) 〜 2017年10月28日(土)
 - 拍手
GPS
--:--
距離
15.2km
上り
342m
下り
348m

コースタイム

1日目
山行
15:13
休憩
0:20
合計
15:33
7:02
7:08
18
7:26
7:26
54
8:20
8:20
19
8:39
8:39
141
11:00
11:14
286
16:00
16:00
30
16:30
16:00
245
20:05
20:05
69
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場:森吉鳥獣保護センター
コース状況/
危険箇所等
・桃洞沢は分岐にピンクテープあり
・赤水沢の懸垂支点に残置されているスリングは古いものもあるので要注意
・赤水沢の滝にはそれぞれ残置ボルト多数
・全体的にナメ床が続いている美渓
その他周辺情報 奥森吉青少年野外活動基地のキャンプ場は予約制
森吉山鳥獣保護センターを出発
2017年10月27日 06:11撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 6:11
森吉山鳥獣保護センターを出発
トレッキングルートが続いている
2017年10月27日 06:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 6:31
トレッキングルートが続いている
桃洞沢と赤水沢の分岐
2017年10月27日 06:55撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 6:55
桃洞沢と赤水沢の分岐
桃洞沢へ向かう道
2017年10月27日 07:17撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 7:17
桃洞沢へ向かう道
こんなところもあった
2017年10月27日 07:20撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
10/27 7:20
こんなところもあった
2017年10月27日 07:23撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
10/27 7:23
桃洞滝にて
左岸のマタギステップを使って登る
2017年10月27日 07:26撮影 by  iPhone 6s, Apple
2
10/27 7:26
桃洞滝にて
左岸のマタギステップを使って登る
中滝
2017年10月27日 08:16撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
10/27 8:16
中滝
右岸にフィックスロープを貼って直登
2017年10月27日 08:24撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
10/27 8:24
右岸にフィックスロープを貼って直登
おとこたき
2017年10月27日 08:35撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 8:35
おとこたき
右岸の残置ロープや残置ボルトを手掛かりにして直登
2017年10月27日 08:39撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 8:39
右岸の残置ロープや残置ボルトを手掛かりにして直登
2017年10月27日 08:48撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 8:48
詰め
2017年10月27日 10:39撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 10:39
詰め
源頭より赤水沢方面を望む
2017年10月27日 11:00撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 11:00
源頭より赤水沢方面を望む
たぶんナメコ
2017年10月27日 11:22撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 11:22
たぶんナメコ
赤水沢の支沢を下る
いやらしい滝がいくつもあった
2017年10月27日 11:57撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
10/27 11:57
赤水沢の支沢を下る
いやらしい滝がいくつもあった
赤水沢合流地点付近
2017年10月27日 12:17撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 12:17
赤水沢合流地点付近
1つ目の滝を懸垂下降
1つ目の滝を懸垂下降
広いナメです
2017年10月27日 12:20撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 12:20
広いナメです
たしか2つ目の滝
2017年10月27日 12:39撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 12:39
たしか2つ目の滝
いやらしいところはフィックスをセット
2017年10月27日 14:25撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 14:25
いやらしいところはフィックスをセット
どこだっけ?
2017年10月27日 13:11撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
10/27 13:11
どこだっけ?
玉川合流地点
2017年10月27日 16:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 16:30
玉川合流地点
桃洞沢・赤水沢分岐にやっとの思いで到着
2017年10月27日 20:18撮影 by  iPhone 6s, Apple
10/27 20:18
桃洞沢・赤水沢分岐にやっとの思いで到着
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング ロープスリング 渓流シューズ
共同装備
ファーストエイドキット ツェルト ロープ

感想

学祭期間中の山行として森吉山系の桃洞沢〜赤水沢を遡行してきた。今回は本格的な沢遡行が初めてのメンバーが多くいて嬉しかった反面、メンバーのほとんどが1年生で占められてた沢遡行パーティーだったため、CLの私もかなり緊張していた。トラブルはあったが、とにかく無事に帰ることができ、1年生も多くの経験値を積んだため、実りある山行だったと思っている。

当日は朝6時頃に森吉山野生鳥獣センターを出発した。桃洞滝までの整備されたトレッキングルートを行く。気温は日が昇るとそんなに低くは感じなかった。桃洞沢・赤水沢の分岐を過ぎるとナメが続く本山域特有の景観が現れ始める。程なく桃洞滝に到着。ブッシュをいっさい纏わないツルりとした滝はなかなか綺麗だ。桃洞滝は左岸にあるマタギステップと呼ばれる岩の窪みを頼りに登る。ロープは使わなかった。マタギステップはこの滝以外にも多くあり、滝を登りやすくしてくれている。桃洞滝を過ぎると綺麗なナメが延々と続く。歩きやすいし、景観も素晴らしいので、初心者を連れて来るにはうってつけの沢だと感じた。続く中ノ滝はフリーソロでも登れるが、大事をとって右岸にロープをブーリンノットで固定した。そんなに難しくはない。その次に出てくる男滝は傾斜はそこそこあるが、残置ロープとボルトを頼りにくればロープで確保する必要はない。男滝を超えると沢がだんだん細くなり、源頭部へと詰め上がっていく。途中で熊撃退スプレーの誤射が発生し、私が甚大な被害を受けた。口の周りや鼻の穴の堪え難いヒリヒリが1時間ほど続いた。熊撃退スプレーの携帯方法を工夫する必要があるだろう。源頭から赤水沢の支沢を赤水沢へと下る。途中にツルツルしたいやらしい小滝がたくさんあり、メンバー一同苦戦した。赤水沢に下りると懸垂下降が必要な滝がいくつも出てくる。メンバーが多いうえに初心者が多い我々のパーティーは懸垂下降1回1回に多くの時間を要した。これが原因となり、夜間の下山を強いられてしまった。C Lの私としてもその点の想像力が及んでいなかったと反省している。懸垂支点には残置のボルトやスリングが豊富だが、怪しいものもあるため、よく判断して使用する必要がある。玉川は地形図上では登山道が存在するが、実際にはそんなものはいっさいない。玉川を少し進むと遂に日が暮れた。しかし、道に迷っていたわけではなかったので、焦りはなかった。それよりもメンバーの中でヘッドライトを持ってこなかったメンバーがいたのが大きな不安だった。日帰りの山行でもヘッドライトと予備電池は必携の装備だ。暗くなったらどうするのだ。講習会などで説明したはずなのだが… 改めて基礎からの指導が必要だと痛感した。玉川の途中で暗くて深さが分からず、大きくその地点を巻いた箇所があった。これでまたもや多くの時間を要した。21:14にようやく駐車場に下山を完了した。15時間という途方もない時間を要した山行だったが、意外にもメンバーは元気だった。メンバーが沢が嫌いにならずに済んでよかったと思っている。翌日には森吉山ヒバクラコースのトレッキングも予定していたが、駐車場に着いた時刻が遅すぎたため、翌日に弘前へ帰ることにした。

色々とトラブルもあった山行だったが、読図や、ロープワークの基本・応用の実践を1年生に経験させることができてよかった。来年からは私だけでなく、他の部員も沢登りやアルパインクライミングなどの登山道以外のバリエーションルートの山行を組んでくれたらこれほど嬉しいことはない。今回の山行をその糧としてほしい。私の切なる願いである。

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コメント

小言っぽいけど小言じゃないよ!
今年の山行は沢登りが多くて見ていて楽しいです。
1年生を6人連れての強行軍は大変だったことでしょう(自分は2人でも大変だった)。
無事で何よりですが、今回の山行は中々に多くの問題を孕んでいるような気がします。
勿論、遠く離れた地で詳細もわからぬままに批判や意見を垂れる気はさらさらありません。ただ、今回の山行が部内でじっくりと検討、反省され次世代への良き教訓になる事を願っています。
(少なくとも、俺が似たことをやっているのにその反省が活かされてないからネ!これ以上、繰り返さないようにしたいね)
2017/11/3 20:23
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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