札幌岳 (豊滝〜冷水沢コース)
- GPS
- 05:21
- 距離
- 14.3km
- 上り
- 938m
- 下り
- 976m
コースタイム
08:20 豊滝登山口
10:20 札幌岳
12:10 冷水登山口
天候 | 曇り (山頂-5℃) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道〜空沼岳縦走路手前まで整備されておられる方に感謝致します。 (笹狩りは恐らく手鎌でおろう大変なご尽力を感じました。) 主尾根から山頂までの雪の量は踝から足首 空沼岳縦走路手前50mくらいから札幌岳山頂までは 戦意を喪失させる雪藪。 |
写真
感想
山の選択が難しい端境期、いくつかプランはあったが2人とも行ったことないし、今時期なら藪も薄かろうと豊滝コースから札幌岳に登る事にした。
試練が待ち受けているとも知らずに…
林道を歩き始めると程なく雪が見えだし静かな初冬の山を味わいながら進む。
豊滝登山口からは雪の量も多くなり所々、道が不明瞭になるも、しっかりと案内板とピンクテープが設置されている。時折地図で確認しながら目的の主尾根に取り付く。
ここから雪は踝くらいに増えるが淡々と急な尾根を登り、空沼縦走路合流部の主稜線50mくらい手前から雪藪が進路を塞ぐようになる。
それでも踏み跡はあるので雪まみれになりながら主稜線に這い上がる。
安堵したのも束の間、札幌岳方向を見ると激しい雪激藪だ。ここまで来たら行くしかないと進むが藪も灌木も逆目で漕ぎづらいし、全身雪まみれのシャーベットで寒い寒い。灌木の上にあがったり、ハイマツの中をハイハイしながら進み続け、見覚えのある山頂の景色が見えた時はホッとした。
分岐から山頂までの500mがとても長かった。それでも予定より30分しか遅れなかったので頑張りました。あとは安定の冷水コースを消化試合的に降りて無事下山。
当初は今日は車が使えないので冷水登山口までチャリで行って、デポしてチャリで帰ろうぜ!と鬼畜な計画を立てていた奴がいたが、実行していれば2人とも帰りのチャリの上で凍死していたでしょう(笑)
それでも始めて歩く道はワクワクするし、久しぶりに地図とにらめっこしながらルートを確認して試練を打ち破っていく山はアドベンチャー感たっぷりで充実感があり、何度も登っている札幌岳の山頂がとても新鮮に感じました。
結論 : このルートは藪が雪で完全に埋まってから行くべし。
何から書き始めたらいいか悩むほど今日の登山は濃厚でした。
林道から登山口までは問題なく歩けますが、登山口以降は急登の中
落ち葉の上に積もった雪で足元が滑り笹や木に掴まりながらやっとこさ登る、という状態が続きました。
空沼縦走路に辿り着き、ここからは天国だと勘違いし、勝利を確信しましたがここからが正念場。
行く手を阻むかのように進行方向と逆に生える藪たちの歓迎を受け、少しずつ悲しくなってきた時、ハイハイに切り替えて見ると意外と藪回避が出来ることに気づき暫くはハイハイで進みました。
そんな状態も長くは続かずトラバースしながらハイマツを乗り越えなければならなかったり、お腹に絡みつく藪に怒りが爆発しそうになりましたが、
山頂標識がいつもとは逆の方向から見えた時、久しぶりに歓喜の叫びが出ました。
いつもの事ではありますが、雪を被りながら山頂まで引っ張っていただいたsiroさんに本日も感謝であります。
また、豊滝登山口から空沼縦走路までは至る所にピンクテープ、案内板があり管理されている方にも感謝です。
今日は全身を使って登った感覚があり、辛い部分も多々ありましたが
登山というよりかは冒険に近いワクワクした一日となりました。
そして小金湯温泉でsiroさんご家族とお会いし、娘さまがふわふわスカートを履いて更に可愛くなっていた姿に癒されたのでした。
コメント
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今日1番最初に見た人が私だと思います。
豊滝は春に登りましたが稜線までの最後の長い急登、稜線手前の笹のトンネル、クライマックスはその後の頂上までの笹ですね。
最後の笹はかき分けましたので今時期は考えると怖ろしいですね。
知っていたらその選択肢はなかったのではないでしょうか(笑)
その分満足度はすごく高かったことと思います。
下山時、間に合えば豊滝まで送っていきたいとも考えていたのですが、ぜんぜん間に合わなかったし、もとい豊滝に車はなかったのですね^^
t-watanabeさん、はじめまして。
昨日は寒い中お疲れ様でした!初めての豊滝コースで、初の本格的な藪漕ぎでしたが笹とハイマツの力強さにビックリでした笑
登りやすくて親しみのある札幌岳でしたが、昨日の札幌岳登頂は今までで一番充実感を味わうことが出来ました。
ご親切に帰りのお車まで考えていただき感謝いたします!
t-watanabeさん こんにちは
ノートレースでt-watanabeさんがトップ歩いていたのに上から我々が現れてビックリさせてしまったと思います(笑)
ある程度の藪は覚悟していましたが、この時期にあそこまで元気だとは思っていなかったので出鼻をくじかれました。しかし良い経験ができました。
優しいお心づがい染み入ります。ありがとうございました。
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