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記録ID: 131881
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ハイキング
朝日・出羽三山

月山(湯殿山口からピストン)

2011年08月21日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
08:52
距離
11.7km
登り
1,166m
下り
1,155m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

7:30山籠所-8:08湯殿山奥の院-9:10施薬小屋9:18-10:25金姥-10:45牛首-12:14月山12:45-13:43牛首-14:03金姥-14:51施薬小屋-15:52湯殿山奥の院16:00-16:20湯殿山山籠所
天候
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
湯殿山口の夜間閉鎖ゲートの手前に2.30台分の駐車スペース有り。湯殿山山籠所の前に大駐車場、トイレ有り。その他観光地に必ずある食事兼土産物屋数件あり。東京の中野からだと往復900kmのドライブ、夜行日帰りのロンリードライブはさすがに堪えた。尚、今回の山行では、愛用のカメラが、永年の汗と風雪でとうとう逝ってしまい、携帯も充電残量が十分でなかったので、写真は無しとなった。
コース状況/
危険箇所等
湯殿山奥の院から施薬小屋(避難小屋)までは岩の急登。地形図で予想はしていたが、感覚的にはビルの非常階段というか、或いは、地下深い地下鉄のエスカレータというか、見上げるような急登。
今回は前日からの雨天と当日の雨天の影響で、岩道を水が流れ、雨天時にはこのコースは沢登に近い状態を覚悟する必要あり。

感想

3.11大震災の影響で2/13大菩薩以来の半年ぶりの山行となった。東京在住故に特別に被災した訳ではないが、社会的な立場としてオフィスを空けにくい状態が続いた。半年ぶりの山行となるので足馴らし程度の楽な山というう観点から月山をターゲットとした。日頃から20kgを担いでの1時間の踏み台昇降は行っていたが、さすがに半年ぶりの山は堪えた。特に今回の湯殿山からのルートは雨天時には登山道が滝のようになるので余りお薦めできない。
途中ゴンドラとの合流点を過ぎると、俄に人出が増えるが、この日湯殿山口からの入山者は小生を含め6名と思われる。この内、日帰り組は小生の他は埼玉からの青年一人だった様である。
前日の夕食と風呂を東京で済ませた後に東北道と山形道をひた走る。福島を過ぎ、宮城を通過して山形に至るとさすがに遠くに来たものだと思う。最近は山行の御蔭で高速の省エネドライブが板についてきたようで、オディセイというかなり大柄な車で、そこそこ飛ばしながら14km/L程度はマークする。深夜に山籠所前の大駐車場に到着して一杯やって眠りに着く予定が、湯殿山道路は夜間通行止めで、ゲート前のスペースで一杯やって仮眠とすることになった。
翌早朝、明るくなってゲートを見ると、このゲートはPM4:00からAM8:15までは閉鎖されるらしい。スタートはどう早くしてもAM8:30になるから、正味7時間半しかないことになる。(下りは5時まではゲートを通過できるらしい。)
いずれにしても、今日は結構忙しいことになるなと覚悟を決めると7時頃に係の人がゲートに到着する。
小生の風体を見て、「こんな日に月山に登るかね。」と言って、何とも言いようの無い厭な表情をする。「この天気じゃ問題有りますかね?」と聞くと、「問題てこともないけど。」と言って首を傾げる。
「まだ1時間以上開きませんね。」と聞くと、「本当は空けられないんだけど。」と言いつつも空を見ながら通って良いよと言ってゲートを通してくれた。後になって見ると、この1時間早く通してくれたおかげで、日帰りをすることができた。
湯殿山道路は数分で終わり、山籠所の手前の大駐車場に車を留め。身支度やトイレを済ませて歩きはじめる。
凡そ30分程で奥の院(バスの終点)に至る。湯殿山奥の院の傍には滝行場が有り、白装束の行者が屯していた。小生もそこで一服しながら、その内の先達らしき人に登山道の状態を訊ねると「今日月山に登るのですか?」と先ほどのゲート係と同じことを聞く。
小生も。「この天気じゃ問題有りますかね?」と先程と同じことを訊ねると、「多分、登山道は川ですよ。」という。「1時までには下山しないと帰れなくなる危険が有りますよ。」ともいう。先程のゲート係の表情も、1時間も早く通してくれた理由も漸く合点がいった。
滝行場を後にして、最初の渡渉を過ぎると登山道は川だった。見上げる様な急登で地面は岩しかなかったので、緩やかな滝と言っても良いかも知れない。日本語の感覚で「滝」といううのは大袈裟な気もするが、英語の感覚で「fall」というのは差支えない様な気がする。
滑る道と1時間程度格闘して施薬小屋に到着して漸く道が緩やかになる。
更に1時間ほどで、金姥でゴンドラルートと合流すると漸く人出が多くなる。
今回の登山に際しては二つのアイテムを新調した。何れも少々の雨には雨具無しでも対応できると言われているもので、一つはファイントラックのストームゴージュアルパインパンツ、もう一つはヘリテージのコンパクトシェルジャケットである。
新品ということもあるが、確かに雨具を脱ぎ着するのが面倒になる程度の状況では十分に使えると思った。しかし稜線に出ると、流石に寒いので、雨具に着替えた。
牛首を過ぎた辺りから再び急登が始まり、この急登を登り切ると山頂社に至る。
山頂社では大枚を払って祝詞を受けないと山頂に通してくれない。山頂社で祝詞を受けた後に、悔しいので小生も月山山頂で祝詞を奏上した。宮司は何だコイツはという顔をしていた。
登拝後、小屋の庇で行厨を済ませた時点で12:45。滝行場で聞いたタイムリミットには何とか間に合ったので、下山を急ぐ。
施薬小屋を過ぎた後の急降下は、流石に怖い。登りと変わらない時間を必要とする。
何とか閉まる前にゲートを通過することができた。
このルートは雨の日には歩かない方が良い。それにしても半年ぶりの山行は堪える。往復900kmのロンリードライブは更に堪える。

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