今年の冬山は稲子岳から


天候 | 晴れ・強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。中山峠手前の急斜面はなだれが出ることがあるとのこと。 |
写真
感想
冬山のシーズンになってきた。
足慣らしも兼ねて、初冬の山を歩こうと思い、福田ガイドの稲子岳、天狗岳に参加する。
まだ、晩秋の服装で大丈夫かと思っていたが、今年は早くから雪が多く、いきなり冬山本番となってしまう。
久しぶりに履いたアイゼンの感触を思い出すにはよかったのだが。
11月25日、ジムニーで稲子湯へ。まだスタッドレスに履き替えてないからいささか不安ではあったが、路面は薄い雪で4WDーLでごまかしながら入る。
稲子湯で福田さんともう1名の参加者と合流。今日の行程はしらびそ小屋まで行き、休憩した後、稲子岳を往復するというものだ。
登山口の雪も薄いが、しばらく登ると雪が出てくる。
12本アイゼンではじゃまだし、チェーンアイゼンでちょうどよいくらいである。
この時期としては立派な雪景色だ。今年はシーズンが早いのだろうか。
ミドリ池も完全結氷していて、中央まで入っていける。見上げる東天狗岳は冬の様相で風が強そうである。
小屋でうどんを食べて、稲子岳に向かう。
お二人は途中で12本爪をつけるが、雪があまりついてない今の時期は、稲子岳への道に石が多くて穴だらけなので、僕はチェーンでとおす。
到達した稲子岳の山頂は最高の展望台。
東側の奥秩父や両神、西上州方面の山もよいが、やはり目の前の天狗岳と硫黄岳が迫力がある。ガスと雪の鎧に覆われている。
風が強いので、写真を撮って下山。
到着したしらびそ小屋はのんびりしたムードが相変わらずだ。なんと若い女性のグループが宿泊するということで、賑やかそうである。
夕食はそのグループと一緒。酒を飲みながらゆっくりするが、お話はできなかった。残念。
翌朝も最高の天気だが、稜線は強風のようだ。雪煙が舞っている。
昨日の道を再び登る。中山峠への最後の急登をこなすとやはり強風。
この風では天狗は危険と判断して中山展望台を目指すことにする。こちらも眺めはよい。
木々が完全に雪に埋まってはいないので、もこもことしている。この造形も面白いものだ。
展望台に出ると半端ない強風で、あおられる。
北アルプス方面は吹雪の中だが、常念岳は見えていた。北側の妙高方面や浅間山から谷川岳方面は見えているからこの天気としてはよい方である。
シュカブラやエビのしっぽなども面白く写真が楽しい。
引き返して黒百合ヒュッテで昼食。カレーやシチューなどメニューが豊富なのがありがたい。
こたつに入ってゆっくりさせてもらう。外に出るのがおっくうになりそうだが、後ろ髪を引かれながら下山する。
しらびそ小屋でまたお茶をごちそうになって、ゆっくり稲子湯に帰る。
帰り道はもう雪は溶けていてなんでもない。
冬山シーズン始めの足慣らしとしては十分であった。年末年始の登山に向けて準備しなければ。
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