高旗山 天測点と子午線標

2017年12月10日(日) [日帰り]

• GPS: 02:04
• 距離: 3.7km
• 登り: 292m
• 下り: 290m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:30
• 休憩: 0:30
• 合計: 2:00

8:23 高旗山登山口
8:50 8:50 高旗鉱山跡分岐
9:18 9:48 高旗山
10:05 10:05 高旗鉱山跡分岐
10:21 10:21 高旗山登山口
10:23 ゴール地点

写真

駐車スペースには5，6台は駐められそう　
登山口までは少し歩く

登山口　
参道入り口でもある

野ねずみかしら　
小さなトレースを見ると心和む

緩やかな登り

唯一の急登？　
滑るのでロープがありがたい　
ちょうど良い太さと堅さ　
変わったロープと思ったら

こういう使い方もあったのね！

雪に埋もれて

掘り起こしてみました

青い空

もう少し！

鳥居をくぐると

高籏山山頂

一等三角点（本点）：高籏山
967.93m

宇奈己呂和気神社（うなころわけじんじゃ） 奥宮　
溶岩で作ったと思われる祠

那須茶臼岳、朝日岳、三本槍岳

旭岳（赤崩山）、裏那須の山々

風も無く穏やか

大戸岳

猪苗代湖

磐梯山

川桁山、天狗角力取山

御霊櫃峠から大将旗山、安積山（額取山）への縦走路

安達太良連峰

磐梯山

今日の目的

高旗山天測点　
天文観測を行うための台座ですね　
全国で48カ所、福島県内では唯一

地理調査所　
国土地理院の前身ですね

木が無かった設置時には、子午線標方向は見渡せたはず　
今は何も見えない

それにしても良い景色

風も無く

昼寝したくなる

誰かいるかな？

旭岳

二岐山

下山します　
気温が上がり、大分溶けてきた

高旗山の7.7kmほど真南にある高旗山子午線標

当時の苦労が忍ばれる

木々の間から高旗山　
当然だが山頂を向いている

感想

権五郎

高旗山の展望を楽しみつつ、天測点、子午線標を訪ねる山行を。

思っていたより雪は多かったが、問題なく歩ける。
緩やかな登山道は、のんびり歩くにはもってこいだ。
程なく山頂に着けば、一等三角点峰だけあって展望は抜群だ。
ほとんど風も無く、気持ち良い一時を過ごせた。

福島県内には県境にあるものも含めて、一等三角点が31箇所あり、うち本点が11箇所。さらに天測点は県内唯一だ。
天測点とは、一等三角点の精度向上等を目的として、天文観測を行うための観測機器を載せる台座。
天体観測を行うためには、観測機器を正確にセットしなければならない。
そのための目標物が子午線標だ。
ここにランプのような明かりを置き、天測点から観測して観測機器の向きを正確に合わせるのだ。

今はGPS等、高精度の観測方法があるので、実際に使われることは無いが、先人が正確な地図を作るために重い観測機器を運んで来たと思うと、頭が下がる。
苦労して埋設した三角点も、大事に扱っていかなければならない。
足で踏みつけるなどもってのほか。
我々が安全に山行を楽しむことが出来るのも、先人の苦労があってのことと、感謝の一日でした。