観音山〜牛首峠 秩父札所31番観音院から周回

2017年12月14日(木) [日帰り]

• GPS: 02:15
• 距離: 3.4km
• 登り: 378m
• 下り: 375m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:15
• 合計: 2:15

12:10 観音院駐車場
12:20 札所31番 鷲窟山観音院
13:00 13:15 観音山
14:05 牛首峠
14:25 観音院駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道299号線で小鹿野町へ
栗尾バス停で国道を離れ、西に向かい道なりに行くとi
約3kmの道路の終点が観音院の駐車場
トイレあります

コース状況／危険箇所等

標識は良く整備されています

観音山分岐から牛首峠を廻る道は
あまり歩かれていない感じを受けました
鎖場の通過は問題なく
特に危険と思われる場所はありません

その他周辺情報

両神温泉　薬師の湯
http://www.kanko-ogano.jp/archives/1503/

写真

12/14 9:26

蓼科山
佐久平は快晴♪同じ信州でも、北部と中部でこんなにも違う天気。出かけて来て良かったです(^.^)埼玉県はもっと晴天のはず♪

12/14 9:44

少し雲のかかった浅間山

12/14 11:36

奇峰二子山
峠から見る険しさにいつもドキドキ！登った日の緊張感を思い出すと、今は眺めているだけで十分(^^ゞ

12/14 12:00

水子地蔵寺
観音院駐車場に向かう途中にあります。何万というお地蔵さまと風車の廻る様は壮観(*_*;

12/14 12:00

山の斜面の上まで

12/14 12:01

夥しい数のお地蔵様が並び、静かな山合いに風車の一斉に回る音が大きく響きそうに感じます。

12/14 12:12

観音院駐車場に到着
昼どきですが、お参りする方も居ないらしく、先行車なし、ひっそり

12/14 12:13

牛首峠への登山道入口。集回してここに戻る予定。

12/14 12:14

橋を渡ると仁王門

12/14 12:14

写真ではうまく撮れませんでしたが、恐そうな形相で出迎えられました！

12/14 12:15

一枚の石から掘り出されているそう。ということで日本一！

12/14 12:15

急な石段
山寺を思い起こさせますね(^^)/

12/14 12:19

頭上の断崖
どうか崩落して来ませんように

12/14 12:21

西奥の院分岐
崩壊し、通行不可のようです

12/14 12:22

観音院はオーバーハングした巨石の下に建てられています

12/14 12:23

屋根の上に天然の屋根が厳かな雰囲気を一層醸しています

12/14 12:26

目の下に観音院

12/14 12:26

分岐
東奥の院に立ち寄り、引き返して観音山へ

12/14 12:27

谷向かいに西奥の院

12/14 12:28

東奥の院

12/14 12:32

又しても急な登りで、今度は木段

12/14 12:35

合流点
水子地蔵寺と登山道が繋がっているようですが、あまり歩かれている感じがしません。

12/14 12:41

合流点からこの標識までは殆ど水平道

12/14 12:45

仁王尊細工場跡
切り出した石をここで彫り上げたのですね。少し傾斜の緩んだ場所ですが、ここから門まで運び下ろすのは大変な仕事だったでしょう。先人たちの根気と努力の想像がつきません。

12/14 12:55

尾根が近付きました。山頂ももうすぐ！

12/14 12:57

木々の間に西秩父桃湖

12/14 12:59

仁王尊様石場跡
尾根の上から石を切り出したのですか(*_*)急斜面をごろごろ転がしたんでしょうか？

12/14 13:02

観音山山頂に到着
尾根に付くと数分で山頂♪

12/14 13:02

二等三角点がありました(^^)/

12/14 13:03

山頂標識もあり、ゆったりとお弁当を広げるのに良い場所

12/14 13:04

父不見山方面
どれが父不見山か分からず！残念！

12/14 13:04

中央奥の絶壁は二子山ではないかと思います

12/14 13:04

両神山
山の形にやはり神の存在を感じさせる山名。手前の山も登ってみたくなりますね(^^ゞ

12/14 13:04

足元右に西秩父桃湖
山頂から少し先の岩場は見晴らし抜群！但し足元注意！

12/14 13:06

武甲山
伊予ヶ岳、大持、小持、武川岳などいずれも懐かしい山々が見えているのですね。どれがどれなのか武甲山を除けば良く分かりませんけれど…

12/14 13:13

ぽかぽかの里山日和
ゆっくりしたいところですが、下山開始！温泉でのんびりします(^^♪

12/14 13:32

観音院からの登山道まで帰還。これから牛首峠に向かいます。

12/14 13:33

牛首峠への標識確認

12/14 13:35

道が崩れ始めている箇所。雨の日など滑落の危険ありそう。反対に落ち葉が深くて足の置き場に困る箇所もあり、捻挫したくないので、ストックで払いのけながら歩きました。

12/14 13:39

歩きやすい箇所も

12/14 13:43

分岐
新旧入り混じって標識があります

12/14 13:43

牛首峠へは左の巻道へ（うっかり、右に行きそうになりました）

12/14 13:47

大好きな雰囲気の尾根道。今日も里山歩きに大満足!(^^)!

12/14 13:51

登山道から垣間見える集落が里山の安心感

12/14 13:53

鎖場通過
ガイドブックで見た時、どんな鎖場なの？とちょっと不安でしたが、大丈夫でした(^^ゞ

12/14 13:57

城跡があるようなので寄り道

12/14 13:58

日尾城跡
山城があったんですね

12/14 13:59

城跡を物語るものは林に囲まれた平坦地のみ

12/14 14:02

手摺り発見

12/14 14:03

手摺りの左は急斜面

12/14 14:04

尾根を行かずに左に巻いた方が安全かと左に下ると

12/14 14:05

牛首峠
岩の裂け目が峠でした(*_*;

12/14 14:05

標識を確認
仁王門へ向かいます

12/14 14:06

自然が穿った峠なのか、先人が穿った峠なのか？興味深いです！

12/14 14:07

岩の高さは優に10mは越えるでしょう

12/14 14:12

谷間を下って行くと大岩がごろごろ

12/14 14:16

その隙間を縫って踏み跡を辿るのは、圧迫感あり、何だか蟻になった気分！

12/14 14:16

やや広くなり、沢に出ました

12/14 14:18

橋もかけられています。左は絶壁で、深い谷間に居る感じ。

12/14 14:18

澄んだ水

12/14 14:21

流れる水の穿った水路。獅子脅しをかけたら、さぞや谷間に響く良い音がするでしょう！

12/14 14:23

削られやすい柔らかな石の性質なのでしょうか？そういえば、南牧村の「蝉の渓谷」を連想させる、似た景色。

12/14 14:25

観音院駐車場が近付きました。短いハイクでしたけれども、変化に富み、楽しめる里山歩きでした。

撮影機器：

TG-835 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kyom4

隣家の屋根が薄っすら白く染まり、雪もちらちら舞う寒い朝が続き
明るい空の下、日向ぼっこを楽しみながら里山歩きがしたいと
天気予報を調べていると、秩父に二日間連続の晴天の予報♪
去年から狙っていた熊倉山に出かける事にしました。

一山だけではもったいなく、周辺に手頃な山がないかと捜すと
分県ガイドで、小鹿野町に秩父札所31番観音院という寺があり
その裏山が小さな岩峰という、なんだかスリルありそうな山を発見。
車で寺の駐車場まで入ると周回しても歩行時間は二時間ちょっと。
足馴らしには、少し短いかと思いましたが
その分遅めの出発で、下山後温泉でのんびり出来る気安さもあり、
一日目に、熊倉山の足馴らしに登ってみる事にしました。

水子地蔵寺で写真を撮り、観音院駐車場に到着したのは12時過ぎ。
奥の細道で有名な山形県の山寺を思わせる、狭い谷間の急な石段を登ると
谷奥の行き止まりに天然の屋根のような形の巨石に圧倒されます。
競り出した巨石が屋根を為し、その下に
まだ新しく建て直されたばかりの観音堂が美しく対を成していて、
隠れた素晴らしい場所に巡り合ったという感じで嬉しくなりました。

観音堂の右横へ進むと観音山への標識があり
その後も随所に標識があるので迷う心配はありません。
牛首峠分岐から観音山までは急坂に綴れ織りの道が付けられていて
のんびり歩け、尾根から山頂までは僅か数分の距離です。

山頂からは両神山を始め、奥秩父の山々が見渡せるのですが
大半の山の名前が分からず、本当に残念です。
中でも形の良く見える山には、来年秋にも、
時間を見つけて登りに来たくなりました。
（山頂から見える、知らない山に次々と登りたくなるのは自分の悪い癖）

牛首峠分岐迄下り、牛首峠に向かって歩き出すと
あまり歩かれている雰囲気がなく、踏み跡が荒れ気味に感じました。
でも、標識、鎖など整備されているので心配はないと思います。
牛首峠は巨大な一枚岩を縦に割ったような場所で驚きました。
自然の仕業か、先人が岩を穿って道を通したのか、興味深いところです。

小さな周回でしたが、急坂あり、岩場の山頂あり、
気持ちの良い尾根歩きがあり、小さな鎖場あり
せせらぎに耳を傾けながら下る、谷間の古びた踏み跡あり
思いがけず、変化に富んだ里山歩きが楽しめました。