安達太良山ラッセル訓練と忘れ物を獲りに行くも(積雪に完敗レベルで撤退)
- GPS
- 10:05
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 447m
- 下り
- 415m
コースタイム
天候 | 初日は薄曇り。風は微風。 二日目、ガスガスのくせに風もあり。 小雪まい降る。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス | |
その他周辺情報 | 【沼尻スキー場〜登山口】 ワカン装着で膝下ラッセル。 トレースは無し。 【登山口〜白糸の滝展望台】 一部ゲレンデ登攀。膝上ラッセル。 積雪は50センチ程度? 【白糸の滝展望台〜鉱泉分岐】 樹林帯フラットなのが災いし、積雪1メートル程。夏道は崩壊し、トレース出来ず。基本腰ラッセル。場所により胸以上のラッセル。藪こぎも踏み抜き地獄。 【鉱泉分岐〜鉱泉管理小屋】 かなりの急降下。夏道は使えない。 なるべく斜面にストレスを与えないよう下降。雪崩誘発の危険あり。 【鉱泉管理小屋〜登山口】 基本膝下ラッセル以下、たまに吹き溜まりの積雪障害あり |
写真
感想
最初の登山計画で既に過ちがあった。
ラッセル訓練とピークを獲りに行ったのだが、スキー場ラッセル後は、今回も時計周りでピークを目指すべきだった。
反時計周りで前半の急登さへこなせば、樹林帯を抜けた後は雪はウィンドクラストしてるとの目論見だったが、そこに辿り着く前の樹林帯台地に罠が待っていた。これを読めない経験値不足。雪も想像以上に積もっていた。
登山口から時計まわりで鉱泉経由鉄山避難小屋を目指していたら、管理小屋までは10時前に、その後の胎内岩までの急登のラッセルに苦戦しても二時か三時くらいには行けたと思う。積雪が多い時の急登での新雪ラッセル訓練もできてた💧
鉄山避難小屋まで登って仕舞えば、風と場合によってはホワイトアウトとの戦いだが、翌朝にピークを獲りに行けたはずだ。初日にピークを獲りに行く計画自体がなんて浅はかだったことか💧
しかし、今回の目的であるラッセル訓練では充分な体験が出来た。というか体験しすぎだ😅😱
・コース設定と計画の重要性
・現地での雪質でワカンかスノーシューかを判断する
・こまめにコンパスナビゲーション
・夏道利用か回避の藪こぎかの判断
・フードを被っても視界が確保出来るキャップが良い(今回ヘルメットと防寒帽)
・手袋を濡らさない為の袖口の処理は重要だが、同時に手袋脱着の操作性を損なわないテムレスを上手くサブのサブとして使う。
・ラッセルでのルートミスは致命的。命を取られかねない。(道迷いではなく)
・斜面でない樹林帯で一度でも胸以上埋まると、とんでもなく虚無感と挫折感が湧いて戦意が極端に喪失すること。(急登時は別)
・登りでもストックは長めにし、バランスを失わない重要性(一度転倒や踏み抜きにハマると体力と時間を極端に失う)
・積雪1メートル程だとザックもおろせない事(担ぎ上げる事が難しくなること)
・やはりウサギトレースはかなりの確率で最善であること。
・腰以上のラッセルだと単独では限界がある事
・今回の場合ワカンでは浮力が足りなかった。最初からワカンアイゼンのミックスにしたが、低山スノーシューと高山アイゼンで別ける必要があった。
・スキーでの登攀技術を身につけないと新雪は無理があること。
どれも当たり前なのだろうけど、オレの場合は体験しないとわからない。これ以外でも、体験してわかる小ちゃな気づきは沢山あった。
冬山は夏山と比較にならないほど難しく奥が深い。春の残雪期雪山と冬山では全くの別物。そして、面白い。
また、来なければいけない山が増えた😂
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