記録ID: 1342653
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無雪期ピークハント/縦走
中国山地東部
マッコウ(三原山)〜余戸登山口 (鳥取県・岡山県)
2017年10月10日(火) [日帰り]


- GPS
- 05:05
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 665m
- 下り
- 668m
コースタイム
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
三原台、八本越を経てマッコウ山頂へ。帰りは同じルートで戻ってきた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■ 駐車場〜三原台 尾根道をたどる森の登山道で、道迷いや危険箇所はない。 三原台の作業小屋の中では大きなハチが数匹ブンブン飛んでいたので、近づかないほうが無難でしょう。 ■ 三原台〜八本越 三原台の縁を東にたどり、植林帯を抜け、沢沿いを歩き、峠の八本越に出る。一人で歩くには心細いが、赤テープもあるのでルート自体は何とかなるレベル。 ■ 八本越〜頂上 八本越からは県境尾根の急斜面の半分は、背丈以上のネマガリタケのトンネル。それを過ぎると腰までのツツジの潅木帯を強引に越える。忍耐の道。 ※ 特記事項 岡山県津山市阿波村・鳥取県鳥取市佐治町、両県側からの登山道は峠の近くまで県道扱い(鱒返余戸線)になっています。国土地理院の地形図を見ると破線の登山道が黄色に描かれていて、県道であることを示しています。 岡山県側からの登山ルートは、津山市の阿波村からと加茂町からありますがヤブでかなり厳しい、鳥取県側からのほうがアクセスしやすいといわれています。 |
その他周辺情報 | 国道482号線沿いにあるヤルキ地蔵に寄ってみてもいいかも。 |
写真
心を揺さぶられる感動的な景観です。と同時にこれからあの山に登るのかと思うと気が遠くなりそう。マッコウのピークの左の尾根を直登することになるかと思うと、傾斜をみるだけでも不安になる。おまけにあの尾根はほとんどヤブらしい。
上手く表現できないが、とても感動的な光景なのです。一度見て欲しい。
これから目指すのは目の前の高いピーク、ルートは草原の左端を通って左にかすかに見える植林帯を越え、その向こうに見える尾根の左端をトラバースして、尾根の向こうに出て沢沿いを登ってマッコウの左の鞍部に至る。そしてあの急傾斜のヤブを登る事になるのだが、ホントに行けるのだろうか。
これから目指すのは目の前の高いピーク、ルートは草原の左端を通って左にかすかに見える植林帯を越え、その向こうに見える尾根の左端をトラバースして、尾根の向こうに出て沢沿いを登ってマッコウの左の鞍部に至る。そしてあの急傾斜のヤブを登る事になるのだが、ホントに行けるのだろうか。
意を決するも、突入すべきポイントが分りにくい。季節によればススキの際を歩けるらしいが、さすがにこのススキの中へ突入するのはできない。目指す方向はわかっているので、小屋の前から樹林帯に突入した。入口は不明瞭だったが、2分も歩けばピンクテープとしっかりとした道があった。
沢沿いと言ってもこんな感じです。必要に応じて渡渉して進みます。沢沿いにはピンクテープもありますが、道は不明瞭です。既存の道にこだわらず、歩けそうなところを探して歩いていけばいい。沢の中を歩いても問題ないくらいで、ヤブよりはよっぽど楽。
背丈を大きく越えるネマガリタケに覆われたトンネルです。辛うじて地面は見えていますがクマやイノシシが潜んでいる可能性もあります、保身のために自らワォ〜と吠えながら登ります。ポールは収納しておくべきでした。邪魔になって仕方ありません、休まず一気に吠えて登ります。
上方が一気に開けて明るくなりました、ネマガリタケの攻撃は終わりました。振り返ってみますと眺望はすばらしい、しかし前を見ると今度は腰までのツツジの潅木帯です。人が通った跡を確認できましたので、それを信じて気合を入れて一気に駆け登るしかありません。
感想
一人で歩くにはいささか心細かった。しかし、三原台の雄大な光景には感動した。
そして下山して思い返せば、森の尾根道、植林帯のトラバース、沢歩き、猛烈なササヤブ、手ごわい潅木ヤブ、飽きない山歩きを楽しめたと思える一日だった。
マッコウ(三原山)は、岡山・鳥取県境に聳える標高1115mの山です。国土地理院の地形図上にはこのピークの名称の記載がなく、岡山県側では通称マッコウと呼ばれ、鳥取県側では三原山と呼ばれることが多いそうです。この山の北側には広大な台地が広がっています。氷ノ山後山那岐山国定公園の「特別地域」に指定され、三原台地と呼ばれています。噴火の跡とか隕石クレーターなど、諸説あるようです。
日本山岳会編集の「日本山岳誌」によると、『佐治町側ではここを「三原台」又は「三原台地」、一番高いピークを「皿ヶ真っか」、台地を含めた山域全体を「三原山」と呼び分け、津山市加茂町側では全体を「まっか」又は「まっこう」と呼んで「真桑」の文字を当てている。』とあります。いずれにしても、岡山側からはその山頂を見ることもできないマイナーで変わった名前の山です。
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