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記録ID: 1342660
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ハイキング
中国山地東部

袴ヶ仙 宮ノ下登山口〜袴ヶ仙〜坊主乢 (岡山県美作市)

2017年10月09日(月) [日帰り]
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GPS
04:22
距離
8.3km
登り
640m
下り
640m

コースタイム

日帰り
山行
3:34
休憩
0:47
合計
4:21
距離 8.3km 登り 640m 下り 640m
10:08
32
宮ノ上登山口
10:40
10:48
84
空(カラ)滝
12:12
12:30
12
烏帽子岩
12:42
13:03
23
13:26
63
坊主乢
14:29
宮ノ上登山口
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
東谷上、宮ノ下あたりの道路わき(広い路肩)に駐車してスタート。
宮の上集落から林道〜登山道を歩いて山頂へ、山頂からは尾根を北方向に下り、坊主乢から作業道を利用して奥山集落に戻ってきた。

登山ルートは西の塩木、木地山、東の宮ノ上、奥山、本谷からなど、いくつかある。

車を置ける場所は道路わきなどあちこちにあるが、東谷上高齢者ふれあいホーム「袴山荘」の駐車場をお借りするのがいいだろう。
コース状況/
危険箇所等
■ 宮ノ下登山口〜袴ヶ仙
オオカミ岩などの岩を見ながら登る暗い谷筋の道、烏帽子岩からは尾根の明るい道。いずれも明瞭な道なので、道迷いや危険箇所はないだろう。

■ 袴ヶ仙〜坊主乢
頂上直下は少々わかりにくいので、方向を見定める準備とスキルはあったほうがよい。

■ 坊主乢〜下山口
峠の地蔵は十字路になっている。東への道は杣道で踏み跡もちょっと薄いが、斜めにつながるトラバース道。これを歩くとすぐに作業道にぶつかる。作業道に出ると、何の問題もない。

○ 熊をはじめ、イノシシや鹿が出没する山域なので注意は必要

※ 坊主乢は東西の交通の峠で、見守り地蔵には文化7年(1810年)と刻み込まれている。
登山口に着くまでに、何枚もあった熊に対する注意勧告。
登山口に着くまでに、何枚もあった熊に対する注意勧告。
宮ノ上集落から見上げた袴ヶ仙の標高差は500m強。見た感じでは、いつもの熊山に似たような印象なので自信を持って登れそうだ。
宮ノ上集落から見上げた袴ヶ仙の標高差は500m強。見た感じでは、いつもの熊山に似たような印象なので自信を持って登れそうだ。
宮ノ上にある案内板、登山口は左斜めに入っていく。周回コースで歩くなら、この辺りに駐車するのがいいだろう。ピストンなら、もう少し先の未舗装路まで進んでもいいかもしれません。
宮ノ上にある案内板、登山口は左斜めに入っていく。周回コースで歩くなら、この辺りに駐車するのがいいだろう。ピストンなら、もう少し先の未舗装路まで進んでもいいかもしれません。
山頂に向け左に入ると、オフロードになる。ちなみに、帰りはこの舗装路の前方からこの場所へ戻ってきた。
山頂に向け左に入ると、オフロードになる。ちなみに、帰りはこの舗装路の前方からこの場所へ戻ってきた。
林道はこんな感じ、車でも十分入って行ける。
林道はこんな感じ、車でも十分入って行ける。
空(カラ)滝の手前、地元の方が作業をされていた。
空(カラ)滝の手前、地元の方が作業をされていた。
以前はあった「カラ滝」のプラカードが紛失していた。滝は右岸から30mほど入っていくと見ることができる渓流瀑。
以前はあった「カラ滝」のプラカードが紛失していた。滝は右岸から30mほど入っていくと見ることができる渓流瀑。
林道終点、ここから本格的な登山道。スタート地点からここまで歩いて正味45分くらいかかっているが、車で登ってくることは考えないほうがよいと思う。
林道終点、ここから本格的な登山道。スタート地点からここまで歩いて正味45分くらいかかっているが、車で登ってくることは考えないほうがよいと思う。
登山道に入ると目立つ道標が随所に設置されている。道に迷う可能性は低いと思うが、湿気のある樹林帯なので日差しが入らず多少心細い山歩きとなる。
登山道に入ると目立つ道標が随所に設置されている。道に迷う可能性は低いと思うが、湿気のある樹林帯なので日差しが入らず多少心細い山歩きとなる。
呼称があってもよさそうな苔生した丸い岩。
呼称があってもよさそうな苔生した丸い岩。
「ちょっとひと休み」の案内板。ここまで少々辛い山道歩きなのでいいタイミング。
「ちょっとひと休み」の案内板。ここまで少々辛い山道歩きなのでいいタイミング。
ふと足元に視線を落とすと、おいおい、ニョロ君が先に休憩中。それもマムーシ!、鎌首を持ち上げていないので臨戦態勢ではないようだけど、疲れは一気に吹き飛んで一目散に登ることにした。
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ふと足元に視線を落とすと、おいおい、ニョロ君が先に休憩中。それもマムーシ!、鎌首を持ち上げていないので臨戦態勢ではないようだけど、疲れは一気に吹き飛んで一目散に登ることにした。
見通しの効く迷う余地のない谷道にも案内板がいっぱい。
見通しの効く迷う余地のない谷道にも案内板がいっぱい。
オオカミ(狼)岩に到着。左向きのイノシシにも見える。
オオカミ(狼)岩に到着。左向きのイノシシにも見える。
角度を変えると、ゴリラのようにも見えるぞ。
角度を変えると、ゴリラのようにも見えるぞ。
尾根道に出た。かなり疲れた。
尾根道に出た。かなり疲れた。
はいはい、登りますよ。でも、足が重い。
はいはい、登りますよ。でも、足が重い。
これがカエル岩か、カッパかと思った。
これがカエル岩か、カッパかと思った。
案内の矢印は、やや下方に続くトラバース道を指している。標高を下げるのはおもしろく無いと思って辺りの様子を観察すると、右上方には烏帽子岩のある尾根らしき雰囲気がある。矢印に反して一気に右上に向けて斜面をよじ登った。
案内の矢印は、やや下方に続くトラバース道を指している。標高を下げるのはおもしろく無いと思って辺りの様子を観察すると、右上方には烏帽子岩のある尾根らしき雰囲気がある。矢印に反して一気に右上に向けて斜面をよじ登った。
尾根に出ると一気に開けた。目の前には烏帽子岩があった。
尾根に出ると一気に開けた。目の前には烏帽子岩があった。
これが烏帽子岩、四段の黒団子みたいだ。
これが烏帽子岩、四段の黒団子みたいだ。
岩の隙間に「塩した神社」の社がありました。
岩の隙間に「塩した神社」の社がありました。
ゴジラの背中に見えないこともないなぁと思いながら、座り心地のよい平らな岩があったので、ザックを下ろしてここでパンをかじることにした。
ゴジラの背中に見えないこともないなぁと思いながら、座り心地のよい平らな岩があったので、ザックを下ろしてここでパンをかじることにした。
袴ヶ仙の頂上に到着しました。思いのほか疲れました。
袴ヶ仙の頂上に到着しました。思いのほか疲れました。
標高は930mです。眺望はよいです。
標高は930mです。眺望はよいです。
東を見ると、右奥に「美作富士」とも呼ばれる綺麗な形の日名倉山が見えます。中腹にベルピール自然公園の「リュバンベールの鐘」が確認できました。その左(北)には後山が聳えています。
東を見ると、右奥に「美作富士」とも呼ばれる綺麗な形の日名倉山が見えます。中腹にベルピール自然公園の「リュバンベールの鐘」が確認できました。その左(北)には後山が聳えています。
西側にどっしりと見えるのは那岐山。こうしてみると、那岐山はやっぱり立派な山塊です。
西側にどっしりと見えるのは那岐山。こうしてみると、那岐山はやっぱり立派な山塊です。
山頂をあとに、北の尾根を降ります。
山頂をあとに、北の尾根を降ります。
傾斜も急ですし、頂上直下はルートが不明瞭です。
傾斜も急ですし、頂上直下はルートが不明瞭です。
尾根を正しくトレースすれば明瞭な道になります。傾斜はさらに急になり、振り返ると戻ることを諦めるに十分です。
尾根を正しくトレースすれば明瞭な道になります。傾斜はさらに急になり、振り返ると戻ることを諦めるに十分です。
鞍部の峠(坊主乢)に着きました。左前方にトラバースしながら降りると西の木地山集落へ、右前方にトラバースして進むと、作業道を利用して東の奥山・宮ノ上集落へ降りて行けます。直進すれば、ひと山登って中電の鉄塔から本谷集落に降りて行けますが、遠回りです。時計と体力と相談して、直進せず、ここから東に降りることにしました。
鞍部の峠(坊主乢)に着きました。左前方にトラバースしながら降りると西の木地山集落へ、右前方にトラバースして進むと、作業道を利用して東の奥山・宮ノ上集落へ降りて行けます。直進すれば、ひと山登って中電の鉄塔から本谷集落に降りて行けますが、遠回りです。時計と体力と相談して、直進せず、ここから東に降りることにしました。
左端のほうに杣道のようなトラバース道がありますが、比較的分りにくいです。
左端のほうに杣道のようなトラバース道がありますが、比較的分りにくいです。
10分もかからず作業道に出ました。
10分もかからず作業道に出ました。
途中から沢の音が聞こえてきます。
途中から沢の音が聞こえてきます。
舗装路に出てきました。
舗装路に出てきました。
奥山集落、秋の田舎の風景です。
奥山集落、秋の田舎の風景です。
袴ヶ仙の案内(宮ノ上登山口) 
袴ヶ仙の案内(宮ノ上登山口) 

感想

袴ヶ仙は、西の那岐山、東の後山の間に位置する標高930mのどっしりした山。メジャーな山に挟まれたマイナーな山は、那岐山・後山を同時に眺められる眺望のよい山だった。

標高差や距離の割には疲れました。イノシカクマを気にしながらの単独行動は、精神的にも疲れを増長させるのでしょう。

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