越年登山・風雪の燕岳


天候 | 雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
トレースがあれば合戦尾根は特に危険箇所はなし。森林限界から上の強風、急斜面、雪庇に注意。 |
その他周辺情報 | しゃくなげの湯 |
写真
感想
2017年の大晦日は福田ガイドの燕岳であった。
毎年越年登山に出かけていると、自宅で過ごすのもつまらなくて、早いうちから申し込んでいたのだ。
天気は入山の日は晴れているが、翌日の登山と下山日は低気圧が通過し、そのあと冬型との予想でよくはない。
まあ冬の登山は晴れている方が珍しい位なので、燕山荘でゆっくり過ごすのも悪くはないだろう。
12月30日、穂高神社の駐車場で福田さんと待ち合わせる。参加者は僕一人。個人ガイド登山のようだ。
宮城ゲートまで車で行き、冬季閉鎖中の13キロの道を歩く。これが長いのだが仕方がない。
福田さんといろいろしゃべりながらダラダラ登りを続ける。右手に有明山が見えるのが唯一の展望である。
この日は中房温泉に宿泊。
廊下は寒く、部屋は他の2人と一緒の4人部屋でいまいちではあるが、温泉は適温で気持ちがよい。湯の花が体につくのもご愛敬である。
翌日7時半に出発。北アルプス三大急登の道だが、雪に埋まっている今の季節は登りやすい。
登山者はものすごく多い。皆自分のペースでひたすら登る。樹林帯の中は風がなく、富士見ベンチの手前からは富士山も見えてきた。
合戦小屋から上部は吹きさらしとなる。低気圧の影響で、西からではなく南からの風というのがやっかいであるが、それほど寒くなく最後の急登をこなして燕山荘についた。
小屋の中は多くの人で賑わっているが、収容人数が多いので窮屈ではない。
4人スペースをあてがわれたが、2人しか入らなかった。福田さんの連れということで気を使ってくれたようだ。夕べは同宿者のイビキと咳で眠れなかったので非常にありがたい。
夕食は年越しそばとハンバーグ。夕食後はオーナーの話やスタッフの紹介があって食堂が開放される。
紅白をテレビでやっているが、あまり見る人はいなくて、皆さん話し込んでいる。僕はいつものように酒を飲んで早寝する。
翌元旦は吹雪の朝。ご来光は当然無理で、おせちの朝食を取ってゆっくり出発する。
2人しかいないので下りは早い。福田さんもこれまでで一番早いというほどのスピードで中房温泉に降りてしまう。
このあとも13キロを歩かなければならないが、下りなのでだいぶ楽である。
踵にまめをつくってしまうが、問題なく下山。しゃくなげの湯によって帰宅した。
山頂には行けなかったが楽しかった
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