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Yamareco

記録ID: 1350294
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
オセアニア

Gillespie Pass Circuit / New Zealand

2017年12月24日(日) 〜 2017年12月28日(木)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
26:38
距離
67.3km
登り
3,467m
下り
3,525m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:10
休憩
0:00
合計
6:10
13:31
370
スタート地点
19:41
Young Hut
2日目
山行
7:09
休憩
0:00
合計
7:09
11:16
429
Young Hut
18:25
Siberia Hut
3日目
山行
7:47
休憩
0:00
合計
7:47
11:15
467
Siberia Hut
19:02
Siberia Hut
4日目
山行
5:31
休憩
0:00
合計
5:31
12:32
331
Siberia Hut
18:03
ゴール地点
GPSログは、スタート・ゴール地点ともジェットボートを降りた場所。なので、往路ではジェットボートの移動は記録されておらず。復路では移動分も含まれています。
往路のジェットボートに乗った場所はゴール地点と同じ桟橋。

2日目は停滞日でログ記録はなし。ログ記録上は3日目が2日目として、以降1日ずつズレて記録されている。
天候 1日目:晴れ
2日目:雨(停滞日)
3日目:晴れ
4日目:晴れ
5日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
Wilkin River Jets前のTramper向け駐車場に駐車(5ドルの寄付)
Wilkin River Jetsのオフィスから桟橋まで送迎あり
コース状況/
危険箇所等
Crucible Lakeへのサイドトリップは渡渉あり。
膝下程度だったけど水温が低く厳しい。

<Young Hut>
・予約不要
・20床(要寝袋)
・トイレあり、天水

<Siberia Hut>
・今シーズンから事前予約制
 ⇨直前のキャンセルは不可(返金なし)。日程変更は小屋の予約数に達してなければDOCで無料でしてくれる。
・20床(要寝袋)
・トイレあり、天水
・小屋番常駐
ジェットボートを使うと3時間でアクセスでき、飛行機なら対岸に着陸することもあってか、子供連れや未成年の団体、初心者ハイカーが多く混雑していた。
その他周辺情報 マカロアの街で携帯は圏外。マカロアDOCに営業時間内に行けなかったが現時点で無人だったはず。最新の天気情報はMakarora Tourist CentreのWifi(後述)接続で確認。

<Wilkin River Jets>
https://www.wilkinriverjets.co.nz/access/
往路:Young Mouth $25
復路:Kerin Forks $110

<Makarora Tourist Centre>
http://www.makarora.co.nz/
・雑貨類も売っている。
・Wifiが30MBで3ドル。併設されているカフェ付近で利用可能。
・Wifiの利用申し込みをしたら、宿泊者は最初の1回(30MB分)は無料だといわれパスワードを書いた紙を貰った。
ワナカのDOCに貼り出された気象情報。日程2日目の12月25日が悪天候。
2017年12月23日 13:01撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/23 13:01
ワナカのDOCに貼り出された気象情報。日程2日目の12月25日が悪天候。
ハイカー用駐車場。右の赤柱に利用料金5ドルを入れる。
2017年12月24日 08:32撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/24 8:32
ハイカー用駐車場。右の赤柱に利用料金5ドルを入れる。
Wilkin River Jetsオフィスから9時に出発。みなさん同じルートを歩くハイカー。
2017年12月24日 09:07撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/24 9:07
Wilkin River Jetsオフィスから9時に出発。みなさん同じルートを歩くハイカー。
オフィスからここまではワゴンで移動。ここで救命胴衣を着て出港。
2017年12月24日 09:15撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/24 9:15
オフィスからここまではワゴンで移動。ここで救命胴衣を着て出港。
対岸まで5分の船旅。ジェットボートが戻る。
2017年12月24日 09:26撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/24 9:26
対岸まで5分の船旅。ジェットボートが戻る。
ここでGPSをオンにしてスタート。Young Riverの左岸を16km歩く。
2017年12月24日 09:32撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/24 9:32
ここでGPSをオンにしてスタート。Young Riverの左岸を16km歩く。
前半はわりとフラットな樹林帯。
2017年12月24日 09:42撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/24 9:42
前半はわりとフラットな樹林帯。
所々で草原が広がる。
2017年12月24日 11:24撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/24 11:24
所々で草原が広がる。
思っていたよりも天気はよさげ。日差しは強く汗をかく。
2017年12月24日 12:11撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/24 12:11
思っていたよりも天気はよさげ。日差しは強く汗をかく。
スタートから10kmほどでYoung Forks Bridge。ここから上流は南支沢となり登りつつアップダウンも出てくる。
2017年12月24日 12:19撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/24 12:19
スタートから10kmほどでYoung Forks Bridge。ここから上流は南支沢となり登りつつアップダウンも出てくる。
Young Hut内。予約不要の小屋で20人分のベットがある。この日は全員寝られた。
2017年12月24日 16:44撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/24 16:44
Young Hut内。予約不要の小屋で20人分のベットがある。この日は全員寝られた。
2日目。停滞日。昼はずっと雨だったが、夕方には晴れ間が見えた。
2017年12月25日 19:20撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/25 19:20
2日目。停滞日。昼はずっと雨だったが、夕方には晴れ間が見えた。
小屋前のテントサイト。
2017年12月26日 07:16撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/26 7:16
小屋前のテントサイト。
3日目。Young Hutを出発。
2017年12月26日 07:17撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/26 7:17
3日目。Young Hutを出発。
沢沿いを歩き続けて峠を目指す。
2017年12月26日 08:56撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/26 8:56
沢沿いを歩き続けて峠を目指す。
沢沿いは緩やかな傾斜だったが、峠は600m上にあり、急登になる。
2017年12月26日 08:57撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/26 8:57
沢沿いは緩やかな傾斜だったが、峠は600m上にあり、急登になる。
ずいぶんと高度を稼いだ。
2017年12月26日 10:29撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/26 10:29
ずいぶんと高度を稼いだ。
後ろにはMount Awful(2,192m)
2017年12月26日 10:37撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/26 10:37
後ろにはMount Awful(2,192m)
峠でぐるっと。1日待った甲斐があった。
2017年12月26日 10:51撮影 by  RICOH THETA S , RICOH
1
12/26 10:51
峠でぐるっと。1日待った甲斐があった。
峠ではSiberia Hutからのハイカーとすれ違った。
2017年12月26日 10:50撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/26 10:50
峠ではSiberia Hutからのハイカーとすれ違った。
Young Hutを目指して降りて行く2人。
2017年12月26日 10:57撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/26 10:57
Young Hutを目指して降りて行く2人。
Siberia Hut側に降りる。
2017年12月26日 11:01撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/26 11:01
Siberia Hut側に降りる。
Gillespie Stream。こちらも急斜面が続く。
2017年12月26日 11:07撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/26 11:07
Gillespie Stream。こちらも急斜面が続く。
Gillespie Streamは樹林帯だったが、Siberia Streamに合流したあとは草原歩き。
2017年12月26日 13:32撮影 by  RICOH THETA S , RICOH
12/26 13:32
Gillespie Streamは樹林帯だったが、Siberia Streamに合流したあとは草原歩き。
明日歩くCrucible Lakeへの道との分岐。
2017年12月26日 13:37撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/26 13:37
明日歩くCrucible Lakeへの道との分岐。
フラットな道だけどスタートから7時間近く。キツイ。
2017年12月26日 14:02撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/26 14:02
フラットな道だけどスタートから7時間近く。キツイ。
Siberia Hutに到着。
2017年12月26日 14:24撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/26 14:24
Siberia Hutに到着。
Siberia Hutは2011年に更新されたばかりの山小屋。小屋番も常駐していた。
2017年12月26日 14:25撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/26 14:25
Siberia Hutは2011年に更新されたばかりの山小屋。小屋番も常駐していた。
小屋前のテラスでまったり。
2017年12月26日 15:55撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
1
12/26 15:55
小屋前のテラスでまったり。
4日目。Crucible Lakeへ。渡渉1回目。
2017年12月27日 08:12撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 8:12
4日目。Crucible Lakeへ。渡渉1回目。
渡渉2回目。膝下の水量だけど足の感覚が無くなる冷たさ。この時点では朝日が谷底まで届かず。
2017年12月27日 08:20撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 8:20
渡渉2回目。膝下の水量だけど足の感覚が無くなる冷たさ。この時点では朝日が谷底まで届かず。
Crucible Lakeへの急登取り付き。
2017年12月27日 08:38撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 8:38
Crucible Lakeへの急登取り付き。
滝の右側の斜面を登る。
2017年12月27日 08:40撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 8:40
滝の右側の斜面を登る。
根が張っていて、登りにくい急斜面。
2017年12月27日 08:49撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 8:49
根が張っていて、登りにくい急斜面。
斜面を上がったあとも樹林帯が続く。
2017年12月27日 09:36撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 9:36
斜面を上がったあとも樹林帯が続く。
渡渉3回目。往路では登山靴で渡渉したら、片足を浸けてしまった。
2017年12月27日 09:38撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 9:38
渡渉3回目。往路では登山靴で渡渉したら、片足を浸けてしまった。
奥がMount Alba(2,350m)。湖は正面下部1/3の岩積みの上にあるが、ギリギリまで見えない。
2017年12月27日 10:11撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/27 10:11
奥がMount Alba(2,350m)。湖は正面下部1/3の岩積みの上にあるが、ギリギリまで見えない。
最後の急斜面の登り。
2017年12月27日 10:45撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 10:45
最後の急斜面の登り。
振り返ると見事な谷が見えた。
2017年12月27日 10:50撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/27 10:50
振り返ると見事な谷が見えた。
ようやく。Crucible Lakeに到着。氷河湖なんだ。
2017年12月27日 10:51撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
1
12/27 10:51
ようやく。Crucible Lakeに到着。氷河湖なんだ。
氷山が多数浮遊している。
2017年12月27日 10:50撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/27 10:50
氷山が多数浮遊している。
湖で昼食。嵩張るのを承知で持って来たチキラー。普段は棒ラーなので、とっておき。
2017年12月27日 11:15撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/27 11:15
湖で昼食。嵩張るのを承知で持って来たチキラー。普段は棒ラーなので、とっておき。
Crucible Lakeをぐるっと。
2017年12月27日 11:41撮影 by  RICOH THETA S , RICOH
12/27 11:41
Crucible Lakeをぐるっと。
昼食を済ませて、朝通った道を再び引き返す。
2017年12月27日 13:43撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/27 13:43
昼食を済ませて、朝通った道を再び引き返す。
草原歩き。暑いけど気持ちいい。
2017年12月27日 13:46撮影 by  RICOH THETA S , RICOH
1
12/27 13:46
草原歩き。暑いけど気持ちいい。
小屋番さんがいて、最新の気象情報も知ることができる。明日も良い天気のようだ。
2017年12月27日 16:14撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/27 16:14
小屋番さんがいて、最新の気象情報も知ることができる。明日も良い天気のようだ。
5日目。最終日はゆっくりスタート。朝靄の中に飛行機が2機見える。マカロアの街からここまで飛行機で来ることも出来る。
2017年12月28日 08:07撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
1
12/28 8:07
5日目。最終日はゆっくりスタート。朝靄の中に飛行機が2機見える。マカロアの街からここまで飛行機で来ることも出来る。
対岸の滑走路に行くには渡渉が必要。
2017年12月28日 08:43撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/28 8:43
対岸の滑走路に行くには渡渉が必要。
何もない草原に離着陸ってのもすごいな。
2017年12月28日 08:47撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/28 8:47
何もない草原に離着陸ってのもすごいな。
復路のジェットボート乗り場は、少し先にあるので移動。
2017年12月28日 09:18撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/28 9:18
復路のジェットボート乗り場は、少し先にあるので移動。
Kerin Forks Hutとの分岐。ボート到着まで3時間ほど余裕があるので、小屋を目指してみる。
2017年12月28日 10:38撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/28 10:38
Kerin Forks Hutとの分岐。ボート到着まで3時間ほど余裕があるので、小屋を目指してみる。
対岸の小屋には渡渉が必要。少し渡ったが、流れが早くて引き返す。
2017年12月28日 10:58撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
1
12/28 10:58
対岸の小屋には渡渉が必要。少し渡ったが、流れが早くて引き返す。
ジェットボート乗り場に到着した。
2017年12月28日 11:28撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/28 11:28
ジェットボート乗り場に到着した。
最終日もほんと良い天気でよかった。
2017年12月28日 12:40撮影 by  RICOH THETA S , RICOH
1
12/28 12:40
最終日もほんと良い天気でよかった。
ジェットボートが到着すると付近で待っていたハイカーが集まってきた。ここから30分の船旅アクティビティ。河を飛ぶように進む。
2017年12月28日 13:25撮影 by  iPhone 8 Plus, Apple
12/28 13:25
ジェットボートが到着すると付近で待っていたハイカーが集まってきた。ここから30分の船旅アクティビティ。河を飛ぶように進む。
後泊のMakarora Tourist Centre。相部屋だけどコテージ風で、建物にシャワー・トイレが併設されている。建物前まで車で乗り付けられる。
2017年12月28日 15:45撮影 by  NIKON 1 AW1, NIKON CORPORATION
12/28 15:45
後泊のMakarora Tourist Centre。相部屋だけどコテージ風で、建物にシャワー・トイレが併設されている。建物前まで車で乗り付けられる。

装備

個人装備
バックパック スリーピングバック スリーピングマット アルミシート レインウェア ダウンジャケット 着替え グローブ クッカー・コッヘル・カトラリー ウォーターフィルタ ウォーターキャリア 緊急セット 携帯電話&携帯用品 サングラス 食料 燃料 その他消耗品 ストック シェルター サンダル
備考 渡渉にサンダルは必須。
天水なので煮沸しない場合は濾過器を使用(他に使っている人はいませんでしたが)。

感想

ワナカ湖の北60kmにあるマカロアの街を終起点とした周回コース。

当初は3泊4日で計画していたが、今回泊まる山小屋(Young Hut)のハットチケットを入手しようとスタート前日に最寄りのビジターセンター(DOC)を訪れたところ、このコース最大の難所となる2日目の峠越えの日が大雨予報。峠では降雪もあり得るので、計画を見直すようにビジターセンターのスタッフから強く勧められた。
予報の風速40km/時速って、秒速10mちょっとだからそこまで強いとは思わなかったけど、コースタイム6-8時間のロングコースで、森林限界を越えた峠越えでガスに巻き込まれるのも嫌だったので、2日目を停滞日とした4泊5日で歩くことにした。

<1日目>
今回のコースは渡渉や迂回路を使えば、歩き通す事も可能だけど、道路歩きや渡渉が入るのが嫌だったので往復のアプローチにジェットボートを使った。往路のジェットボートの乗船時間は5分程度だけど急発進・減速、蛇行を繰り返し、お客(全員ハイカー)を楽しませながら対岸の登山道まで連れて行ってくれる。渡渉でもアプローチ出来るけど、雪解け水さながらの低温でジェットボート通過出来る深さの渡渉となると、それなりに覚悟が必要そうだ。
初日の目的地となるYoung Hutは、ジェットボートで時間短縮をしても6-7時間のロングコース。森林限界を越えない谷底を約16km歩く。序盤は平坦ながら疲れが出てくる中盤以降に高度をあげ始めるので、地味にきついコースだった。予報では午後には雨とのことだったが、時々青空も見える中でYoung Hutに到着。2006年に建てられた建物は新しく綺麗だった。

<2日目>
停滞日の2日目。明け方は曇り空だったが、早々に降り出す。夕方くらいまでしっかり降る。広い小屋の中には停滞組が残っていて、パズルを埋めたり雑誌を読んだりと、山小屋クリスマスを過ごす。

<3日目>
天気は好転。雲も見えるけど青空も見える。森林限界を越えた後は、360度を岩壁に囲まれて南島らしい展望となる。沢を詰めた後、峠越えの急登に入る。登りきった先は、このコースの最大の見せ場。1日待った甲斐があった。というか、この峠越えの日の天候が、このコースの満足度を左右するんじゃないかという景色だ。
峠越えの後は再び沢沿いを一気に下る。フラットなSiberia Stream に合流すると45分程でSiberia Hutに到着する。Siberia Hutは最寄りのマカロア街からは徒歩で7-8時間の位置にあるけど、ジェットボートを利用すれば最寄り乗り場から片道2-3時間、小屋側にある飛行場を利用すればハイキングすら不要でアクセス出来る。小屋も2011年に建て替えられたばかりで新しく、滞在期間中には多くの家族連れや団体客で賑わっていた。

<4日目>
Siberia Hutに連泊して、氷河湖(Crucible Lake)までサイドトリップの日。登山靴が水没するレベルの渡渉が3回あるので、アウトドアサンダルに履き替えながらのハイキングとなる。湖はそれほど大きく無いけど湖の半分を標高差700mの岩壁が囲み、湖面には無数の氷が浮いて壮観。濾過器を通してペーパードリップで一杯を考えていたが、肝心の粉を忘れてしまい、氷河湖での1杯は断念。昼食を済ませた後は来た道を戻った。

<5日目>
最終日。マカロアの街までは徒歩ではなく、途中からはジェットボートを利用。往路のジェットボートは渡渉を目的とした5分程の船旅だったけども、復路はコースタイム4時間の道のりをジェットボートで30分。出発時間が13時30分なので遅めに小屋を出る予定で、小屋近くの滝を見に行ったりダラダラと過ごす予定だったが、8時過ぎにセスナが立て続けに3機来て、対岸に着陸しているのが見えたら、行動開始したくなり前倒しスタート。スローペースで歩くもジェットボートの待ち合わせ場所に1時間前に着いてしまい川を眺めながらに待つ事になった。登山の最後をジェットボートで締めるというのは、なかなか楽しい経験。立木スレスレを猛スピードで飛ばしたり、スピンをかけたり。楽しい船旅だった。

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