八甲田山

2011年09月17日(土) [日帰り]

• GPS: 05:12
• 距離: 8.8km
• 登り: 705m
• 下り: 710m

コースタイム

10:30登山口→11:33地獄湯ノ沢→11:55仙人岱→12:43八甲田山大岳山頂13:00→13:20大岳避難小屋(昼食)14:05→15:00毛無岱標識→15:42酸ケ湯温泉

天候

曇りのち雨

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

写真

9/19 23:01

3年ぶりの八甲田山。
さ〜、いくぞ〜。

9/19 23:01

のっけから、こんな登山道。
いいでしょ〜。

9/19 23:01

ちょっとした岩も。

グッと来る道の連続です。

9/17 11:18

笹ヤブ〜♪

9/17 11:25

地獄湯ノ沢の手前。
ここを通過するのは、今回の楽しみの一つ。

9/17 11:25

振り返れば、南八甲田。

9/19 23:02

きました、地獄湯ノ沢。
ここからガレ場のぼり。
グッときます。

9/19 23:03

いくぞ!
あっちだ!!

9/17 11:52

やぶの先は、仙人岱。

9/17 11:52

ふと横を見ると、八甲田山大岳の雄姿!

9/17 12:21

大岳への登りから、振り返る。
この緩やかな山容が、八甲田山って感じ。

9/19 23:04

山頂までもう少し!

9/17 12:43

ついたっ!!　でも、ガスガス!!!
雨が降っていないだけまし。

9/17 12:48

寒いので上着を着ようと思うが、暴風です。
なかなか着られないが、なんか楽しくなっちゃって。

バタバタバタ〜〜!!

9/17 13:18

目の前は、井戸岳。
井戸岳の噴火口はかっこいいのだが、今日は行きません。

9/17 13:21

大岳避難小屋は、超立派な建物。
風が強いので、ここで昼食。

9/17 14:37

毛無岱に突入。
とうとう雨が降ってきました。
雷来るなよ〜〜!!

9/17 14:51

毛無岱の階段から、下をのぞむ。
大雨です。
雄大な景色ですが、ゆっくり楽しめません。

9/17 15:19

時々明るくなるのですが、雨はやまず。

9/17 15:35

見えた、酸ケ湯温泉。
もうちょい!

9/17 15:42

酸ケ湯温泉到着。
温泉のすぐ横が登山口という便利さ。
今日は宿泊!　千人風呂がすごい楽しみ。

撮影機器：

CX5 リコー

感想

seizanryo

連休です。どっか行きたいな〜と思ってふと思い浮かんだのが、恐山。
行ったことあるのですが、また行きたくなって。
相方に話してみると、けっこう乗り気。
となると、八甲田山も行こうじゃないか〜(相方、これにはあまり乗り気でない)。
八甲田はぜんぜん大変じゃないから、と説得し、いざ出発。

と言いつつも、2つの台風と停滞する秋雨前線に見舞われた雨の連休。
予報では、19日の降水確率は、午前50%、午後80%。
う〜〜ん、行くだけ行ってみて、ダメそうなら登るのやめようと、酸ケ湯へ。
レンタカーで行く八甲田山への道は、あえて雪中行軍の青森5連隊が通ったルートをトレースします。
今は舗装道路ですが、幸畑・田茂木野・大峠・賽ノ河原・按ノ木森と資料や映画できいた地名を実際に通り過ぎると、気が引き締まります。
そして、駐車スペースがないので車を止められないですが、後藤伍長発見地点(立ったまま仮死状態になっていた)や露営地を示す標識を見ると、何とも言えない気持ちになります。

さて、ここまでは余談。
酸ケ湯温泉の上から、登山にかかります。
雨は一瞬パラパラと来ましたが、なんとか持ちこたえています。
途中撤退を頭に入れながら、登山開始。
このところのロングは結構しんどかったので、今日は楽しいばっかりです。
ヤブあり岩ありですが、変化が多くてとても楽しいのが、八甲田山のいいところ。
天気も持続し、時折、太陽も顔を出します。
一時間も登り続けると地獄湯ノ沢に。
ここを過ぎると、おおむね樹林帯から出て、景色が良くなります。
くもってますが、振り返ると南八甲田、振り仰げば大岳、といういい感じに。
仙人岱で湧水呑もうかな〜っと思ってましたが、学校登山らしき大集団がいたのでスルーして、一気に大岳を目指します。
最後の急登はなかなかしんどいですが、曇りなのでそこまで疲れません。
そして見下ろすと、ゆったりとした山容の八甲田連峰が緑のじゅうたんにところどころアオモリトドマツがみえ、とても美しい。
冬には美しい樹氷になるのだが、雪中行軍のことを思うと恐ろしい。
12時半過ぎに山頂到着。
ガスがすごく、わずかに見えていた展望も、山頂到着直後に白く閉ざされる。
体が冷えてきたので上着を着ようと思うが、すごい風でなかなか着られない。
ので、少し遊ぶ。
展望はよくないが、やっぱり八甲田はいいな〜と、余韻をかみしめながら下山。
山頂で食事と思っていたが、あまりに風が強いので、井戸岳とのコルにある避難小屋で昼食。
少々ゆったりしすぎたか、避難小屋出発から20分くらいでポツポツ雨が降り始める。
雲が明るいのでやむかなと思っていたら、毛無岱に差し掛かるころに本降りに。
ここから1時間半ほどは、けっこうな雨の中下山です。
毛無岱は広大な湿地。
階段から見下ろすと、美しい広大な景色が眼下に広がる。
じっくり楽しみたいが、雨がつよい。
ただ、ウッドトレイルで帰るので、さほど滑ったりはしない。
しばらく歩いて、最後の尾根を乗り越し、下に酸ケ湯温泉が見えた時は嬉しかった。雷も来なかったしね。
この日は酸ケ湯温泉で宿泊。これも3年ぶり。
歴史を感じる旅館と、味わいのある千人風呂で、ゆったりしました。
乳白色の強酸性硫黄泉は、やっぱり最高に気持ちよかった。
八甲田山と酸ケ湯温泉には絶対また来たかったので、満足です。
また、こよ。
皆様も、ぜひ酸ケ湯へ。おすすめします!!
強酸性温泉なので、金属が場合によっては黒く変色しますので、ご注意あれ。

コメント

yuki_G_K

seizanryoさんこんにちは！
八甲田山は実はかなり恐ろしいイメージでしたが、
実際は穏やかな山容なんですね。私好みです
行きたい山のリストに追加しました。

9キロくらいのゆったりのんびり具合に、温泉付きなんてまさに楽園♪ですね。
楽しさが写真から伝わってきます

seizanryo

いいとこですよ、八甲田山
yuki_G_Kさん、おはようございます。

私も昔、八甲田山は怖いイメージでした。
雪中行軍隊遭難事件のイメージが強すぎるんですね。
でも、実際登ってみると、ゆったりした山容のいい山です。
噴火口はかっこいいし、広大な湿地帯はきれいだし。
何かあれば、ロープウェー方面に逃げられるし。
ただ、稜線を境に北側は極端に樹木が少なく、冬場は暴風雪になるんだろうな〜と想像できます。

温泉スタート、温泉ゴールができる山なんで、ゆったり登るには最高の山でした。

kinoko

思い立ってすぐ？！
seizanryoさん、
こんばんは。
八甲田山に思い立って、即実行。
羨ましい、フットワーク。
奥多摩さえも、緻密？に計画を練らないと山歩きできないわたしにとって、天気予報を見てからどの山にするとか、決断して実行。
できない技です。
もう少し、山行の数をこなして、できるようになりたいものです。

seizanryo

思い立って、2週間ぐらいです
kinokoさん、こんばんは。
思い立ってすぐってわけではないですよ〜。
一回登ったことあるルートなんで、状況が分かるだけ安心感があっただけ。
ただ、連休中は交通機関や宿泊押さえないとどうにもならなくなるので、天候は祈るばかりでした。
いつもなら、朝起きて天候崩れそうだと、「や〜〜めた」って感じですが、こういう場合はそうもいかず。
今回も、撤退念頭の登山でした。
いつもの感覚ならば、たぶん中止にしてた……。自分ひとりでもなかったし。

登山は計画的に。臆病すぎるくらいが、ちょうどいいと思っています。
でも、不安な感じにグッとくるので、求めてしまうのが止められない……。
近いうちに、鷹ノ巣尾根のバリエーションルートで鷹ノ巣山に挑戦予定です。

では〜〜。