記録ID: 1369305
全員に公開
ハイキング
中国
玉野市 御前八幡宮〜城山〜地蔵山 海を望む巨岩と雪の競演
2018年01月28日(日) [日帰り]



体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 02:56
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 247m
- 下り
- 247m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 2:46
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 2:54
距離 5.8km
登り 247m
下り 247m
8:50
25分
御前八幡宮駐車場
9:15
9:16
37分
石鎚神社
9:53
9:56
22分
城山頂上
10:18
6分
城山下山口(アスファルト道出合)
10:24
10:25
18分
地蔵山登山口
10:43
3分
地蔵山頂上
10:46
10:47
7分
八畳岩
10:54
10:56
24分
展望大岩
11:20
24分
地形図の破線の道合流点
11:44
御前八幡宮駐車場
岩場からのオーシャンビュー&ワイルドな道を楽しむコース
歩行距離9km、歩行時間2時間45分、歩行数10,500歩、消費カロリー1,200Kcal
歩行距離9km、歩行時間2時間45分、歩行数10,500歩、消費カロリー1,200Kcal
天候 | 曇り後、雪後、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バスならJR宇野駅から渋川線に乗り、「和田三丁目」か「羽根崎町」で下車すればアプローチが可能です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
城山<写真11>の登山口はよくわかりませんでした。道といえるのは、標高40m(地形図の「向日比(二)」の文字の「二」の辺り)から城山頂上を経て標高35m辺りの鉄塔までです。鉄塔から北のアスファルト道までは完全なヤブコギ、それ以外は踏み跡らしきものがあるプチヤブでした。 地蔵山登山口<写真12>から標高35m辺りの鉄塔巡視路の入口まで来ると金網があり、またいで越えました。地蔵山頂上<写真14>を経て標高100m辺りの鉄塔までは鉄塔巡視路がありましたが、そこから地形図の破線の道に合流するまでほぼヤブコギでした。 御前八幡宮駐車場<写真01>から石鎚神社<写真08>までと、地蔵山北の地形図の破線の道から御前八幡宮駐車場<写真01>まではアスファルト道や石段です。 石鎚神社<写真08>から城山頂上<写真11>までは、道がないところがあります。無理に石鎚神社<写真08>を経由する必要はありません。 城山<写真11>の登山口がよくわからなかったので、とりあえず石鎚神社<写真08>まで行ってみました。「Google Earth」を見ると小さな祠の東側に道があるように思えましたが、実際は崩れやすい地肌が露出しているだけでした。木の枝や根をつかんでよじ登ると、標高30m辺りから北上する細い踏み跡がありました。しかし、上る気配がないのですぐに地形図の破線の道へとヤブコギしました。 破線の道との合流点にはフェンスがあり、その中にコンクリートの細道が延びているのが見えました。ちょうど破れ目からフェンスの中に入れるのですが、工場の敷地のようだったので、木の枝をよけながらフェンスのすぐ外側をしばらく歩きました。西方面から延びる破線の道と合流すると竹がかぶさり気味の土道になり、途中で北西に延びる薄い踏み跡を見つけてステップをよじ登りました。急なステップは3つほどあり、どれも一段上がったところには平坦な細い踏み跡があります。 標高40m(地形図の「向日比(二)」の文字の「二」の辺り)から急に明瞭な道が現れ歩きやすくなりました。この道は西か北から延びてきたものと思われます。木の間の細道には赤いビニールテープがあり、ところどころ土留めなのか低い石垣や巨石がありました。 城山南小ピーク<写真09>を過ぎるとすぐに、シダで足元が見えにくいところが3m程あります。そこからまた木の間の細道が続き、城山頂上<写真11>周辺はザラついた少し滑りやすい土になっています。 城山頂上<写真11>から北に下る道は途中からなくなり、ヤブコギを強いられました。 城山頂上<写真11>を過ぎると急に土質が変わり、崩れやすい黒土を下る細道がしばらく続きました。 標高35m辺りの鉄塔で道が不明瞭になり、黒い土嚢を越えて歩きやすいほうへと下りましたが、急斜面から民家の敷地内へ突入しそうになったのであきらめました。途中から完全なヤブコギになり、木の隙間を見つけて進むのも大変でした。 標高10m辺りでやっと土の細道に出合い、辿って行くと駐車場の裏に出ました。車が停まっていないスペースへ飛び降りるとすぐアスファルト道でした。 地蔵山登山口<写真12>から地蔵山頂上<写真14>まではほとんど鉄塔巡視路です。 標高35m辺りで東西に延びる地形図の実線の道に出ると、北側に低い金網が続いており、鉄塔巡視路の入口前だけ少し高くなっていました。開け方がよくわからなかったので、低いところをまたいで乗り越えました。すぐに黒い土留めのある細道に入り、地蔵山頂上<写真14>東の小ピーク辺りからは土留めがなくなり緩やかになりました。 八畳岩<写真15>への道は明瞭ですが、八畳岩南の展望岩<写真17>や展望大岩<写真18>は引き返しながら道の入口を探しました。入口のみ少しヤブ気味なので、知らなければスルーしてしまうかもしれません。 地蔵山頂上<写真14>から北北西の和田二丁目へ下山しましたが、途中で道がなくなりヤブコギしました。 山行前は地蔵山頂上<写真14>から北の岩場を下って地形図の破線の道を進む予定でしたが、雪が降ってきたので御前八幡宮駐車場<写真01>へ下山することにしました。少し荒れ気味で何本か倒木がありましたが明瞭な道だったので、標高100m辺りの鉄塔で道がなくなるまで突き進んでしまいました。どうやら、北西の和田五丁目方面に下りるルートに入ってしまったようです。このルートは元々ヤブ気味で鉄塔巡視路の部分以外は消滅したそうです。結局、当初の予定の地形図の破線の道までヤブコギすることにしました。 標高100m辺りの鉄塔からすぐに細い踏み跡らしきものが見つかりましたが、標高70m辺りからはそれもなくなり、崩れやすい斜面を無理やり下りました。小さな柑橘畑?に出るとすぐ地形図の破線の道に合流できました。 |
その他周辺情報 | 西に数km進んだ渋川(しぶかわ)という所に「ダイヤモンド瀬戸内マリンホテル」があり、「たまの温泉」やレストラン「サンセット」のランチビュッフェ(税込み1,620円)を登山後に楽しむことができます。この日はビンチョウマグロ食べ放題がありました!(^^)! |
写真
03御前八幡宮本殿
拝殿よりも一段と高い所に位置しています。主祭神は応神天皇、仲哀天皇、神功皇后、日本武尊、猿田彦命です。日本三大奇祭の1つで国の重要無形民俗文化財に指定されている岡山市の西大寺観音院の「西大寺会陽(えよう)」は、ここから伝わったものだともいわれているそうです。
拝殿よりも一段と高い所に位置しています。主祭神は応神天皇、仲哀天皇、神功皇后、日本武尊、猿田彦命です。日本三大奇祭の1つで国の重要無形民俗文化財に指定されている岡山市の西大寺観音院の「西大寺会陽(えよう)」は、ここから伝わったものだともいわれているそうです。
06カナリーヤシの木と神登山
日本では一般的にフェニックスと呼ばれているカナリーヤシが日比港近くに植えられていました。そのヤシの木越しに神登山(しんとうざん)が見えました。玉野市の山はどこも岩場が多くオーシャンビューが楽しめますが、この山からの巨岩群越しの展望が市内ではもっともすばらしいかも。
日本では一般的にフェニックスと呼ばれているカナリーヤシが日比港近くに植えられていました。そのヤシの木越しに神登山(しんとうざん)が見えました。玉野市の山はどこも岩場が多くオーシャンビューが楽しめますが、この山からの巨岩群越しの展望が市内ではもっともすばらしいかも。
07日比港と大槌島
日比港は、かつては潮待ち港として栄えていた港です。その背後にある大槌(おおづち)島は本州・四国のいずれからもほぼ中間に位置し、北半分は岡山県(玉野市)、南半分は香川県(高松市)という両県の境がある島です。ちなみに、岡山県側は御前(みさき)八幡宮<写真02〜05>の所有地です。
日比港は、かつては潮待ち港として栄えていた港です。その背後にある大槌(おおづち)島は本州・四国のいずれからもほぼ中間に位置し、北半分は岡山県(玉野市)、南半分は香川県(高松市)という両県の境がある島です。ちなみに、岡山県側は御前(みさき)八幡宮<写真02〜05>の所有地です。
08石鎚神社
小さな祠だけの神社で、詳細は不明です。岡山県内にも石鎚山をご神体とする石鎚神社はたくさんあるそうです。この神社の上を城山<写真11>の登山口としました。無理やりよじ登り突き進みましたが、結局、この少し北にある民家からの道に合流しました(>_<)
小さな祠だけの神社で、詳細は不明です。岡山県内にも石鎚山をご神体とする石鎚神社はたくさんあるそうです。この神社の上を城山<写真11>の登山口としました。無理やりよじ登り突き進みましたが、結局、この少し北にある民家からの道に合流しました(>_<)
09城山南小ピーク
城山<写真11>の南に標高約70mの小ピークがあります。巨石があり、展望も効きます。南方面を振り返ってみました。向日比城跡の一部で20×15m程の主郭があったそうですが、よくわかりませんでした。
城山<写真11>の南に標高約70mの小ピークがあります。巨石があり、展望も効きます。南方面を振り返ってみました。向日比城跡の一部で20×15m程の主郭があったそうですが、よくわかりませんでした。
10城山南尾根展望岩より
大槌島方面
城山<写真11>のピーク直下に格好の展望台となる岩があり、オーシャンビューを楽しみました。大槌(おおづち)島<写真07>をはじめ、瀬戸内海および島々が一望できました。
大槌島方面
城山<写真11>のピーク直下に格好の展望台となる岩があり、オーシャンビューを楽しみました。大槌(おおづち)島<写真07>をはじめ、瀬戸内海および島々が一望できました。
11城山頂上三角点
標高84.4mの城山頂上三角点<点名:向日比(むかいひび)>です。なぜか地形図には三角点マークがなくなっていました。向日比城跡の一部で45×10m程の主郭の東西に曲輪(くるわ)があったそうですが、開けた平坦地であること以外に目立った痕跡はありません。ここからも大槌(おおづち)島<写真07>が見えますが、動画はもう少し北西から撮りました。
標高84.4mの城山頂上三角点<点名:向日比(むかいひび)>です。なぜか地形図には三角点マークがなくなっていました。向日比城跡の一部で45×10m程の主郭の東西に曲輪(くるわ)があったそうですが、開けた平坦地であること以外に目立った痕跡はありません。ここからも大槌(おおづち)島<写真07>が見えますが、動画はもう少し北西から撮りました。
15八畳岩
地蔵山頂上のすぐ北にある岩で、八畳より広そうです。安全のためか周囲にはフェンスが張り巡らされていました。雪がキラキラ光りながら舞う中、北東端から動画も撮りました。「ダイヤモンドダストもどき」はなかなかきれいでした。
地蔵山頂上のすぐ北にある岩で、八畳より広そうです。安全のためか周囲にはフェンスが張り巡らされていました。雪がキラキラ光りながら舞う中、北東端から動画も撮りました。「ダイヤモンドダストもどき」はなかなかきれいでした。
17八畳岩南の展望岩より
北西方面
八畳岩<写真15>のすぐ南の方にも展望が効く巨岩がありました。同じような大きさと形の岩が2つ、ピースサインの形に並んでいます。雪が降っていなければもう少しゆっくり景色を楽しめたのですが・・・
北西方面
八畳岩<写真15>のすぐ南の方にも展望が効く巨岩がありました。同じような大きさと形の岩が2つ、ピースサインの形に並んでいます。雪が降っていなければもう少しゆっくり景色を楽しめたのですが・・・
18展望大岩
地蔵山頂上<写真14>を南西に少し下った所に“展望大岩”と呼ばれる巨岩があります。ここが地蔵山の最高の展望地です。神登山(しんとうざん)<写真06>や大槌(おおづち)島<写真07>などを動画に撮りました。まだ雪の「ダイヤモンドダストもどき」がキラキラしていました。
地蔵山頂上<写真14>を南西に少し下った所に“展望大岩”と呼ばれる巨岩があります。ここが地蔵山の最高の展望地です。神登山(しんとうざん)<写真06>や大槌(おおづち)島<写真07>などを動画に撮りました。まだ雪の「ダイヤモンドダストもどき」がキラキラしていました。
19コバノミツバツツジ
狂い咲きか⁉まさかのコバノミツバツツジの花が1つだけありました。この道沿いにはつぼみがつき始めたフサアカシア(ミモザ)もところどころに見られ、3月が楽しみです。ただし、鉄塔から道はありません。
狂い咲きか⁉まさかのコバノミツバツツジの花が1つだけありました。この道沿いにはつぼみがつき始めたフサアカシア(ミモザ)もところどころに見られ、3月が楽しみです。ただし、鉄塔から道はありません。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
防寒具
手袋(防水加工)
軍手
雨具
日よけ帽子とフード
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
サブザック
ザックカバー
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
携帯
時計(防水)
タオル
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(山使用可能)
eTrex30(GPSナビゲーター)
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感想
この日は事前の天気予報で降水確率が時間帯によって20〜40パーセントと出ていましたので、天候次第でエスケープしやすい山域を選んだつもりでした。しかし、もう自然に帰している登山道も多く、結果的には踏み跡や歩きやすいところを選びながら、ほぼ予定のコースを強行するしかありませんでした。幸い、展望の効く岩場以外は茂った木々に遮られ、雨や雪でほとんど濡れずにすみました。
城山も地蔵山も頂上そのものは素朴ですが、そのすぐ近くにある岩場が瀬戸内のオーシャンビューを楽しめる格好の展望地となっています。人がいないので、隠れ家的な場所を発見したという喜びもあり、人気スポットよりもむしろ魅力を感じました。しかも、動画でも紹介していますように、雪が降り、いつもより風情を感じさせてくれました。キラキラ輝く雪の「ダイヤモンドダストもどき」はなかなかきれいでした。天候の割には景色も楽しめましたが、快晴の日にもう一度ゆっくり周辺の岩場をまわりたいです。
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