飯豊山・大日岳(↑石転び沢↓大グラ尾根)


- GPS
- 51:40
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,535m
- 下り
- 2,523m
コースタイム
2日目:5:30(1450m付近)-6:50梅花皮小屋7:20-8:10烏帽子岳-10:50御西小屋11:20-12:20大日岳12:30-13:20御西小屋14:30-15:40飯豊山頂15:50-16:10本山小屋
3日目:7:20本山小屋-7:50飯豊山頂-9:40宝珠山-12:00休場ノ峰-14:45吊橋14:55-15:40飯豊温泉登山口
天候 | 1日目:雨 2日目:晴れ 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※石転び沢 9月の石転び沢は雪渓が消失しているためルートがありません 脇の崖を登らなければならず 危険なうえに時間もかかります。 この時期は別のルートをとることを強くお勧めします。 (私は下調べが甘かったのと雪渓がそのような状態という想像力が足りず、このルートを選択してしまいました) ※ダイグラ尾根 他の方のヤマレコの記録を参考にさせていただきましたが やはり大変厳しいルートです |
写真
感想
当初、梶川尾根ルートで計画していたものの
翌日の1時間半程度の時間短縮と雪渓ルートの方が
面白そうとの安易な発想のもと、石転び沢ルートを選択
おかげで痛い目をみました。
いつものごとくゆったりスタート
10時半頃登山口出発を予定していたが
結局12時出発となってしまった。
ま、日没までに稜線にあがれればいいか…なんて
山の上は晴れてそうだが、谷は降りしきる雨
石転び沢出合の渡渉ポイントまできた、が
雨のおかげで増水したのでしょう
…これどうやって渡んねん状態
安易に渡れる水量ではなく
渡れるポイントを探して岩場をうろちょろ
しかたなしに1m50cm程度の岩の間をエイヤッ!と跳躍
普段ならどうってことなくても
15kg程度のザックを背負っているのと濡れている岩に飛ぶのには
何度も逡巡してしまいました。
そこから登っていくと雪渓があらわれました、…が
さすがにこの時期、ところどころが崩壊
仕方なしに脇の道とも言えない岩場を登るしかない始末
しかも、安全なルートを行こうとするとあさっての方向へ
行ってしまいそうになるため、行きつ戻りつを繰り返すことに。
そうこうしているうちに日没
…ですよねー
しかし、標高にして1450m付近あと小屋も見えているし
1時間少々の道のり。
上がってしまおうと決意し、
踏み出したところ、3歩目で足を滑らせ、こける
あーこれはやめとけってことだと観念し
ビバーク決定!
翌日は5:30からスタート
稜線付近は濃いガスがたちこめていたため北股岳も
あきらめ御西小屋に向かって歩きはじめます
日が登って、気温が上がってくるとガスも晴れ
素晴らしい稜線が目を楽しませてくれます。
大日岳からは会津平野が見渡せ、非常に気持ちいい
ちょうどガスっちゃいましたけどね
御西小屋から飯豊までの稜線はサイコーに気持ちのいい稜線
北アルプスよりもこっちの方が好きかもしれない
これがあるからピストンよりも
山泊の方が好き
2日目は本山小屋にてテント泊
遅い時間に行くと怒られるみたいな事前情報にびくびくするも
意外にテント場を親切に案内してもらえました。
テントは私ともう一人のみ
山小屋はまわりの人に気を遣わなければならないようで
通り過ぎる方がみな「テントはいーなー」とおっしゃってました
3日目
朝日をじっくり鑑賞してから準備をはじめたら、なんと7:20
小屋の管理人さんも
下山するところで「あんたまだいたんかい」
なんて言われてしまいました。
飯豊からダイグラ尾根を降りはじめるが誰もいない
1時間半程度下ると登ってくる人が
コースタイムが10時間の8分目に9時前に姿を見せるって…
一体何時に出てきたんだろう?
しかしこのコースは岩山のアップダウンが続き
なかなか厳しい
鎖場のようなあからさまな危険度はないが
・手で安全の確保のしようのない段差、
・岩が斜めになっていてすべらないか緊張を強いられる箇所
・足の置き場に躊躇する箇所
・谷側が切れ落ちてて落ちたらアウト
などひたすら続き、今までの経験の中でも一番ハードなくだりでした。
他の方の「それほどでもない」ようなコメントが
ベースにあったからかもしれませんが、
間違っても「大したことない」ルートとは言えません。
水も下りで1.5Lで十分かとおもいきや
予備300ccも合わせてぎりぎりでした。
しばらく下っていくうち熊笹の音が聞こえる
誰か上がってくるかと思いきや
なんと朝イチでくわした方に追いつかれた。
向こうがいかに軽装とはいえ
この尾根を日帰りピストンしていることに
あきれてしまった。
そのスピードも遠ざかる鈴の音を聞けば納得
世の中すごい人もいるもんだと思いました。
帰りは飯豊山荘で汗を流して帰宅
充実した3日間となりました
前半かなりの大冒険でしたね!
おつかれさまでした!!!
文章から想像するにイメージどおりのようですね、今の石転び。欲を言えば写真も欲しかったなあ!
とってもためになりました☆
命懸けの情報、ありがとうございます!
スタート時間と天候を考えれば
初日はあきらめるべきだったのでしょうが、
飯豊の稜線を歩きたい欲を捨て切れず無理をしてしまいました。
飯豊はすばらしい山だと思いますが、
1日あたり長時間の行動を強いられるところなので
(私がいうのもなんですが)無理のない計画でどうぞ〜
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