天狗岳で極寒体験
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 848m
- 下り
- 835m
コースタイム
天候 | 曇ときどき雪 風強し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特段の危険はないが、踏み跡はあてにしない事 マーカーは豊富だが最低限のルートファインディングのできる事 山頂直下はルート不明瞭、足場を見つつ直登 |
写真
装備
個人装備 |
ハードシェル
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
輪カンジキ
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
保険証
時計
サングラス
ストック
バラクラバ
ゴーグルなど
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感想
とにかく寒かった。そのため貴重な経験を積めました。
風速20m /sもマイナス20℃もどちらも初ではないですが、両方を同時に体験したのは初でした。湿度まで考えると体感温度はマイナス47℃ほどだったようです。
シェルを着こみ、バラクラバに毛糸の帽子、フードも二枚重ね、ゴーグル、厚手のグローブ、ダウンそれでもどうしようもなく寒かったです。動けばいいのですが、同行者にペースを合わせるとどうしても待機時間ができてしまい、体温を少々失う事になったようです。
バイタルパートが温まらなければ、手足の先まで温かい血が回りにくい。頭で理解していたそんなことも今回ようやく実感できました。ペースを上げて上体が温まると手指が少し温まりました。が、足先は雪に突っ込んでいるため中々温まらず、しもやけを作ってしまいました。本格的な冬靴を履いていたメンバーは大丈夫だったようです。
低温下では、保温より加温したほうが良い。これも実際に目の当たりにしました。温かい飲み物を飲む事や、特にカイロを貼ることは有効です。防寒ダウンを着るより、背中(肝臓の裏辺り)に貼ったカイロの方が暖かそうでした。
基本的に素肌を曝すことは避けるべきです。今回はバラクラバを持ってこなかったメンバーの顔が一部白く変色しました。おそらく軽い凍傷だったと思います。(実際はしもやけ以下で済みましたが)バラクラバの代用ですが、なるべく補水しないものがいいでしょう。口の回りを覆うと吐息が凍ります。厚手のフリース製ネックゲイターを利用した同メンバーは呼吸がしづらいくらい外側が凍ったようです。それが嫌さに口の回りを覆わなかったものだから、かなり厳しかったことでしょう。薄手のものならば、吐息で濡れることはあっても肌の温度で凍らずに済みます。濡れが冷たく感じても素肌よりはるかに温かいです。まあ、バラクラバを忘れた時点で叱責の対象ですね。
余談ですが、バラクラバに帽子にフードも被ってると、口も耳も覆ってしまうので、声が通りにくいです。風も強いとなおさらですが、コミュニケーションは確実に大声でしましょう。
行動食も水分を含むもの、パンの具、ドーナツ、ゼリー、チョコレートなどはカチンコチンです。チョコは懐に入れておけばいいですが、パンの具などあてにしてはいけません。それでも食べられないことはないんですけどね。柿の種やナッツ、ビスケット(クリームを挟まないもの)など渇いたものも携行するべきです。ちなみに原液のポカリもザックの中でシャーベットになっていました。サーモスで冷えない凍らない飲料水も大事ですね。
最も大事なことは、天気の悪い雪山に無理して行かないことですが、、、
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