また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 1380673
全員に公開
雪山ハイキング
中国山地西部

甘く見ていた雪の深入山

2018年02月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:43
距離
4.3km
登り
366m
下り
362m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:16
休憩
0:00
合計
3:16
10:45
196
スタート地点
14:01
ゴール地点
積雪は1m以上はあったが、古い雪が固まっていたので4cmから5cm位しか埋まらなかった。
天候 小雨やみぞれ
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道191号の蔵座高原(南登山口)入口に車が3台位駐車出来るよう除雪されていた(西側の入口も同様、一番広い駐車場は何と言ってもいこいの村)。
コース状況/
危険箇所等
甘く見ていた雪の深入山

日時:2018年2月10日(土)   天気:小雨やみぞれ
積雪:測定出来なかったが少なくとも1m以上
コース:蔵座高原(南)登山口〜東登山口からの合流点〜深入山(1153)〜9合目休憩小屋〜西登山口との分岐〜南登山口 (反時計回りで周回)
メンバー:単独

 雪の深入山には少なくとも20回以上は登っているものの、山頂から裏の樹林帯コースを歩いているのはごくわずか。道幅の広い遊歩道が付いているので心配することはないと軽い気持ちで出かけたのは間違いだった。
 と言うのは思いの外、雪が深く遊歩道はすっかり雪に隠れてしまい探すのが大変だった。おまけに雪原まで現れて方向感覚が掴めない。いずれにしても踏み跡があったので何とか迷わず無事下山出来たが、踏み跡が無ければ最悪の場合山頂まで引き返さざるを得なかったのではないか。少しばかり山を甘く見過ぎていた。

 改めて今日の行程を振り返って見ると以下の通り。

 10時過ぎ、国道191号線脇の除雪された駐車スペース到着。数年前までは除雪されていなかったのでいこいの村からの東登山口から登るより他は無かったが、この地にも除雪されだしたので正面(南)登山口からも簡単に登れるようになった(ただし駐車スペースは3台前後)。無雪期の広い駐車場の少し上の南登山口までは踏み跡がなく新雪の上を気持ちよく歩けたものの、登山口から上は複数の踏み跡が現れてきた。これらの踏み跡を辿ったり新たに自分でルートを取りながら登る。積雪は1m以上あったのではないかと思われるが、古い雪がしまっているせいか4〜5cm位しか埋まらず比較的楽に登れた。
 
 始めは夏道より少し右寄り(東)の斜面を登り、一本松のある支尾根に出るとほぼ夏道通りに登った。東登山口からの合流点あたりで踏み跡も多くなり、交錯する踏み跡を辿りながら登った。雪がしまっていたせいか南登山口から山頂まで70分余りで登れた。
天気が良ければ360度の大展望が楽しめるが、今回はガスって何も見えない。わずか5分で9合目の休憩小屋に向かう。いつものことながら西に向かって直進するので道を間違えたかなと思いつつ下っているとそのうち右に方向転換するので間違いないことが分かる。             小屋までは踏み跡がなかったので樹林帯すぐ上の斜面をトラバースして下降すると目の前に小屋が見えて来た。小屋はなぜか窓もなく吹き曝し。そのため屋内は雪が積もっている。少なくとも小屋を建てる以上は、雨風が防げるものが欲しいものだ。それでも山頂に比べると寒さは幾分か防げるので雪の上に腰を降ろして昼食とした。

 昼食後は遊歩道のある林間コースを下る。幅の広い遊歩道があるので簡単に下れると思っていたのが大間違い。小高い丘を登り、遊歩道に向かって下るものの早くもその方向が掴めない。夏道を思い出してルートを右寄りにとって下っていると今度は思いがけない雪原が現れた。視界が利かないとまさに迷い込みそうな場所だが、なんとか視界は利いた。おまけにわずかながら踏み跡が残っていたので辿ってみた。ところがどうもコースから外れているように思えた。そのため雪原を右手にコースをかえトラバース状に下ってみたが、夏道らしきものは見つからず引き返し、先人の踏み跡を辿ってみた。短い急斜を下っているのでこれも違うのではないかと思ったが引き返している様子はなかったので後を追って下ってみた。するとコースから外れてはいたものの遊歩道に出てほっとした。

 しかしその後も遊歩道は雪に隠れていたので、そのまま踏み跡を辿ってみたが本当に間違っていないのか半信半疑。もし間違っていれば引き返す積りでどんどん下った。左手の山の斜面を見上げると結構急で所々小さなデブリが現れている。それに急な斜面のトラバースもあり、気軽に歩けるコースでないことを思い知らされる。西登山口分岐まで何とか無事に下ることが出来たが、これも先人の踏み跡があったお陰。
 またこの分岐からの下りはしばらくは樹木のない大斜面のトラバースが続いた。踏み跡は西尾根の休憩小屋から稜線伝いに下っていたようであるが、これを避けたため踏み跡のない斜面をトラバース。思いがけず足を取られたりして苦労をした。その後ミズナラなどの樹林帯に入ると無雪期にはうるさくて歩けないような小尾根を下りながら出発点の南登山口に戻った。

(参考タイム)
国道191号南登山口への入口(1.00)東登山口からの合流点(0.12)深入山(0.07)九合目休憩小屋(0.40)西登山口分岐(0.27)南登山口(0.06)国道191号南登山口への入口

したがって南登山口への入口〜深入山  約1時間25分 (雪は1m以上あったが
     4〜5cm位しか埋まらなかった)

     深入山〜西登山口分岐〜南登山口への入口  約1時間20分 (踏み跡は  
     所々あり)
その他周辺情報 いこいの村に宿泊施設の他、入浴施設あり。
国道191号 いこいの村入口。2m近い雪の壁。
2018年02月10日 09:55撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2/10 9:55
国道191号 いこいの村入口。2m近い雪の壁。
南登山口入口近くにある一軒家と国道191号(手前)。
2018年02月10日 10:32撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2/10 10:32
南登山口入口近くにある一軒家と国道191号(手前)。
雪の深入山を蔵座高原(南登山口)より見る。
2018年02月10日 10:48撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1
2/10 10:48
雪の深入山を蔵座高原(南登山口)より見る。
雲海に浮かぶ大箒山(右手奥)。
2018年02月10日 11:20撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
3
2/10 11:20
雲海に浮かぶ大箒山(右手奥)。
同じく反対側には恐羅漢山のふもとの横川(よこごう)
谷にも雲海が湧いていた。
2018年02月10日 11:27撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
3
2/10 11:27
同じく反対側には恐羅漢山のふもとの横川(よこごう)
谷にも雲海が湧いていた。
東登山口(いこいの村)から山頂を目指す登山者。
2018年02月10日 11:28撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1
2/10 11:28
東登山口(いこいの村)から山頂を目指す登山者。
南登山口と東登山口との合流点にある道標。
2018年02月10日 11:58撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2/10 11:58
南登山口と東登山口との合流点にある道標。
深入山山頂。晴れておれば360度の大展望が楽しめるが、残念ながらガスって何も見えない。
2018年02月10日 12:10撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2
2/10 12:10
深入山山頂。晴れておれば360度の大展望が楽しめるが、残念ながらガスって何も見えない。
樹林帯コースを下る。左手斜面がきついので所々小さな雪崩跡があった。
2018年02月10日 13:03撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2/10 13:03
樹林帯コースを下る。左手斜面がきついので所々小さな雪崩跡があった。
写真では分かりづらいが、遊歩道がすっかり雪に埋まり、急斜面のトラバースが始まった。
2018年02月10日 13:06撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2/10 13:06
写真では分かりづらいが、遊歩道がすっかり雪に埋まり、急斜面のトラバースが始まった。
遊歩道脇の水場も雪に隠れ、大きな氷柱が出来ていた。
2018年02月10日 13:12撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
3
2/10 13:12
遊歩道脇の水場も雪に隠れ、大きな氷柱が出来ていた。
西尾根休憩小屋辺りから深入山を望む。登りは奥の稜線を使った。
2018年02月10日 13:19撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1
2/10 13:19
西尾根休憩小屋辺りから深入山を望む。登りは奥の稜線を使った。
同じく西尾根休憩小屋辺りから山頂を望む。所々亀裂が入り、そのうちなだれるだろう。春先になると中央の沢に比較的大きな雪崩が起こる。
2018年02月10日 13:24撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
1
2/10 13:24
同じく西尾根休憩小屋辺りから山頂を望む。所々亀裂が入り、そのうちなだれるだろう。春先になると中央の沢に比較的大きな雪崩が起こる。
蔵座高原のレストハウス。右手に広い駐車場があるが、雪に隠れている。
2018年02月10日 13:56撮影 by  Canon PowerShot SX620 HS, Canon
2/10 13:56
蔵座高原のレストハウス。右手に広い駐車場があるが、雪に隠れている。
撮影機器:

感想

深入山だからと言って甘く見てはいけない。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:402人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら