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Yamareco

記録ID: 1385977
全員に公開
アルパインクライミング
妙高・戸隠・雨飾

戸隠P1尾根・3度目の敗退

2018年02月19日(月) 〜 2018年02月20日(火)
 - 拍手
yoru1988jp その他2人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
24:40
距離
10.2km
登り
1,016m
下り
1,027m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:40
休憩
0:40
合計
11:20
距離 4.5km 登り 716m 下り 0m
5:30
450
上楠川集落
13:00
13:30
180
熊の遊び場直下・テント設営
16:30
16:40
10
ルート工作・1P目終了点
16:50
熊の遊び場直下・幕営
2日目
山行
12:55
休憩
1:20
合計
14:15
距離 5.7km 登り 301m 下り 1,027m
5:05
250
熊の遊び場直下
9:15
9:35
85
無念の峰
11:00
12:00
50
蟻の戸渡り・雪壁(敗退点)
12:50
390
19:20
上楠川集落
幕営地は1620m付近熊の遊び場直下
幕営地手前に一か所ロープを出した箇所あり
幕営地以降は急な雪壁、ナイルリッジありで危険個所多し
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天狗原
西岳近辺の展望が素晴らしい
2
天狗原
西岳近辺の展望が素晴らしい
熊の遊び場の急な雪壁をリードで行くH
2
熊の遊び場の急な雪壁をリードで行くH
スコップで除雪しながら、道を拓く
2
スコップで除雪しながら、道を拓く
不安定な雪に悪戦苦闘するも道を切り拓いて、ロープをFIXし翌日に繋げた
不安定な雪に悪戦苦闘するも道を切り拓いて、ロープをFIXし翌日に繋げた
蟻の門渡りにて
P1尾根の真の核心を眺めるI君
彼の目にはどのように映っているのだろうか
3
P1尾根の真の核心を眺めるI君
彼の目にはどのように映っているのだろうか
ギャップから無念の峰への登り返し
5
ギャップから無念の峰への登り返し
無念の峰にて
敗退してきた山を眺める
心の内は無念かはたまたこの空のように晴れ晴れしているか?

(なんだwこの語り口はw)
5
無念の峰にて
敗退してきた山を眺める
心の内は無念かはたまたこの空のように晴れ晴れしているか?

(なんだwこの語り口はw)
ルンゼの下降
帰りはスキー

装備

個人装備
ワカン ショベル ビーコン プローブ スキー シール ストック メット ブーツ アックス1本(2本の人も)
共同装備
テント(岩 60mロープ✖2(早・中 デッドマン✖2(岩 スノーバー✖2(岩 土嚢袋(岩 スノーソー(中 赤テープ(中

感想





【yoru1988jpの感想】
3度目となった戸隠P1尾根
今回こそはとアプローチの時間短縮のためスキーで入山したけど、帰り道で思うように滑れず作戦失敗 スキー担いで、登山靴担いで、重い荷物背負って、夕暮れときを兼用靴のツボ足で雪に沈みながら歩いていると泣き出したくようだった
そんな気持ちを必死にこらえて帰り道
そんな自分に情けなくなりつつも前を歩く仲間の姿が頼もしかった。
帰ってきてすぐはもう数年は行かなくていいなと思ってたが、
1週間経って気持ちに変化が
『もうこの課題は早く終わらせたい、終わらせてすっきりしてぇー!!!』
そのな気持ちわかるでしょ?

2人よりも来た回数が多いから、2人が選んだルートにしょーじきうがった見方をしてた、さーせん!『そこは前通ったけど大変だったんだよ』とか『行けなかったんだよ』とか
なんだけど、それはあくまで自分の想定・経験だっただけで2人ともフルパワーで道を切り開いていた。俺のうがった見方恥ずかしーと思った。
今回の最高到達点のとこでリード出来て良かった。一度は譲ったんだけど、I君に促されてやってみようと思った。基本リードは怖いし、人のあとをついていくのは好きなのでリードしなくても良いと思ってる人間だけどこの区間はヒリヒリして面白かったし、雪のパワーに打ちのめされたことが良かった。サイヤ人になって帰ってこれそう。
あとは、夕飯時に俺以外の2人がコアな山談義で盛り上がっていて、ついていけなくて寂しかったなー(´;ω;`)

全部ひっくるめて思い出に残る山行になった。ありがとう。

【I君の感想】
キノコ狩りということで先輩方にお供させていただきました。キノコ雪が発達した尾根、側壁から垂れ下がる無数の氷結といった戸隠の特殊景観はかなり魅力的でした(本院岳ダイレクト尾根も行きたいですね。)。
また、尾根雪壁・キノコ雪はソフトな印象に反して、かなり労力を要する登攀となり、最高でした!
次回完登するために、P1尾根は雪の状態に左右される面が大きい印象なので同日程で完登できるかもしれないですが、確実なのは1日増やして出来る限り先までトレースをつけ、FIXを2箇所とる。
もしくは、無念の峰までテンバを揚げることだと思いました。また、先輩方のロープワーク・登攀の所作を見ていると自分はまだまだ未熟で今回お客様状態になってしまっていたので、次回はもっと力をつけて挑みたいです。

【Hの感想】
探検部同期の課題に便乗して、はじめて戸隠のクライミングを全身で堪能。
ワカンのままスコップとアックス握って取り付いた不安定な雪壁とキノコ雪。岩や氷とは別方向の難しさにびっくり。フルパワーで雪と格闘するのは、クライミングにラッセルのつらさをプラスした感じ。雪がしまってたら快適なんだろうけど。初日に、優しそうに見えたピッチに取り付いたら、結構ギリギリで限界をプッシュするクライミング。だいぶ心が折れてしまって、二日目はいつもより消極的な考えになってしまった。無念の峰の先の岩峰では、リードする相方がキノコ雪の大崩落を誘発。見てるだけでびびってってしまった。撤退の理由は他にもあったけど、完全に心負け。
完登するには、もう1日用意して2泊3日にするのと、どんな不安定なキノコ雪でも掘るり抜く覚悟が必要かなー。
P1尾根に限らず、またモチベーションあげて戸隠行きたいな!

【次回のためのメモ】
・カンジキ履いてからはハーネス履けない→履けるタイプのハーネスにする
・ハーネス腰ベルト緩い→もうワンサイズ小さいものを
・ダウン量800の寝袋を持って行ったが、もっと軽量化出来た→650g
・捨て縄を1.2mと2mに切って持っていったのは使い勝手が良かった。
・8mmシングルロープでの登行が大変だった→結び方やスリングの見直し&登行器を使う
・環付きカラビナゲート凍る→息を吹きかけ溶ける&スクリューではなくオートロックのものも揃える&グリース処理
・カラビナ動き悪くなった→グリース塗布
・ガスの量は十分だった。3人で250缶×1、500缶×1
→2食食べてトータルで500缶は減らず、250缶が若干残るくらい、予備日と乾かしも想定するとちょうど良かった。
・雪の懸垂下降はロープが雪にめり込んで登り返しがムツイ→木の棒を噛ませたり、土嚢袋を使うなど
・スコップに流れ止めのリーシュを付ける

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コメント

お疲れさまです
まだ編集中みたいだけど、とりあえずお疲れさまでした。
感想も語り口でよろしくー(笑)
2018/2/22 17:13
Re: お疲れさまです
体力回復してきたのでぼちぼち編集していきまーす
I君はキノコ雪に対して勇敢にスコップを振ってましたよー
山行自体は敗退だったんですが、キノコ雪の雪稜でよい経験になったと思います。
そして、yamapanさんも雪にやられてきたみたいですねーw
2018/2/23 11:56
Re: お疲れさまです
やっと完成です。
全然語れてねーけどw、他の2人の感想も書けたので良い感じになりました。
2018/3/1 22:20
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