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Yamareco

記録ID: 1390567
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雪山ハイキング
東海

小津権現山

2018年02月27日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:13
距離
9.6km
登り
1,029m
下り
1,015m
歩くペース
標準
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:47
休憩
0:26
合計
7:13
8:07
102
スタート地点
9:49
9:51
88
11:19
11:20
62
12:22
12:45
48
13:33
13:33
44
14:17
14:17
63
15:20
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
林道入口の邪魔にならないところに駐車した.
コース状況/
危険箇所等
新川尻橋付近から登るはずだったが,国道417号線が横山ダム付近から通行止めのため,急遽,このルートに変更した.最初の尾根取りつきは,尾根を直登したが,結構急で苦労した.標高390mまでは中電の巡視路があり,それを利用する方が楽である.鉄塔からは,ワカンを履いて歩いたが,この日のもう一人の登山者はアイゼンで登っていた.1000m地点までは,行き(朝)は楽だったかも.帰り(午後)は,雪が融けてきたので,ワカン,もしくはスノーシューの方が望ましいと思われる.帰りは,標高390mからはワカンを外し,もう一人の登山者に聞いて巡視路を歩いた.確かに楽である.積雪があるとところどころ不明瞭であるが,巡視路を利用した方が楽である.完全に雪に埋もれている場合には,尾根を直登するしかない.
その他周辺情報 道の駅「藤橋」が近くにある.トイレ,売店,レストランもある.温泉はこの日は休みであった.改修中か?
この辺りは,快適な尾根歩き.ところどころ急登もあるが,危険なところはない.
この辺りは,快適な尾根歩き.ところどころ急登もあるが,危険なところはない.
同行者donkoyama
雪庇.稜線に出た後はずっとこのような雪庇の上を歩くことになる.
雪庇.稜線に出た後はずっとこのような雪庇の上を歩くことになる.
やっと小津権現山が見えてきた.ここまでで見えるピークは,1000mのピークなので間違えて,がっかりしないように.
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やっと小津権現山が見えてきた.ここまでで見えるピークは,1000mのピークなので間違えて,がっかりしないように.
伊吹山が見えるところに来た.
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伊吹山が見えるところに来た.
だんだんと小津権現山山頂が近づいてきた.
だんだんと小津権現山山頂が近づいてきた.
このコースからは,稜線に出れば,常に伊吹山が見える.
このコースからは,稜線に出れば,常に伊吹山が見える.
同行者donkoyama.結構,疲れてきている.
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同行者donkoyama.結構,疲れてきている.
小津権現山山頂が近づく.
小津権現山山頂が近づく.
山頂はもうすぐ
山頂に到着.北を見れば花房山が見える.花房山に向かう道はかなりの傾斜である.
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山頂に到着.北を見れば花房山が見える.花房山に向かう道はかなりの傾斜である.
能郷白山と白山
一般的な夏道は,こちらから.積雪期以外は,林道(車)で標高を稼いでくれるため,小津権現山は,比較的登るのに楽な山である.とは言っても標高差700mくらいはある.積雪期は,標高差1000mほど自分の足で登らないといけない.
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一般的な夏道は,こちらから.積雪期以外は,林道(車)で標高を稼いでくれるため,小津権現山は,比較的登るのに楽な山である.とは言っても標高差700mくらいはある.積雪期は,標高差1000mほど自分の足で登らないといけない.
頂上にある祠は,やっと屋根が雪の上に出てきた.先週までは完全に雪の中だったらしい.急速に雪解けが進んでいる.
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頂上にある祠は,やっと屋根が雪の上に出てきた.先週までは完全に雪の中だったらしい.急速に雪解けが進んでいる.
山頂から北北西の景色
山頂から北北西の景色
山頂から東北東の景色
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山頂から東北東の景色
山頂から東南東の景色
山頂から東南東の景色
花房山.積雪期は,白い薔薇に見えることで有名.
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花房山.積雪期は,白い薔薇に見えることで有名.
山頂から西の景色
山頂から西の景色
帰り道.雪吊りしてもらえなかったために可哀そうなことになっている.これも「自然」である.
帰り道.雪吊りしてもらえなかったために可哀そうなことになっている.これも「自然」である.

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 雨具 ザック 輪カンジキ アイゼン ピッケル 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

1-2月の休日出勤の代休が5日もたまっていた.分かる人は分かると思うが,この業界,1−2月はとても代休をとれる状況ではない.ようやく代休が取れるようになってきたので,また,天気も上々ということで,代休を取り,残雪期にしか登れない藪山,もしくは残雪期に眺望の良い山に行こうと思っていた.いつも同行してくれるdonkoyamさんも,3月までに消化しなければならない年休があるとのことで,一緒に行くことにした.小津権現山は,積雪期,すぐ北西にある花房山が白色のバラに見えることで有名なので一度行ってみたいと思っていた.donkoyamaさんには,積雪期に標高差1000m,距離5kmはややキツイかなと思ったが,まあ,なんとかなるでしょう.

本当は,新川尻橋近くの藤波谷の北側の尾根のルートをピストンで行くつもりだった.このルートは距離が最短である.しかし,前日,R303から分かれたR417で落石があったらしく,撤去工事のため,奥いび湖大橋の北で通行止めになってしまった.車どころか歩いても通行禁止ということだった.そこで,急遽,横山ダムからダムの電波塔施設を経由するルートをピストンで行くことに決めた.当初の予定のルートより,傾斜は緩めだが,1−2時間は余計にかかる.

横山ダムのバス停の北にたくさんの観音像が祀られているところがあり,そこを通りその上から尾根に取り付いたのだが,標高差150mほど中電の送電線の鉄塔まではかなり急で,中途半端に雪が積もっているため滑って,かなり苦労した.鉄塔まで来ると,バス停付近ですれ違ったもう一人の登山者(この日,我々以外の唯一の登山者)がすでに到着してアイゼンを装着していた.きっと,もっと歩きやすい道があるのだろうと思い,帰りはその道を探すことにした.ここからはまとまった積雪があるようだったので,我々は,ワカンを到着した.

ここからしばらくは,午前中ということもあり雪がかなりしまっていたため,アイゼンの方がよかったかも知れない.ワカンは,爪があるが横滑りを防ぐためのもので縦方向には滑る.縦方向に滑らないようにするためには,前の輪っかを雪に蹴りこまないといけないのだが,それにしては雪が固すぎた.私は,急なところは,爪を効かせるため,逆ハの字に歩いたり,横になってクロスステップで登っていたが,donkoyamaさんには難しかったようで,進めない〜と嘆いていた.スノーシューとワカン,アイゼンの選択,ピッケルとストックの選択,人によっていろいろと主義,趣向があるようであるが,私はよほどのことがなければ,適当にごまかしながら使ってしまう悪い癖がある.donkoyamaさんにはアイゼンを付けてもらえばよかったかな.

実は横山ダム付近からは小津権現山は見えず,それと勘違いさせる山は,標高999mのピークである.そのピークに近づくとその東にある山が目的地であることに気づき,がっかりするのである.まあ,位置的,方向的にはあり得ないので,実際はそのことに最初から気が付いているのであるが淡い期待を抱かせるのである.この999mピークまで来ると,積雪量も増え,気温が上がって雪が緩んできたので,先行の登山者もアイゼンからスノーシューに履き替えたようである.我々はずっとワカンのままであるが,ワカンらしい歩きができるようになってきた.

このあたりからは,尾根が東西に走るため,(南に張り出す)雪庇を形成することで有名である.雪庇が崩れてもそれほど重大なことにはならないので,怖楽しい感じ?である.いくつかの小ピークを越えると小津権現山である.山頂からは,南から西にかけての眺望が悪いがそれ以外は,完璧である.南から西の眺望,例えば伊吹山などは,稜線を歩いているときに楽しむのが良い.

頂上は,広く,すでにもう一人の登山者が食事中であった.よく見ると白髪のおじいさんであった.健脚に驚かされる.挨拶し,雑談をしているとdonkoyamaさんも登ってきた.うわさ通り花房山は雪をかぶって白薔薇に見える.本当に綺麗である.誰が白薔薇と名付けたのか分からないが,私にはそんなセンスはないな.また,花房山まで縦走できるが,小津権現山からの下りは結構な傾斜である.降りるのは楽しそうだが,新雪だと登るのが大変そうである.

簡単に食事をとって,山頂の静寂と山頂からの景色を楽しんだら,下山を開始する.もう一人の登山者は,先に下山を開始している.送電線鉄塔まで来ると,その方がスノーシューを外していたので,下山ルートを聞くと,しっかりと巡視路があるらしい.そこで,帰りはその巡視路を下ることにした.ところどころ積雪のため,わかりにくかったが黒色のプラスティックの階段をたどって安全に下ることができた.しかし,階段がなければとても歩けないほどの急な傾斜である.もう少し積雪が多くこの階段を使えない場合には,観音像からの尾根直登の方がはるかにましである.巡視路の入り口は,バス停の南,ゲートのある林道に入ってすぐ左手にある.利用される方は,積雪量を考えてどちらを利用するかを選択して下さい.

残雪期に雲一つない快晴の尾根歩きだったにも関わらず,日焼け対策をしなかったため,顔が逆パンダになってしまった.完璧に残雪期に入ったという感じがしたが,急速に雪解けが進んでいる.今シーズンに若丸山と蕎麦粒山に行くつもりであるが,間に合うだろうか.

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