地図から消えた富士山大宮道の再調査

- GPS
- 04:38
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 760m
- 下り
- 765m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここに駐車してスタート |
コース状況/ 危険箇所等 |
北山林道入口の150m上から旧登山道が始まる。 入口らしき個所が数m離れて2か所あるが上のロープが張ってある所が正解。 下の入口から入り溝状の道を進むと前回(2012年調査時)の道になるが道は狭く不明瞭の個所も多い。 ロープの所から入り10m程で旧一合目跡地のような広場となる。 その後道なりに進むがupaさんがマーキングテープを取り付けてくれたので迷う心配は無い。 前回のルートはそれなりの道があるが狭く、今回歩いたルートが間違いなく大宮道である。 林道などの部分で前回調査の再確認のため本来のルート以外の所も歩き回っているがそれは無視してください。 |
写真
感想
2012年にmessageteaさんが富士山登山道大宮口で地図から消えた一合目から二合目の間の道を調査するとのことで便乗させて貰い同行させていただいた。それ以降、富士山の富士宮(大宮)登山道が気になって色々と調査を開始した。五つある登山道、すなわち村山口登山道、大宮口登山道(表登山道)、カケスバタ口登山道、上井出口登山道、人穴口登山道を歩いて調査を進め、皆な不完全ではあるが一応の調査を終了した。
明治39年にできた大宮口登山道は富士山スカイラインができ新五合目までバスが上がると歩く人がいなくなり新五合目下は廃道化し地図からも消えてしまった。そこで昭和3年発行の国土地理院の1/25000の地図を入手して前回の調査(2012年)の結果と比較してみたが地図上で二本線(道幅3m)だった道にしては狭く、不明瞭な個所も多く本当に正しかったのかなと自信が持てずにモヤモヤが続いている。
そんな時に、SHCで親しくしているupaさんが昨年末に正規の一合目から二合目の道を発見して歩かれ詳細の情報を私に教えてくれた。やはり私が以前歩いた道は間違っているようなのですぐにも再調査をしたかったが積雪で伸び伸びになってしまった。そこで本日思い切って出かける。
前回の調査は言い訳になるが7月だったので草も伸び放題で踏み跡を確定することが困難であったがこの時期は草もなく道形もはっきりとしている。upaさんの歩かれたルートは昔の地図で二本線(道幅3m)の道跡がしっかりと残っていて、ゴミなども見受けられることから間違いなく大宮口登山道であった。
upaさんのお蔭で疑問が解決し浅間大社から二合目までの旧大宮口登山道がつながったことになりupaさんに感謝・感謝・感謝。それにしても前回は何を調査していたのかと自分の実力の無さに猛省させられた今回の調査である。
これを機会に二合目から上も今年中に再調査するつもりでいる。
コメント
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fujinohideさん こんばんは
富士山にこのようなルートがあるなんて! 今まで全然知らなかったのです
スカイラインが出来るまで、昔の人たちはここを歩いて霊峰富士に登詣していたのですね。。 苔むした踏み跡、小屋の跡、さび付いてしまった道標。。こういう道をたどるのって凄いワクワクするし、ロマンがありますよね〜
今はどこでも車で高い所まで行って、日帰りで登れちゃうような時代。。便利になる分、このようなクラシックルートが無くなってしまうことはとても残念ですね。
私も富士山の廃道コース、勉強していつか歩いてみたいです
お疲れ様でした〜!(^^)!
haiziさん、いつもコメントありがとうございます。
今回、upaさんのお蔭で正しい昔の登山道を歩くことが出来ました。
初回に歩いた時とは入口が数mの違いですが内容は全然違っていました。人の後について行っただけとは言え恥ずかしい限りです。
最近upaさんが旧大宮道を調査し歩かれていますので他の個所も私なりに再調査したいなと思っています。
いにしえの道を探るのは楽しいですね。
ゴミばかり目につきますが、相当古いものが多くて、かえって新鮮でした。
当面はそのままが良いだろうなと思いました。
きっかけがあっての調査です。たまたま見つけられただけで、hideさんの投げかけが無ければ知らないで終わったかもしれません。山の楽しみが増えました。
upaさん、本当にありがとうございました。
富士山オールラウンドのupaさんですのでお仕事が忙しいようですが一度、ぜひご一緒に富士山古道を歩いてみたいですネ。その節は宜しくお願いします。
富士山バリルート以外でも楽しみは多くあり、やはり富士山は懐が深いなと感じています。
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