また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

ヤマレコ

記録ID: 1406004 全員に公開 アルパインクライミング谷川・武尊

一ノ倉沢 一ノ沢右壁左方ルンゼ

日程 2018年03月17日(土) [日帰り]
メンバー , その他メンバー1人
天候晴れ 強風
アクセス
利用交通機関

経路を調べる(Google Transit)

地図/標高グラフ


標高グラフを読み込み中です...
Web Services by Yahoo! JAPAN
表示切替:

コースタイム [注]

日帰り
山行
9時間30分
休憩
0分
合計
9時間30分
S土合口駅/谷川岳ベースプラザ03:0004:15一ノ倉沢10:50谷川岳12:30天神平12:30ゴール地点G
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
3:00頃 ベースプラザ → 5:50頃 左方ルンゼ取付き → 7:35頃 F5登攀開始 → 8:50頃 中間稜 → 10:15頃 東尾根 → 10:50頃 オキの耳 → 12:30頃 ロープウェー乗り場
コース状況/
危険箇所等
一ノ沢右壁左方ルンゼ → 一ノ沢二ノ沢中間稜 → 東尾根 → 天神尾根

一ノ倉沢に入ってすぐに左から入ってくる沢が「一ノ沢」
その次の沢が「ニノ沢」
一ノ沢と二ノ沢の間の尾根が「一ノ沢二ノ沢中間稜」
一ノ沢二ノ沢中間稜はオキの耳から東に伸びる東尾根に合流します
東尾根は西黒尾根とマチガ沢を作っている尾根です

今回のルートは「一ノ沢右壁左方ルンゼ」
一ノ沢を登っていくと、右の壁、つまり一ノ沢二ノ沢中間稜の側壁に
「左方ルンゼ」と呼ばれる細いルンゼがあり、これが氷瀑となって一ノ沢に落ちています
この左方ルンゼを詰めて一ノ沢二ノ沢中間稜に上がり、そのまま東尾根を登ってオキの耳まで行きました

アイスクライミングと雪稜歩きが同時に楽しめる、一粒で二度美味しいルートです
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図 [pdf]

写真

左方ルンゼF1はロープを出さずに登攀
F2あたりからロープを出しました
写真はリードのNさんと先行P

※以下、私が写っている写真などはNさんからいただきました
2018年03月17日 07:09撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
左方ルンゼF1はロープを出さずに登攀
F2あたりからロープを出しました
写真はリードのNさんと先行P

※以下、私が写っている写真などはNさんからいただきました
1
F2(1ピッチ目)登攀開始点
2018年03月17日 06:05撮影 by DSC-HX90V, SONY
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
F2(1ピッチ目)登攀開始点
1
2ピッチ目自分リードでF4終了点
右壁にハーケンの支点がありました
2018年03月17日 08:09撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
2ピッチ目自分リードでF4終了点
右壁にハーケンの支点がありました
だんだんガスが晴れてきました
2018年03月17日 08:09撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
だんだんガスが晴れてきました
核心のF5 CS部分をリードするNさん
2018年03月17日 08:40撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
核心のF5 CS部分をリードするNさん
1
雪と氷が多かったようで、CSのすぐ下までロープなしで登り、ビレイ点を構築
CSまで5mほどです
2018年03月17日 08:41撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
雪と氷が多かったようで、CSのすぐ下までロープなしで登り、ビレイ点を構築
CSまで5mほどです
1
氷が多く、核心のCSはさほど苦労せずに登りました
核心をあっさり超えて、ピースで余裕のNさん
2018年03月17日 08:44撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
氷が多く、核心のCSはさほど苦労せずに登りました
核心をあっさり超えて、ピースで余裕のNさん
2
CS直下でビレイする私
2018年03月17日 07:45撮影 by DSC-HX90V, SONY
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
CS直下でビレイする私
2
中間稜に乗りました
2018年03月17日 09:50撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
中間稜に乗りました
晴れて空が青くなってきました
これが噂の谷川ブルー?
2018年03月17日 09:50撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
晴れて空が青くなってきました
これが噂の谷川ブルー?
中間稜のナイフリッジ
このあたりで2ピッチロープを出しました
雪が安定していたので、必要なかったかな
2018年03月17日 10:15撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
中間稜のナイフリッジ
このあたりで2ピッチロープを出しました
雪が安定していたので、必要なかったかな
山頂が見えますが、雪煙が舞ってます
風が強い
2018年03月17日 10:15撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
山頂が見えますが、雪煙が舞ってます
風が強い
またまたナイフリッジ
2018年03月17日 10:37撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
またまたナイフリッジ
こんなところを登っているんですね
上から見るとコワイ・・・
2018年03月17日 09:57撮影 by DSC-HX90V, SONY
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
こんなところを登っているんですね
上から見るとコワイ・・・
東尾根に合流します
2018年03月17日 10:21撮影 by DSC-HX90V, SONY
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
東尾根に合流します
このあたりはノーロープ余裕でした
2018年03月17日 11:23撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
このあたりはノーロープ余裕でした
東尾根の核心部です
岩峰を巻くために、雪面をトラバースした後下降し、また登ります
2018年03月17日 10:33撮影 by DSC-HX90V, SONY
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
東尾根の核心部です
岩峰を巻くために、雪面をトラバースした後下降し、また登ります
山頂直下の雪庇をのっこして
2018年03月17日 10:52撮影 by DSC-HX90V, SONY
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
山頂直下の雪庇をのっこして
山頂から東尾根を眺めて
2018年03月17日 11:53撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
山頂から東尾根を眺めて
風が強いけどとても綺麗な空
この後は多くの人に紛れて、天神尾根を下山
2018年03月17日 11:53撮影 by Canon PowerShot G9 X Mark II, Canon
拍手 /こっそり拍手|詳細ページ|元サイズ|▶ 類似写真を探す
風が強いけどとても綺麗な空
この後は多くの人に紛れて、天神尾根を下山

感想/記録

仕事を早々に終え、19時半に池袋を出発。酒も飲まず22時過ぎには就寝。
2時半に起きて3時には出発する。
一ノ倉沢に入るが、大量のデブリが転がり暗くてよくわからない。
GPSを頼りに一ノ沢を目指す。足の早いNさんに遅れて歩くが、やがて目眩がしてくる。
「ああ今週は疲れていたもんなあ」
自分がサラリーマン登山家であることを思い出した。
一ノ沢の急斜面に差し掛かる頃はかなり辛かったが、そのうち良くなるだろうと楽観する。

さて、左方ルンゼの取付きに着くと、空が明るくなってきた。ここからアイスクライミングだ。
先行に1パーティ、これは自分の会のKさんだ。
それ以外にも2パーティいて、今日の左方ルンゼは4パーティ入った模様。

傾斜のゆるいF1はロープなしで登る。
F2につくと、先行はロープを出している。
ロープなしでも行けそうだが、Nさんが私の体調を気遣ってロープを出してくれた。
Nさんリードで60mいっぱい出す。出だしは氷が硬く、研ぎが甘いバイルが弾かれる。
30mも登ると今度は水氷になり、バイルがサクサク刺さる。
傾斜が緩いので駆け上がるように登ったが、流石にきつかった。
リードを交代して2ピッチ目、1ピッチ目より傾斜が強いが、氷の状態が良いので難しく感じない。
どこがF3とF4の境か良くわからないが、F4右側の傾斜が強い壁を登る。
角度は80−90度、雪が固まった氷でスクリューの効きは甘いがバイルはよく刺さる。こういう氷のリードは嫌なものだから、さっさと登って抜けるに限る。体感検楪度。
これを乗っ越すと、ちょうどロープいっぱいくらいで右壁にハーケンのビレイ点。
F2からF4は2ピッチで抜けたことになる。
続く雪の斜面の先に、核心のF5チムニー滝とチョックストーン(CS)が見えた。
CSの下までロープを引きずって雪斜面を登る。

先行PがちょうどF5のCS核心部を登っている。
チムニーには雪と氷が詰まっており、CSのすぐ下まで簡単に登れる状態だ。
くまなく探したわけではないが、ハーケンは見当たらないのでスクリューでビレイ点を構築、Nさんがリードで登る。
CSのすぐ下にスクリューで支点を取ると、Nさんがすかさず「うーん、これは悪いね」と言う。
そうかー悪いかー、やっぱりな〜と思っていると、Nさんは大きく足を開き、右壁の氷に右足、左壁に左足を置いて
スルスルっと登ってしまった。CSの上から見下ろすNさんは「アッサリ行けた」と余裕のピースサイン。

60mロープいっぱいに伸ばし、今度は自分がフォローで核心を登る。
CS下のスクリューを回収した後、頭上にCSを見ながら、バイルは左壁の薄い氷に、右足はCS下の氷、左足は左壁の岩に置く。
体を上げたら、今度はバイル2本とも、CS左横落ち口の小さい氷に刺す。
両足は左壁の氷に細かくステップを切って上げる。
あとはバイルをさらに落ち口奥の氷に突き立て、足を上げていくとあっさり簡単に上がれた。
他の記録を見ると苦労しているパーティが多いが、氷の付きが良いせいだろう、簡単に登れた。
この部分、ルンゼのノドなのでCS上の斜面をリードが歩くだけでスノーシャワーが落ちてくる。

CS滝を登ると、あとは急な雪の斜面。ここでアイスクライミングは終了だ。
ロープを仕舞い、急な斜面を一歩ずつ確認しながら先行のステップを追う。
一登りで一ノ沢二ノ沢中間稜に乗った。
この先はナイフリッジの連続。先行がロープを出しているので、我々も出す。
プロテクションは細いシャクナゲの枝だ。頼りない太さだが他に何もないので、かえって心強く見えてくる。
雪が安定しているので、ロープ不要なくらいだが、たまに足元の雪が崩れるときがあり、やはりロープは必要だと思い直す。
両足分の幅しかないリッジ、跨げて座れてしまう本当の馬の背リッジを超えて、60mいっぱい2ピッチ出した後は、草付斜面を登る。凍った草付にバイルがよく決まる。
やがて岩も草もない雪斜面になり、東尾根のトレースと合流した。

東尾根に乗った後もナイフリッジは続くが、中間稜よりは太い。
岩峰をトラバースして巻く東尾根の核心部分も、雪が安定していてトレースが付いているので、あっさりと歩ける。
核心を抜けたら一登りで山頂だ。最後、山頂の雪庇に両のバイルを突き刺して体を引き上げる。
足を上げて乗り込むと、山頂には人がたくさんいた。

Nさんと2人で写真を撮る。
天気が良く、雪が締まっていて、あまりに順調に登れた。快適でたのしかった!
ほとんど休憩していなかったので、ここでしばし休む。
9時間弱、一度水を飲んだだけなので空腹だった。

ここまでくれば、もう余裕。
天神尾根を登ってくる人々に挨拶を交わし、日が高いうちにロープウェー乗り場に着いた。

しばらくぶりの好天と好ルートで、とても充実した山行となった。
Nさんありがとうございました。
訪問者数:541人
-
拍手

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録へのコメント

登録日: 2016/6/25
投稿数: 1
2018/3/19 20:30
 山頂の標識
お互い大切にしましょう

この記録に関連する本

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートはまだ登録されていません。
登山 登山用品 山ごはん ウェア トレイルラン
トレッキング クライミング 富士山 高尾山 日本百名山
この記録は登山者向けのシステムヤマレコの記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら
ページの先頭へ