ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 141147
全員に公開
ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

安達太良山(東北山行☆紅葉と強風と渡渉と)

2011年10月11日(火) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:00
距離
11.7km
登り
839m
下り
1,018m

コースタイム

奥岳温泉登山口8:15 - 8:20あだたら渓谷自然遊歩道入口 - 8:50くろがね小屋分岐 - 9:35五葉松平 - 9:50薬師岳みはらし台9:55 - 10:20仙女平分岐(表登山口分岐) - 10:55峰の辻入口 - 11:00安達太良山山標 - 11:10峰の辻入口 - 11:25峰の辻 - 11:55くろがね小屋12:20 - 12:30金明水(勢至平方面ルート上) - 12:50勢至平方面ルート分岐 - 13:40八幡滝 - 14:15塩沢温泉BS
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
行き:
二本松駅〜奥岳温泉 タクシー5000円

帰り:
福島交通バス(http://www.fukushima-koutu.co.jp/)
塩沢温泉BS発 学校経由二本松行き(4本/日)
塩沢温泉〜二本松駅前 790円
コース状況/
危険箇所等
道の状況:
・あだたら渓谷自然遊歩道はよく整備されていますが、濡れていて滑りやすい箇所もあるので注意。
・くろがね小屋分岐からはゲレンデ内を辿り、途中からゴールドラインリフトの下を歩くかたちになります。五葉松平への登山道の入り口はリフト駅の少し上にありますが、少々わかりにくいのが難点です(入り口の案内は見当りませんでした)。
・登山道に入ってからは、足許に注意すれば問題ないでしょう。紅葉の時期にはむしろ脇見登山に注意。
・この日の稜線近くは強風でした。
・塩沢ルートの入り口はくろがね小屋から10分弱の地点にあります。最初は単なる茂みのように見えて行き過ぎてしまいました。
・塩沢ルートでは川を6回渡りますが、ロープだけの箇所もあります。特に五の橋、二の橋が厄介でした。ロープをうまく使う必要があります。
・ルートマップで「危」マークがついている屏風岩附近の岩場は、足許に注意が必要ですが、それほど心配することはないでしょう。もちろんロープや鎖もあります。

登山ポスト: 奥岳温泉ホテル(現在閉鎖中)横にあります。用紙・筆記用具も備えられています。ゴンドラリフト山頂駅にもあるそうです。

トイレ: ゴンドラリフト駅とくろがね小屋(管理人さんに声かけしてくださいとのこと)にあります。

温泉: 塩沢温泉に4軒あります。ただし、バス停からはすこし離れています。
ゴンドラリフト山麓駅から
2011年10月11日 08:14撮影
10/11 8:14
ゴンドラリフト山麓駅から
あだたら渓谷自然遊歩道に寄り道
2011年10月11日 08:21撮影
10/11 8:21
あだたら渓谷自然遊歩道に寄り道
魚止滝
2011年10月11日 08:34撮影
10/11 8:34
魚止滝
昇龍の滝。なだらかです。これなら鯉も昇れそう。
2011年10月11日 08:36撮影
10/11 8:36
昇龍の滝。なだらかです。これなら鯉も昇れそう。
紅葉滝。紅葉は始まったばかり。今後に期待です。
2011年10月11日 08:43撮影
10/11 8:43
紅葉滝。紅葉は始まったばかり。今後に期待です。
あだたら渓谷自然遊歩道の全体図
2011年10月11日 08:47撮影
10/11 8:47
あだたら渓谷自然遊歩道の全体図
登山道に合流
2011年10月11日 08:52撮影
10/11 8:52
登山道に合流
登山道といっても、こんな広い道
2011年10月11日 08:53撮影
10/11 8:53
登山道といっても、こんな広い道
薬師岳山腹の紅葉に目を奪われます。左上はゴンドラリフトの山頂駅。
2011年10月11日 09:08撮影
10/11 9:08
薬師岳山腹の紅葉に目を奪われます。左上はゴンドラリフトの山頂駅。
東の空はどんより
2011年10月11日 09:12撮影
10/11 9:12
東の空はどんより
紅葉が間近に迫ってきます
2011年10月11日 09:16撮影
10/11 9:16
紅葉が間近に迫ってきます
大きな松ぼくり
2011年10月11日 09:28撮影
10/11 9:28
大きな松ぼくり
黄色が鮮やか
2011年10月11日 09:28撮影
10/11 9:28
黄色が鮮やか
五葉松平
2011年10月11日 09:35撮影
10/11 9:35
五葉松平
さびついた標識が溶け込んでしまっています。
2011年10月11日 09:36撮影
10/11 9:36
さびついた標識が溶け込んでしまっています。
赤も鮮やか
2011年10月11日 09:45撮影
3
10/11 9:45
赤も鮮やか
負け惜しみですが、ベールに覆われた紅葉も悪くありませんね。それにしても見事なほどにとりどりに色付くものです。
2011年10月11日 09:51撮影
3
10/11 9:51
負け惜しみですが、ベールに覆われた紅葉も悪くありませんね。それにしても見事なほどにとりどりに色付くものです。
薬師岳はここではないはずですが…
2011年10月11日 09:54撮影
10/11 9:54
薬師岳はここではないはずですが…
仙女平分岐。分岐地点はこの少し先(西)にあります。
2011年10月11日 10:19撮影
10/11 10:19
仙女平分岐。分岐地点はこの少し先(西)にあります。
表登山口ルートとの分岐地点
2011年10月11日 10:21撮影
10/11 10:21
表登山口ルートとの分岐地点
ガスがだんだん濃くなってきます。
2011年10月11日 10:31撮影
10/11 10:31
ガスがだんだん濃くなってきます。
峰の辻入り口。あたりはすっかりガスの中。
2011年10月11日 10:56撮影
10/11 10:56
峰の辻入り口。あたりはすっかりガスの中。
山頂(乳首)を目の前にして。風が強く真っ直ぐ立っていられません。
2011年10月11日 11:03撮影
10/11 11:03
山頂(乳首)を目の前にして。風が強く真っ直ぐ立っていられません。
恨めしく山頂(乳首)を見上げます。
2011年10月11日 11:08撮影
10/11 11:08
恨めしく山頂(乳首)を見上げます。
峰の辻
2011年10月11日 11:24撮影
10/11 11:24
峰の辻
空は曇りでも下界は華やか
2011年10月11日 11:33撮影
7
10/11 11:33
空は曇りでも下界は華やか
鉄山。山腹下部の紅葉が見事。壮大な山容にも圧倒されます。
2011年10月11日 11:43撮影
1
10/11 11:43
鉄山。山腹下部の紅葉が見事。壮大な山容にも圧倒されます。
くろがね小屋方面。
2011年10月11日 11:43撮影
10/11 11:43
くろがね小屋方面。
くろがね小屋。昼時だったので多くの方で混雑していました。
2011年10月11日 11:56撮影
10/11 11:56
くろがね小屋。昼時だったので多くの方で混雑していました。
黄葉が多いのが特徴でしょうか。
2011年10月11日 12:26撮影
10/11 12:26
黄葉が多いのが特徴でしょうか。
くろがね小屋周辺は今がまさに盛りです。
2011年10月11日 12:27撮影
1
10/11 12:27
くろがね小屋周辺は今がまさに盛りです。
鉄山を振り返って
2011年10月11日 12:28撮影
1
10/11 12:28
鉄山を振り返って
空が明るくなるとそれだけで色調も大きく変わります。
2011年10月11日 12:32撮影
10/11 12:32
空が明るくなるとそれだけで色調も大きく変わります。
塩沢ルートはこんな道
2011年10月11日 12:54撮影
10/11 12:54
塩沢ルートはこんな道
心地よい林を行きます
2011年10月11日 12:54撮影
10/11 12:54
心地よい林を行きます
五の橋。丸太二本の橋が水没していました。
2011年10月11日 13:09撮影
10/11 13:09
五の橋。丸太二本の橋が水没していました。
天狗岩
2011年10月11日 13:35撮影
10/11 13:35
天狗岩
八幡滝
2011年10月11日 13:40撮影
10/11 13:40
八幡滝
塩沢ルートの登山口
2011年10月11日 14:12撮影
10/11 14:12
塩沢ルートの登山口

感想

 宮城県石巻市を訪ねた帰りに安達太良山へ行ってきました。平日は奥岳温泉までのバスがありません。少々贅沢かもしれませんが行きはタクシーで、帰りに塩沢温泉からのバスを使うこととしました。

 二本松駅前でタクシーに乗車。運転手さんから、地震発生時は車が跳ねるようだったという話などを伺いながら、奥岳登山口へ。平日なので広大な駐車場もまだ余裕がありました。ゴンドラリフト駅で身支度をととのえ、まずはあだたら渓谷自然遊歩道へ歩を進めます。その名の通り渓谷を辿る遊歩道ですが、3つある滝がそれぞれに特徴的で飽きません。紅葉の盛りはそろそろでしょうか。

 さて、登山道に合流してゲレンデを登ります。次第に姿をあらわす山腹の紅葉に目を奪われますが、幅広でどこを歩いたらよいのかわかりません。ところどころにある案内を見つけては修正しつつ、ゴールドラインリフトの駅の上から山道に入ります。
 高度を上げるにつれて見渡す範囲も広がり、さまざまに風景が変化します。うっとり見とれたり、写真を撮ったりでのんびりと、まずはみはらし台へ。ここでは何人か三脚をたてて写真を撮っています。途中でも一眼レフカメラや三脚を肩に下げた人を多く見かけました。

 ところが、仙女平分岐を過ぎるあたりからガスに包まれるようになり、峰の辻入り口ではすっかり周囲が見えなくなってしまいました。おまけに風が強まり、あわてて防寒着を着込みます。降りてきた方の話によれば、山頂では1分もじっとしていられないとか。ともあれ行けるところまで行こうと、山頂下の山標のところへ辿り着くも、風は強くなるばかり。山頂の岩稜(乳首)を登ろうかどうか考えましたが、突風で足許が不安定な状態では何が起こってもおかしくないと思い、今回は諦めました。

 峰の辻入り口からは風の影響もなく、周囲の紅葉を眺めながらのんびりと峰の辻方面、そしてくろがね小屋方面へ下ります。黄色を中心とした紅葉は今がまさに盛り。特に、鉄山は山頂部と崩落箇所以外が一面の黄葉に。ちょうどよい時に巡り合ったことは幸いそのものでした。

 くろがね小屋で昼食をとった後、途中から塩沢ルートを辿るはずが、分岐を通り過ぎて金明水まで行ってしまいました。金明水をいただいてから後戻り。入り口は茂みとまがうような細い道でした。
 塩沢ルートは、最初がやや藪深い感じですが、そのうちに心地よい山道になります。すれ違う人もなく静かな山歩きができます(最終的に塩沢ルート上で出会ったのは1グループだけでした)。

 ただ、この日は湯川の水量が多く、いくつかの渡渉地点では橋や足場となる岩が水没していました。ロープが頼りとなる箇所ですが、五の橋では最後にバランスを崩してしまい、右半身が水浸しに。最大の難関は二の橋。橋はなく普段なら岩伝いに渡れるのでしょうが、前述の通りのさま。おまけにロープは向こう岸に放置されたまま。川に入るのをいったんは覚悟しました。
 そのとき、対岸に5人のグループがやってきました。対岸から見てもそのままでは渡れない様子。そこでロープを投げてもらって木に結び付け、何とか渡り切ることができました。ちょうど居合わせてくれたグループのみなさんに感謝です。

 思いもしなかったことで予想外のタイムロス。このあとには岩場も控えているので慎重かつ大胆に急ぎます。天狗岩や八幡滝の見学もそこそこに、何とか予定のバスに間に合わせることができました。

 いくらかの余裕をもって登り始めたのですが、紅葉に目を奪われたり、強風で進退を考え込んだり、最後は渡渉に手間取ったりで、塩沢温泉の入浴は見送らざるを得ませんでした。いろいろな失敗もあり、反省点ばかりが残りました。コース設定に無理があったからでしょう。
 それでも、東北の紅葉を目に焼きつけて無事に帰って来られたことに感謝して、今後はより自重した山歩きを楽しみたいと思います。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1302人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
無雪期ピークハント/縦走 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山・鉄山(五葉松平経由)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山(塩沢口〜奥岳口)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山 奥岳登山口
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5
積雪期ピークハント/縦走 磐梯・吾妻・安達太良 [日帰り]
安達太良山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら