鬼岳(西岩稜)
- GPS
- 08:36
- 距離
- 2.5km
- 登り
- 608m
- 下り
- 604m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:46
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
・1P(5.10b),2P(5.7)…※ブッシュに逃亡し巻いた 8:32〜9:32(cowリード) ・3P(5.10c)…9:36〜10:03(cowリード) ・4P(5.10d)…10:10〜10:56(tanekuリード) ・5P(5.10c)…11:00〜11:40(cowリード) ・6P(5.5)…11:45〜12:03(tanekuリード) ・7P(5.7)…12:07〜12:37(cowリード) ・8P(5.9)…12:43〜13:21(tanekuリード) ・9P(5.9)…13:30〜13:57(cowリード) ・10P(5.10b)…14:03〜14:20(tanekuリード) ・懸垂下降1P…14:37〜14:50 ・懸垂下降2P…14:56〜15:10 |
写真
装備
個人装備 |
ザック
ザックカバー
ハーネス
ヘルメット
クライミングシューズ
チョークバッグ
環付カラビナ(5)
カラビナ(10)
セルフビレイランヤード(2)
エイト環
確保器
ナイフ
60?スリング(3)
120?スリング(3)
クイックドロー(9)
カッパ上衣
アプローチシューズ
靴下
長袖シャツ
ズボン
アンダーシャツ
タオル
ハンマー
ヘッドランプ
予備電池
救急セット
コンパス
地形図
ルート図
笛
飲料(1リットル)
行動食
予備食
時計
筆記用具
プルージック用スリング(5?×2 4?×2)
懸垂下降バックアップ用スリング
|
---|---|
共同装備 |
ダブルロープ(8.6?×50m×2)
ハーケン(4)
キャメロット(#0.3〜#4)
あぶみ(2)
ハンドアッセンダー
マイクロトラクション
捨て縄(3)
手打ちボルトセット
|
感想
垂水市より海を眺めながら、一時間ほど車で南へ向かうと、頭上遥かに奇怪な岩峰が望まれる。眺めれば眺めるほどにそれは不可解であり、何かの角のようにも見えてくる。そんな姿が「鬼岳」の由来となったのであろう。
その鬼岳に、10ピッチのマルチピッチルートがある。僕が所属する山岳会の名を冠するそのルートに一度は登ってみたいと思ってはいたのだが、とにかく厳しいルートだと聞いており、自分ごときの技量では、跳ね返されるのが目に見えていると思っていた。
ところがtanekuさんより、「お互い初見で行ってみましょうよ!」と、誘いを受け、秘蔵のあぶみをザックに忍ばせ、始発のフェリーで大隅へと渡った。
意気込んで1ピッチ目に挑んだものの、苔生すフェイスに苦戦し、さっさとブッシュに逃亡してしまった…
湿った土に指を突き立て、木の根を掴み、汗を流しつつ朝一からの南国のブッシュ登り…自分らしいと言えばそうなのだが、「今日は偉大な先輩方の開いたルートに挑むのではなかったのか…」と自問すると、早くも気が滅入ってしまった…
おまけにブッシュをガシガシ登るうちに、2ピッチ目までカットしてしまい、行き着いた先は3ピッチ目の取り付きであった。ここまで来ると、視界も開け、目の前には花崗岩のグレーの岩肌が現れた。再び意気込んで、「やはり岩登りはこうでないと…」と、取り付いてみたがとにかく悪い!テンションを入れ唖然としてしまった…
それからは、とにかく上まで抜けようと都合良く頭を切り替え、A0、A1を駆使し、ピッチを刻んでいった。
鹿児島でクライミングをしていながら、まだ登ったことのなかった鬼岳西岩稜。どうせなら初見で登りたいと思い、同じく、まだ登っていないcowさんと挑戦。西岩稜は難度、長さ、ロケーションなど九州でもトップクラスのマルチルート。最高ピッチグレードは10dということになっていますが、難しすぎてフリー化した方以外にフリーで登ったと言う話を聞いたことがありません。当然私もフリーで行けるなんて全く考えず、アブミとユマーリングの準備をして登りました。3-5ピッチは非常に難しく全て人工で行きましたが、6-10はフリーを意識して登りました。10ピッチを登り、頂上から眺めた開聞岳は最高でした。
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