両神山
- GPS
- 06:35
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 1,147m
- 下り
- 1,163m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
有料登山道 1000円 (予約が必要。人数制限あり。駐車場代と山バッチ代含む。) 登山口にトイレ有り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
とてもよく整備された歩きやすい登山道。 無理な急登箇所なし。 山頂直下に鎖場があるが高さも3Mほどで慎重に登れば大した事は無い。 |
写真
感想
素晴しいお天気に恵まれ、今日、山へ行かれた皆さんは、
さぞかし素敵な景色を楽しまれたのではないでしょうか。
以前、大霧山から眺めた時にすごく印象的だった両神山。
いつかは登りたいなぁなんて思っていたのですが、
鎖場という言葉に腰が引けて…。
先日ネットで白井差のルートが有料で復活しているのを知り、
しかも昔のルートより歩きやすくなった新ルートでの復活だとか…。
それじゃあ行って見るか!
前日に電話で予約して、朝7時半頃登山口に到着。
すでに5台くらいの車と数名の登山者と管理人の方。
その場で必ずピストンで戻って来る事やコースの注意点などの簡単な説明と
所要時間などの説明の書かれたルートの地図を渡される。
戻ってきた時に1000円を払うシステムということだ。
歩き始めは広い道で、橋を渡ってから沢筋の登山道が始まる。
途中、立派な昇龍の滝があり30分ほどで沢を離れ山腹を登る。
登山道はとてもよく整備されていて非常に歩きやく、
無理をする様な急登も無く大きな段差も全く無い。
自然林の中を歩くコースは明るくて開放感もありとても心地よい。
もう紅葉は終わり気味だったが素晴しい青空と色付いた葉との色のコントラストは
とてもキレイでついついカメラを取り出しペースはかなり遅め。
そのせいかほとんど息が上がる事も無く山頂手前の尾根に出る。
最後の鎖場はちょっと渋滞していたがたいして難しくも無く無事山頂に到達。
山頂からの景色は最高の一言!
青い空と廻りに見える数々の山々。
富士山を始め八ヶ岳や浅間山、遠くには北アルプスの山々、
初めて槍ヶ岳のトンガリを見る事ができて感動!
雲取山、金峰山、笠取山、瑞牆山、大霧山等々、
今まで登った山々がたくさん見えて思わずテンションが上がり、
一時間以上山頂から山座同定に費やす。
さすが百名山。この日はたくさんの登山者で狭い山頂は大混雑。
グループの方々は山頂を少し下がった辺りで休憩されてたみたいです。
名残惜しい山頂に別れを告げ、下山開始。
すぐ下で管理人さんが休憩されていた。
最後の登山者を見届けてから降りますとの事。
1日30名くらいに限定しているのは一人で面倒を見れる数という訳かぁ。
お金を取るということは責任も発生するという事なんですねぇ。
この有料登山道は大変よく考えられて造られてあるみたいで、
ビギナーや年配の方でも登ることが出来る様に、
程よい勾配で道が付けられてあるようだ。
登りはさほど感じなかったけど下ってみると意外に急坂。
いい具合に高度を稼ぐように造られてるんですね。
しかもこまめに修復作業もなされているように感じた。
1000円で駐車場代と山バッチ付き、
登山者の面倒を見て登山道の整備も…。
こりゃあ金儲けじゃあ出来ないですね。
これを個人でやられているとは大変なご苦労だと頭が下がりました。
正直言うと国と揉めて登山道廃止に至った私有地の方と聞いて、
どんな偏屈なオヤジなんだろうと思っていたのですが、
お会いしてみるとものすごく気さくな冗談好きな明るい方、
山岳救助の仕事もされてるみたい。
ちょっと話しただけでも山を愛する気持ちが伝わって来る素敵な方でした。
このコース、山ベテランの方にはちょっと物足りないかもですが、
都内からも無理せず日帰りで行けて、
ビギナーの自分なんかが無理せず山頂に立てる
ありがたいコースだと思います。
山が荒れないように、登山者の安全を管理して、ある程度の制限は加えつつ、
ビギナーや年配の方にも山頂を楽しめるように…
登山ブームの中にあっては、
有料登山道っていうの形もアリだなと思いました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する