鳳凰三山 〜テント担いで紅葉狩り〜 (青木鉱泉発着)


- GPS
- 30:03
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 2,147m
- 下り
- 2,134m
コースタイム
【30日】鳳凰小屋6:15-(近道経由)-7:15分岐点-7:50観音ヶ岳-8:25薬師ヶ岳8:45-11:50林道合流地点-12:25青木鉱泉
天候 | 29日(土):快晴!! 30日(日):曇り時々小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
【帰り】国道20号沿で、『小作』双葉バイパス店まで行き、双葉SAのスマートICから中央道へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【国道20号から小武川渓谷沿いの林道】 かなりハードな凸凹道もあり、車高の低い車はお腹をするかも。 すれ違いは苦労します。 夜走ったので、途中たくさんの鹿に出くわし、そのたびに驚く!! 【青木鉱泉駐車場】 私の車のナビは、工事車両用の出入り口を案内してしまっためオレンジ色の柵がしてあり夜は入れないのかと焦る。 が、鉱泉の入り口はそのすぐ上にあった。 橋を渡って行いく。 テント場の下に2カ所と宿入り口に近いところに登山者用の駐車スペース有り。 水場とトイレはテント場の所が夜でも使えた。 夜明けから小屋の前で駐車料金の受付開始。 お金を払って駐車券をもらい、車のフロントに乗せる。 入山届けのポストも、小屋の入り口にあり。 【青木鉱泉〜鳳凰小屋】 鉱泉を出てすぐに、法面工事で登山道が全面通行禁止。 川の対岸へ迂回路あり。 がっつり汗をかく急な登りが続く。 岩をつかんだり木をつかんだりするのでグローブ必須。 【鳳凰小屋〜地蔵ヶ岳山頂】 賽の河原入り口までは、急な森林歩き。 森が切れると、一歩一歩がなかなか進まない蟻地獄のような砂道。 ここはホントにポールがあったら楽だろう。 オベリスクは、一番上のとんがり直下までなら岩登りの経験が無い私でも登れた。 一番上のとんがりは、てっぺんに杭を打ち込んであり、ロープが何本もかけてある。 目の前で登っていた数人の男性によると 「登るのはなんとかなる。最後岩に乗り上げる時と、降りるときの最初がロープから手が離れるので難しい」 とのこと。 【鳳凰小屋〜観音ヶ岳(近道経由)】 小屋の水場左から川を越えて近道の入り口にかけてある梯子を登る。 岸に登るところの大きな岩が、ツルツルに凍っていた。 稜線に出るまでは急な登りが続く。 トレイルが、かなり深く溝になっていた。 【鳳凰小屋分岐点〜薬師ヶ岳】 気持ちのいい稜線歩き。 特に危険な箇所はなし。 【中道 薬師ヶ岳〜林道合流地点】 急な下りが続く。 太腿とヒザを酷使。 途中の笹原は、つかの間の癒しの空間。 【林道合流地点〜青木鉱泉】 林道から青木鉱泉までの近道あり。 |
写真
感想
木曜の夜まで小屋泊の白峰三山とテント泊の鳳凰三山と悩んだ末の、鳳凰三山。
結果、とってもきつかったですが、大きな達成感ありの山行でした♪
★ドキドキの始まり★
今回、一番怖かったのは小武川沿いの林道を青木鉱泉に向けて走った金曜の夜。
道は細いし、あちこち落石の跡はあるし、クマ注意の看板がた〜くさんあるし、立派な角の男鹿が飛び出してくるし。。。
こんなとき、一人はやっぱり心細いですね。
ま、そんな思いも青木鉱泉の駐車場に車を止めて、満点の星空を見上げた瞬間に忘れてしまいましたが♪
土曜の朝は、明るくなるのを待って駐車場の受付を済ませ、出発。
雲一つない快晴。
自然に顔がにやけます。
★汗だくのドンドコ沢★
ドンドコ沢コース、登りはほんとにきつかったですが、滝を見ながら気を紛らわせ、てっぺんで見られるはずの真っ青な空とオベリスク目指して汗を流します。
鳳凰小屋に着くと、小屋のスタッフさんたちがのんびりひなたぼっこでお出迎えをしてくださいました。
「いや〜、今日はおだやかすぎるねぇ」なんて感じ。
若いスタッフのお兄さんは、テント場にお布団干しながらお昼寝してました。
実にきもちよさそ〜。
その横でマイテントを設営し、小屋前にある炊事場で昼食タイム。
お隣では、白人のおねー様がタンクトップ姿で休憩中。
そのくらい、穏やかな日でした。
★ついにオベリスク到達★
昼食後、アタックザックに地図と飲み物を投げ込んで、軽い足取りでピークを目指します。
それでも賽の河原までの砂山には苦労しました。
オベリスクはすぐそこに見えているのになかなか着かないのです。。。
白い河原のお地蔵さんたちにご挨拶をした後、アタックザックを置いてオベリスクによじ登ります。
結局、一番てっぺんのとんがりは腰が引けて上れませんでしたが、真下までは行ってきましたよ♪
今はまだ力不足だから、もちょっと経験積んだらいつかてっぺんに立てるかも。
山では、撤退する勇気も必要ですよね!! なんて自己弁護(笑)
★楽しい夜★
夕食は、やはり小屋の前の炊事場を使わせていただきました。
ちょうどお隣に居合わせた、飯田の農家をやってるお兄さんと川崎のおねーさんが気さくな人たちで、とっても楽しい時間をすごさせていただきました。
お二人ともBCスキーをされるということで、雪山の話で盛り上がったり、農家のお兄さんがでっかいお鍋をもってきって、ご自分で作ったお野菜たっぷりの鍋を振る舞っていただいちゃったり。
いや〜、おいしかった♪ほんとに、ごちそうさまでした。
ご満悦で眠りに就きました。
出発直前の天気予報では、雪マークがついていたのでドキドキしていたのですが、結局雪は降らず、雲がかかっていたせいで気温も大して下がらず快適なテント泊でした。
★朝焼けに照らされて★
日曜日は、暗いうちに動き出し、朝焼けを見ながらテントを撤収。
朝焼けに照らされたテント場やオベリスクをうっとり眺めて歩き出しました。
霜を踏みながら近道経由で稜線に出て、観音岳・薬師岳と進みます。
雲が多くすっきりしない空でしたが、それはそれでまたステキにな景色に出会えました。
鳳凰三山のいいところは、稜線の両側に中央アルプスと南アルプスを眺められることですね。
白峰三山側の山々は、ちょうど紅葉が見頃で、ついついあちこちにカメラをむけてしまい、なかなか進みませんでした。
薬師岳の頂上で、ぼけ〜っと白峰三山を眺めていると、段々空の色が暗くなってきたのであわてて下山をはじめました。
中道の下山は、長かったです。
前日の登りで足には疲れがたまっているので、最後の方は太ももの筋肉が悲鳴を上げる感じでした。
★癒し★
駐車所に着いて、登山靴を脱いだあの瞬間、極上の喜びを感じました。
達成感十分な2日間。
あ〜楽しかった♪
青木鉱泉の湯船につかって、「小作」でボリューム満点のほうとうを食べ、苦しいお腹を抱えて帰ってきました。
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