霧訪山・大芝山・洞ノ峰


- GPS
- 04:00
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 644m
- 下り
- 706m
コースタイム
小野登山口 10:05
霧訪山 10:55-11:10
大芝山 11:45
洞ノ峰 12:05-12:15
下西条登山口 13:00
みどり湖駅 13:45
天候 | 雲ひとつない快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR中央線 小野駅 (帰り) JR中央線 みどり湖駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●小野登山口 → 霧訪山 登山口の少し手前には駐車場があって、10台ほどの車が停めれらていました。まだ余裕があったので、20台くらいは停められそうです。 登り始めると、最初から結構な急坂が、しかも長く続きます。途中で一旦緩やかな区間を挟みますが、その後は再び急坂となりました。頂上が近くなったあたりでは、登りにくい段差なども出てくるようになります。 今回は登りでしか歩きませんでしたが、下りでは少し緊張させられる場所があるかもしれませんし、膝とかへの負担も、400mという標高差以上のものがあるかと思います。 ●霧訪山 → 大芝山 明瞭な尾根道が続きます。唯一、霧訪山から歩き始めてすぐに男坂と女坂に分かれる区間で、女坂を選択したところ、やや明瞭さに欠ける箇所もありましたが、迷うほどでもありませんでした。 急な箇所や歩きにくい箇所もなく、概ね全区間気持ち良く歩けると思います。 ●大芝山 → 洞ノ峰 途中で善知鳥峠へ下る道が分岐するまでの間は、ほぼそれまでと同じ調子の道が続きます。 分岐点を過ぎると、みるみる不明瞭さが増していきますが、明瞭な区間も断続的に現れるので、さほど不安を感じることはありませんでした。 ただし、この時期でも少々ヤブっぽい箇所があったので、草深い時期だと歩きにくくはなりそうです。 ●洞ノ峰 → 下西条登山口 洞ノ峰からの下り始めで、かなり派手に屈曲を重ねるのですが、元々さほど明瞭な道ではないところへ、時節柄落ち葉が降り積もって、分かりにくくなっていました。 その後一旦は明瞭な尾根に乗りますが、すぐに鋭角に折れると、そこから先は細くて不安定なトラバース道が少し長く続いて、かなり歩きにくく感じました。 25番の送電線鉄塔を過ぎれば、以降は明瞭な道となりますが、下り切ったあたりで立て続けに2箇所あった別の道との合流点には、登山道の案内が全く見られませんでした。 下りは道が合流する方向なので問題なかったのですが、逆に下西条登山口から登る場合は分岐点となるので、ここを歩くのが初めての場合、どちらに進むべきかは分からないでしょう。 ●小野駅→小野登山口 および 下西条登山口→みどり湖駅 すべて車道歩きの区間です。小野駅→小野登山口は、歩いてしまう人も少なくないと思われますが、少なくとも私が歩いた経路上では、道標は見ませんでした。 また下西条登山口→みどり湖駅は、普通はこんな風には歩かない区間だと思います。当然、その途中には何の案内もありませんでした。 |
写真
感想
名前の響きがとても美しい霧訪山(きりとうやま)は、1時間ほどで気軽に登れる里山でありながら、展望の良さで知られています。
この日は澄み渡った青空の下で、3つのアルプスと八ヶ岳など、周囲をぐるっと囲む山々が360度すべて見渡せて、低山らしからぬ素晴らしい展望が楽しめました。
また、ひと目見たいとずっと思っていた国の特別天然記念物・ニホンカモシカにも出会えて、とても嬉しい1日となっています。
同じ列車から小野駅で降りた僅かな乗客の中には、私のほかに若い男女2人組の登山者の姿がありました。
しかし彼らは駅前でタクシーに乗り込んでしまい、次に見掛けるのは頂上でとなるので、1人だけで歩き始めます。
登山口までは歩いても30分ほどで、その間はほぼ平坦ですし、車などがほとんど通らない、のどかな道でした。
登山口からだと1時間ほどで登れてしまうような山なので、ここは歩くのをお勧めしたいのですが、登山口への道案内は見掛けませんでした。駅から登山口までの道順は、予め調べておいたほうが良いでしょう。
登山口でまず目を引くのが、登山道を外れた山中に立ち入るなという警告標識です。
この山では松茸でも採れるのか、いわゆる「止め山」となっていて、その後も頂上までの間ずっと、夥しい数の警告標識を見続けることになります。
あまり雰囲気は良くありませんし、ここまでしないといけない程、盗賊行為が氾濫しているのかと、複雑な気持ちにもなりながら登っていきます。
さらに、標高差400mの軽い山だと気楽に構えていたら、かなりの急登が続きます。
前半の急登区間は、送電線巡視路で良く見るプラスチック階段になっていて、階段になっていなければマトモには歩けない程の傾斜があったと思います。
途中で一旦緩やかな区間を挟みますが、後半も断続的に急登が現れて、距離の短さの割には、登り甲斐のある山道でした。
霧訪山の頂上に着くと、360度どの方角も全く遮る物のない展望が素晴らしく、ともすれば標高1300mそこそこの低山だということを忘れてしまいます。
北アルプスは槍ヶ岳や穂高連峰がくっきりと見えていますし、南アルプスもかなりの部分が見えています。そして八ヶ岳は、左端の蓼科山から右端の編笠山まで、南北八ヶ岳の全ての峰々がズラリと並んで見事でした。
その頂上では7人くらいの人と一緒に休憩していきましたが、登山者の姿を見るのはここが最後となりました。大芝山への縦走路に進むと、以降は人の気配が全くなくなったので、霧訪山を往復するだけの人がほとんどのようです。
人の気配はなくなりますが、その先も大芝山までは歩きやすい道が続いていたので、そこそこ歩かれてはいるようです。
気分良く歩いていって、1196mの標高点ピークに登った時のことです。なんとそこに、ニホンカモシカが立っていて。じっとこちらを見ているではないですか。
なんか大人しそうにしているのをいいことに、「こんにちは」「写真撮ってもいい?」などと話しかけながら近付いても全く動きません。あと10mくらいまで寄ったところで、私のほうが遠慮してしまいました。
結局その後も、私が遠ざかるまでの間ずっと、私の動きを追って首を動かしていただけで、4本の足は微動だにしませんでした。
山を始めて以来、ずっと心待ちにしていたニホンカモシカとのご対面が、こんな低山で初めて叶ったのがちょっと意外な感じでした。
大芝山は、地形図から想像していた程の顕著なピークではなく、なだらかな地点に標識が1本立っているだけでした。
何もないばかりか、居心地も良くなかったので、次の洞ノ峰も近いことだしと、休憩もせずにスルーしてしまいます。
その後、善知鳥峠へ下る道を右に分けると、次第に道が細くなっていって、部分的には踏み跡程度になったりします。どうやら、洞ノ峰まで向かう人は少ないようです。
こんな時期でも少々ヤブっぽくなっていたので、夏などは草に
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