箱ヶ森・花と新緑のブナ
- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 707m
- 下り
- 687m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り・強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
オガセの滝についての案内がある駐車スペースに停めました。 もう少し奥まで車で行けます。 以前の車止めは今は開いてます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口がやや不明瞭になってきています。 最近あまり整備されないようで。 7番のマークの或るあたりから、藪と倒木で道が不明瞭な ところがあります。 8番後の超急登はロープが張ってあります。 崩壊気味。 ロープ使わないと辛いくらいの急登。 山頂はちょっとした広場になってますが、虫が多いです。 ゆったりランチに向かないかも。 下山はマクラ山方面へ。 熊さんの落とし物が多いです。 ぬかるみ多いです。 |
写真
感想
今年は花が早め、ということで箱ヶ森のエンゴサクを見に行ってきました。
ちょうど、ブナの新緑も良い頃のはず。
いつものところに車を停めて(ほんとはもっと奥まで行けますが
悪路を長く運転するのが嫌なので)、ちょっと林道を長く歩きます。
まあ、それでも10分くらいなので大したことないです。
林道わきにラショウモンカズラやミヤマハコベ。
さすがに林道わきのニリンソウは終盤、コゴミも終わってた。
登山口は若干藪が出てきて、あまり手入れされていない様子。
昨年だったか、車上荒らしがあったりしたので、敬遠されているのかな。
新しい分県ガイド岩手県の山では、掲載されませんでしたね。
ますます人が減るかな。
林道がちょくちょく通行止めになることも問題か。
登っていくと、変わった葉っぱがいっぱい。
写真には上げてませんが、おそらくあの野生ラン。
後で確認に来ないと・・・。
このコースはツルシキミがやたら多いです。
なので、雄花も雌花も見られます。
ムラサキヤシオが盛りと咲いてました。
ブナの新緑は思っていたより進んでいました。
今年は早いです。
ブナを愛でながらのんびり歩いて、ロープ場。
道が若干崩壊気味なので、ロープはありがたいです。
登りきると、ブナの新緑も淡い感じ。
山頂方面へ歩いていくと、先行していた方とスライド、と思ったら
網張ビジターセンターの方でした。
色々と情報を交換した中で、箱ヶ森山頂のエンゴサクの話をしたら
もう一度見に戻る!ということでご一緒しました。
山頂ではまず、エンゴサク群生へ直行。
オトメ(エゾ)エンゴサクより小さい華奢な感じの
エンゴサク。
苞葉に全縁のものがあります。
全縁のものと、切れ込みがあるものと色々です。
中には、上の方は全縁で、下の方は切れ込みありという個体も。
調べてみると、こういった苞葉はミチノクエンゴサクに顕著とのこと。
(ヤマエンゴサクは基本的に切れ込みあり。エゾやオトメは全縁)
で、花の形も正面から見ると、唇弁は方形で細長いです。
ヤマやエゾ系はこんなに細長くはないです。
ということで、ミチノクエンゴサクではないか、と思われます。
ただし、西和賀などで見たものより、花がやや大きい感じがします。
1.5cmをやや超える大きさのものもあります。
大きめなので、これまで悩んできました。
栄養が良いのか何なのか・・・?
ちなみに、岩手のレッドデータブックによると、
分布地に盛岡や雫石は記載がありません。
ここは盛岡と雫石の境です。
この一時にのみ姿を現すエンゴサク。ノーチェックだったのでしょうねえ。
エンゴサクを堪能したら、ニリンソウやヒナスミレを撮影し、下山。
マクラ山方面へ。
こちら側のほうが、カタクリなどが残ってました。
スミレサイシンも多く。
色の極端に薄い一群も。
ゆったり花を堪能して帰りました。
次は秋口かな。(でもその頃は虫が多いんだよなあ・・・)
mitugasiwaさん こんばんは
岩手県でももうこんなにブナの若葉が繁ってるんだね!
驚きました
見てるだけで酸素がとても濃そうに感じます
呼吸困難な人を連れて行くといいかも(笑)
それと驚きのエンゴサク
そこまで詳細に同定できることに驚きと尊敬です
よし俺も!って、一瞬思いかけましたが
とても覚えきれないし私の衰えた視力では見比べきれません
私は○○エンゴサクで行くしかしょうがないですね
楽しい写真ありがとうございました
こんにちは!
BOKUTYANNさん
箱ヶ森は、標高800mほどの低山で、低いところからブナがあります。
なので、早くからブナの新緑が楽しめます。
盛岡市内なんですが、割と入山者が少なく静かな山です。
これから多雪地帯(西和賀等)や標高の高めのブナが新緑の季節になります。
エンゴサク、それぞれの典型的なものを見てみないと、なかなか同定は
難しいですよね。
正直、ここのミチノクも、確かか、と言われれば少し大きめなので
悩むところもあります。
ヤマエンゴサクが実はこの辺り少なくて、ステレオタイプのものを観察する
ことが難しく、同定に手間取りました。
まだ、確実に特定されたわけではないですが、いまのところ、ということで。
また、よろしくお願いします
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