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記録ID: 1464657
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ハイキング
霊仙・伊吹・藤原

鈴鹿 竜ヶ岳の羊牧場(シロヤシオ)と御池岳のクマガイソウ 花を探してホッピング

2018年05月15日(火) [日帰り]
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kenny その他1人
GPS
--:--
距離
4.4km
登り
529m
下り
514m

コースタイム

日帰り
山行
9:05
休憩
1:15
合計
10:20
7:00
210
御池岳登山口(車)
10:30
10:30
80
山頂台地
11:50
12:05
15
ボタンブチ(昼食)
12:20
12:25
30
丸山
12:55
12:55
65
鈴北岳
14:00
14:05
50
御池岳登山口 (車)
14:55
15:00
50
石榑峠(車)
15:50
16:35
45
竜ヶ岳山頂および先のピーク
17:20
石榑峠(車)
御池岳は詳細非公開。御池登山口〜石榑峠間は車での移動です。
天候 快晴 (夏を先取りする暑さ)
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
平日の早朝6時半着、コグルミ谷入口の駐車スペース(4台)に車を置けました。移動した石榑峠の狭い駐車スペース(7-8台)にも午後3時と遅い時間で何とか車1台置けたものの、その場にて竜ヶ岳から下山して来た方から『シロヤシオの時期なので、今朝も朝6時半で車いっぱいだった』との話を聞きました。
コース状況/
危険箇所等
御池岳記録はクマガイソウ自生地保護のためログ、コース概況とも明記していません。御池岳山頂テーブルランド上は奥の奥の平まで踏み跡が増えてきていますが、視界不良時は要注意。北側を除いて山頂台地から断崖が落ちているため危険。
その他周辺情報 【御池岳登山口→石榑峠登山口への移動】車で約40分。コグルミ谷入口からナビで目的地を宇賀渓にセットしますが宇賀渓はそのまま通過して石榑トンネルへ入る。滋賀県側に出てトンネル脇を直ぐに右折、石榑峠への旧道を登って峠まで。
平日朝7時。早朝の御池岳登山口。週末の賑わいがうそのようです。
平日朝7時。早朝の御池岳登山口。週末の賑わいがうそのようです。
クマガイソウ群生地1。レコで皆さんが呼ぶ「くぅちゃん」にようやく会えました。
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クマガイソウ群生地1。レコで皆さんが呼ぶ「くぅちゃん」にようやく会えました。
整然と並んで咲いているのが不思議。
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整然と並んで咲いているのが不思議。
この自生地は地元の心ある方々により見守られているようです。ありがたい事です。
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この自生地は地元の心ある方々により見守られているようです。ありがたい事です。
源平の合戦で活躍し、平敦盛を討った弓の名手、熊谷直実が背負った弓矢を防ぐ母衣(ほろ)に似てることが名前の由来だとか。しかし何故か ”ホロソウ” でなく”クマガイソウ” に。語呂がいいから?
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源平の合戦で活躍し、平敦盛を討った弓の名手、熊谷直実が背負った弓矢を防ぐ母衣(ほろ)に似てることが名前の由来だとか。しかし何故か ”ホロソウ” でなく”クマガイソウ” に。語呂がいいから?
群生するとは聞いていましたが、ここまで見事にユニットを組んでいるとは… A○B48顔負け、カメラ目線意識して顔の向きも見事に全員決まっています。
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群生するとは聞いていましたが、ここまで見事にユニットを組んでいるとは… A○B48顔負け、カメラ目線意識して顔の向きも見事に全員決まっています。
さらに御池岳の懐へ進もう。
さらに御池岳の懐へ進もう。
平日の今日は静かで誰一人いません。この時間、リスもお休み中。
平日の今日は静かで誰一人いません。この時間、リスもお休み中。
次はHさんの過去の記憶をたどって、エビネを探そう。
次はHさんの過去の記憶をたどって、エビネを探そう。
ありました、エビネ ! お初にお目にかかります。
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ありました、エビネ ! お初にお目にかかります。
環境省レッドリスト種の貴重なラン科の花、エビネ。
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環境省レッドリスト種の貴重なラン科の花、エビネ。
見つける事が非常に難しい自生のエビネ。見つけたあなたは幸運です。
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見つける事が非常に難しい自生のエビネ。見つけたあなたは幸運です。
エビネの咲く場所を後にしてさらに御池岳の懐へ進む。
エビネの咲く場所を後にしてさらに御池岳の懐へ進む。
御池岳の「奥の院」(私がクマガイソウ咲く山奥深い場所を勝手にイメージして呼んでます)が目的地になります。
御池岳の「奥の院」(私がクマガイソウ咲く山奥深い場所を勝手にイメージして呼んでます)が目的地になります。
数十年前は「鈴鹿の秘境」とまで呼ばれた御池岳ですが、今では人気の山の一つに。でも山の奥深さは今でも変わらない。その更に奥に「奥の院」があります。
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数十年前は「鈴鹿の秘境」とまで呼ばれた御池岳ですが、今では人気の山の一つに。でも山の奥深さは今でも変わらない。その更に奥に「奥の院」があります。
”逍遥”という言葉がピッタリの御池岳。
”逍遥”という言葉がピッタリの御池岳。
「こりゃ、鹿だな…」何と、クマガイソウを丸ごと食べてしまったのは鹿らしい… Hさんいわく昨年はここに数株花があったそうです。
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「こりゃ、鹿だな…」何と、クマガイソウを丸ごと食べてしまったのは鹿らしい… Hさんいわく昨年はここに数株花があったそうです。
倒木の苔を拡大してみました。
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倒木の苔を拡大してみました。
足元にはところどころにニリンソウ。密度は伊吹山程ではありませんが御池岳ではどこを歩いても、ある高度以上ではまんべんなく咲いています。
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足元にはところどころにニリンソウ。密度は伊吹山程ではありませんが御池岳ではどこを歩いても、ある高度以上ではまんべんなく咲いています。
サワギキョウの小さな花。
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サワギキョウの小さな花。
花の終わったネコノメソウ。
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花の終わったネコノメソウ。
「奥の院」の群生地に到着。ここかぁ〜。
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「奥の院」の群生地に到着。ここかぁ〜。
より大きな群生地。200株程あるでしょうか… ただ咲いている株数の割合は先の場所よりも低く、まだ半分程度のようです。花数はおそらく時期的なものかも。
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より大きな群生地。200株程あるでしょうか… ただ咲いている株数の割合は先の場所よりも低く、まだ半分程度のようです。花数はおそらく時期的なものかも。
こちらはまだ蕾の株も多い。5月いっぱいは咲いている花を見る事が出来るのでは。
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こちらはまだ蕾の株も多い。5月いっぱいは咲いている花を見る事が出来るのでは。
こちらの花の方が先の群生地1より開花時期が遅かったように見えます。まだ花が若々しい。
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こちらの花の方が先の群生地1より開花時期が遅かったように見えます。まだ花が若々しい。
周りのバイケイソウがカモフラージュとなっているのでしょうか、鹿の食害もなくそっと守られてる。
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周りのバイケイソウがカモフラージュとなっているのでしょうか、鹿の食害もなくそっと守られてる。
周りを見渡しても同じようなバイケイソウの海。御池岳の広大な懐の奥の奥… こりゃ、とても探し出せない訳だ…。
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周りを見渡しても同じようなバイケイソウの海。御池岳の広大な懐の奥の奥… こりゃ、とても探し出せない訳だ…。
クマガイソウに別れを告げて、再び山中を彷徨う。しばらくして御池岳山頂部テーブルランドの一角に飛び出す。
クマガイソウに別れを告げて、再び山中を彷徨う。しばらくして御池岳山頂部テーブルランドの一角に飛び出す。
ここからは散歩気分でテーブルランドのへりを周って東端峰経由ボタンブチまで行くことに決めます。
ここからは散歩気分でテーブルランドのへりを周って東端峰経由ボタンブチまで行くことに決めます。
「奥の奥の平」。御在所岳など鈴鹿南部の山並みのシルエットが印象的。
「奥の奥の平」。御在所岳など鈴鹿南部の山並みのシルエットが印象的。
通称・東端峰からの藤原岳。ここからの藤原岳の眺めは端正で緑の山肌が素晴らしい。一番好きなアングル。
通称・東端峰からの藤原岳。ここからの藤原岳の眺めは端正で緑の山肌が素晴らしい。一番好きなアングル。
足元に咲くウマノアシガタ。
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足元に咲くウマノアシガタ。
テーブルランドの端は北面以外切り立っている。
テーブルランドの端は北面以外切り立っている。
黒のドリーネ付近。爽快な展望を楽しみながら歩く。
黒のドリーネ付近。爽快な展望を楽しみながら歩く。
石灰岩の岩がゴロゴロする山頂部と眼下の緑の山々の織り成す景色。御池岳はこうでなくてはっ !
石灰岩の岩がゴロゴロする山頂部と眼下の緑の山々の織り成す景色。御池岳はこうでなくてはっ !
土倉(はぜくら)岳下降点。あれ、立派な標識が? 去年まではなかったものです。人気のT字尾根の影響で登山者が増えたからでしょうか。
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土倉(はぜくら)岳下降点。あれ、立派な標識が? 去年まではなかったものです。人気のT字尾根の影響で登山者が増えたからでしょうか。
端正な三角錐の天狗堂、サンヤリ(仏供さん山)など滋賀県側の山々。その奥は日本コバ。手前のピークは土倉岳でT字尾根へと奥に連なっていく。
端正な三角錐の天狗堂、サンヤリ(仏供さん山)など滋賀県側の山々。その奥は日本コバ。手前のピークは土倉岳でT字尾根へと奥に連なっていく。
週末の大雨のせいでしょうか。通称・甲池が水を満々とたたえています。何度も来ていますが、初めて見る光景です。
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週末の大雨のせいでしょうか。通称・甲池が水を満々とたたえています。何度も来ていますが、初めて見る光景です。
ボタンブチだけならずテーブルランドを散策する時に気をつけないといけないのは断崖。数年前の冬の遭難も迷って崖から落ちたもの。つい昨日にG.Wから行方不明だった方が峰続きの鈴ヶ岳から滑落して亡くなって見つかったとも。滑落には常に注意を。
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ボタンブチだけならずテーブルランドを散策する時に気をつけないといけないのは断崖。数年前の冬の遭難も迷って崖から落ちたもの。つい昨日にG.Wから行方不明だった方が峰続きの鈴ヶ岳から滑落して亡くなって見つかったとも。滑落には常に注意を。
テーブルランドを散策する方も年々増えてきているようです。ここ数年のT字尾根などの人気新ルートの影響でしょうか。
テーブルランドを散策する方も年々増えてきているようです。ここ数年のT字尾根などの人気新ルートの影響でしょうか。
幸助の池。ボタンブチからここまでは一投足なので、来る人が多い。
幸助の池。ボタンブチからここまでは一投足なので、来る人が多い。
ボタンブチ。3日前来たばかりだけど… 一般ルートに合流です。
ボタンブチ。3日前来たばかりだけど… 一般ルートに合流です。
かすむ琵琶湖とテーブルランドから急に落ち込む御池岳斜面。
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かすむ琵琶湖とテーブルランドから急に落ち込む御池岳斜面。
丸山山頂。ここでHさんと別れます。素敵な秘密の花園への案内、ありがとうございました。
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丸山山頂。ここでHさんと別れます。素敵な秘密の花園への案内、ありがとうございました。
丸山からはどのルートで下山しようか…。分岐までの静かなこの道が実は大好きです。
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丸山からはどのルートで下山しようか…。分岐までの静かなこの道が実は大好きです。
苔の綺麗な日本庭園から丸山を振り返る。鈴北岳にまわり鞍掛峠から下る事に。
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苔の綺麗な日本庭園から丸山を振り返る。鈴北岳にまわり鞍掛峠から下る事に。
その苔… よく目を凝らすと小さな赤い花? 調べると恐らく「コアカミゴケ」の子器(しき:繁殖用の胞子の入っている部分)ではないかと思われます。
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その苔… よく目を凝らすと小さな赤い花? 調べると恐らく「コアカミゴケ」の子器(しき:繁殖用の胞子の入っている部分)ではないかと思われます。
鈴北岳。おなじみの霊仙岳の眺望。
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鈴北岳。おなじみの霊仙岳の眺望。
足取り軽く鞍掛尾根を下ります。ん…下山してもまだ竜ヶ岳に登る時間がありそうだ。ムズムズ…
足取り軽く鞍掛尾根を下ります。ん…下山してもまだ竜ヶ岳に登る時間がありそうだ。ムズムズ…
入山口に戻って来ました。ここで欲が出てしまいました。石榑峠からならまだシロヤシオ満開の竜ヶ岳往復が出来る… 善は急げっ !
入山口に戻って来ました。ここで欲が出てしまいました。石榑峠からならまだシロヤシオ満開の竜ヶ岳往復が出来る… 善は急げっ !
車を飛ばして石槫峠へ。午後3時。車も空いたスペースに停める事が出来ました。いざ、次はシロヤシロを見にっ !
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車を飛ばして石槫峠へ。午後3時。車も空いたスペースに停める事が出来ました。いざ、次はシロヤシロを見にっ !
足元の観察も忘れませんよ… イワカガミ。
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足元の観察も忘れませんよ… イワカガミ。
平日ですが、朝の混雑ぶりが垣間見える。路上駐車車両が確認出来る石榑への旧峠道。
平日ですが、朝の混雑ぶりが垣間見える。路上駐車車両が確認出来る石榑への旧峠道。
紅葉?いいえ、アセビの新芽。結構好きです、これ。
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紅葉?いいえ、アセビの新芽。結構好きです、これ。
一番左の尾根が石榑峠からの尾根道。上部が白いのは期待のシロヤシオっぽい。
一番左の尾根が石榑峠からの尾根道。上部が白いのは期待のシロヤシオっぽい。
福王山と四日市の平野を見下ろす。
福王山と四日市の平野を見下ろす。
一生懸命隣の案内板にカメラをのせてセルフタイマーをいじっていましたが、下山途中のパーティの方が声をかけてくださり撮影していただきました。
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一生懸命隣の案内板にカメラをのせてセルフタイマーをいじっていましたが、下山途中のパーティの方が声をかけてくださり撮影していただきました。
午後の逆光に浮かぶ重ね岩。
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午後の逆光に浮かぶ重ね岩。
おおっ、いい感じ。タイミングばっちりで来たようです。
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おおっ、いい感じ。タイミングばっちりで来たようです。
今年の花のつき具合は相当なものです。立ち止まってばかりで足が先に進まない。
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今年の花のつき具合は相当なものです。立ち止まってばかりで足が先に進まない。
あかん、こんなのではいつ山頂に着くかわからん !
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あかん、こんなのではいつ山頂に着くかわからん !
一瞬、サクラかとも思うほど真っ白。
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一瞬、サクラかとも思うほど真っ白。
シロヤシオの花は葉と同時に開き始める、いわば双子兄弟のような関係ですが、今年はどう見ても花の方に軍配が上がっているのは間違いないですね。
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シロヤシオの花は葉と同時に開き始める、いわば双子兄弟のような関係ですが、今年はどう見ても花の方に軍配が上がっているのは間違いないですね。
花弁のフチが汚れていない樹は週末の雨以降に花開いたものが多いと思われます。
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花弁のフチが汚れていない樹は週末の雨以降に花開いたものが多いと思われます。
足元は足元で見るの忙しいんです。タチキランソウ。
足元は足元で見るの忙しいんです。タチキランソウ。
高度を上げシロヤシオが見えなくなってくると、笹原の山頂稜線部が見えてくる。
高度を上げシロヤシオが見えなくなってくると、笹原の山頂稜線部が見えてくる。
そして飛び出した笹原の山頂部 ! さっきまでいた御池岳も左奥に。右は藤原岳。
そして飛び出した笹原の山頂部 ! さっきまでいた御池岳も左奥に。右は藤原岳。
広すぎず、狭すぎず、展望抜群で目指す山頂が程よい距離に望まれる、この尾根は鈴鹿の中でも最も高揚感高まる稜線でしょう。
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広すぎず、狭すぎず、展望抜群で目指す山頂が程よい距離に望まれる、この尾根は鈴鹿の中でも最も高揚感高まる稜線でしょう。
♪風に吹かれて歩く〜
♪風に吹かれて歩く〜
山頂到着。夕方4時。だぁれ〜もいない。
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山頂到着。夕方4時。だぁれ〜もいない。
山頂まで来ると北側の展望が開けました。ワォ、聞きしに勝る数の羊さんがいるっ。
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山頂まで来ると北側の展望が開けました。ワォ、聞きしに勝る数の羊さんがいるっ。
何匹いるんだっ。
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何匹いるんだっ。
しかも一匹一匹が本当に真っ白だ。
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しかも一匹一匹が本当に真っ白だ。
遠足尾根方面から歩いてきた方に撮影していただいた。先週金曜日にも足を運んだ際はまだ花が7-8部咲き、今日は満開との事。
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遠足尾根方面から歩いてきた方に撮影していただいた。先週金曜日にも足を運んだ際はまだ花が7-8部咲き、今日は満開との事。
静ヶ岳側のシロヤシオ。不思議、竜ヶ岳の山頂部だけ羊さん状態。北の山々(御池岳も藤原岳)も南の山々(三池岳、釈迦ヶ岳)もシロヤシオはあれどこんなに群生していないのが不思議。
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静ヶ岳側のシロヤシオ。不思議、竜ヶ岳の山頂部だけ羊さん状態。北の山々(御池岳も藤原岳)も南の山々(三池岳、釈迦ヶ岳)もシロヤシオはあれどこんなに群生していないのが不思議。
日本全国、シロヤシオの咲くことで知られる山々は数あれど、笹原に牧場の羊のように咲く山を他に知りません。
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日本全国、シロヤシオの咲くことで知られる山々は数あれど、笹原に牧場の羊のように咲く山を他に知りません。
悠揚と迫る夕方の竜ヶ岳の山容。
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悠揚と迫る夕方の竜ヶ岳の山容。
竜ヶ岳をバックに咲くシロヤシオ。
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竜ヶ岳をバックに咲くシロヤシオ。
石榑峠道のシロヤシオより若干若々しいように思えます。見ごろは今週いっぱい…かな?
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石榑峠道のシロヤシオより若干若々しいように思えます。見ごろは今週いっぱい…かな?
このあたりで引き返しましょう。
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このあたりで引き返しましょう。
名残惜しいですが、羊たちに別れを告げて。
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名残惜しいですが、羊たちに別れを告げて。
日が落ちてきました。先を急ごう…と自分の影で遊んでいる場合ではないのですが。もと来た道を石榑峠へ戻ります。
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日が落ちてきました。先を急ごう…と自分の影で遊んでいる場合ではないのですが。もと来た道を石榑峠へ戻ります。
葉のフチが赤くなるのがシロヤシオ。
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葉のフチが赤くなるのがシロヤシオ。
「押すな、押すなァ〜」花の付き具合がここまで良い年は自分は記憶にありません。
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「押すな、押すなァ〜」花の付き具合がここまで良い年は自分は記憶にありません。
真っ赤なベニドウダンが、さらに夕日を浴びて素敵でした。
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真っ赤なベニドウダンが、さらに夕日を浴びて素敵でした。
とてもかわいい花。石槫峠から重ね岩の間に多い。
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とてもかわいい花。石槫峠から重ね岩の間に多い。
無事、石榑峠に下山。クマガイソウを見ていたのが同じ日の朝とは思えないほど変化にとんだ1日でした。
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無事、石榑峠に下山。クマガイソウを見ていたのが同じ日の朝とは思えないほど変化にとんだ1日でした。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 昼ご飯 行動食 地図(地形図) GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

 先週末に時間がなくて探せなかった御池岳のクマガイソウを見た後、竜ヶ岳に移動して遠足尾根から石榑峠・砂山周遊の予定でしたが、登山口でお会いしたHさんの案内で、さらに奥にある別の群生地に行く事になりました。千載一遇の機会… 自分も噂にしか聞いた事の無い御池岳の「奥の院」(勝手に名付けました)にあるもっと大きな群生地に案内いただけるとの事で、竜ヶ岳はこの時点で頭から忘れました。

3日前にも御池岳を訪れましたが、よくよく縁のある山です。天気も良く、テーブルランドの散策と、Hさんと山談議、そして貴重なクマガイソウを十分に鑑賞出来ました。おまけに予想外のエビネにも出会えました。群生地では静かに訪れているごく少数の他の人達にもお会いしました。誰もが花への心遣いが伝わって来る、いつくしむような鑑賞をされていました。(その意を汲んで場所は自分の胸の中にしまっておく事にします)貴重な花咲く環境を残してくれている鈴鹿の山々に感謝です。Hさんにも重ねてお礼申し上げます。


ところでクマガイソウまでもが鹿の食害の危険に晒されている現実も知りました。全国の山々で同じように鹿をめぐり対策がされています。難しい問題ですが、長きにわたって貴重な花が残されるよう、切に祈ります。

御池岳下山後はやはり竜ヶ岳のシロヤシオが心残りで、最短で鑑賞出来る石榑峠からの往復を試みました。天気の崩れもなく、時間的にも大丈夫と判断。午後3時から登り始めましたが、結果的に混雑する朝を避けられたために静かな山頂と近年にない勢いで満開になったシロヤシオの「羊牧場」を心ゆくまで味わえました。数少ない出会った登山者の方は「先週の金曜日に来た時はまだ7分咲き、週末の大雨の後、昨日今日が一番花の勢いがあるね」と話されていました。次の雨までが一番の見頃のようです。

クマガイソウにシロヤシオと、また鈴鹿の山と花に素敵なプレゼントを頂いた1日でした。ごちそうさま。
^_^

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