雨の稲村ヶ岳
- GPS
- 08:31
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,148m
- 下り
- 1,140m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは有り。登山道は全般的に歩きやすい上、傾斜も緩い。 ただし、山上辻の手前くらいからは、道の片側が急斜面になっているところが多い。途中山上辻手前には根元から谷側に倒れた根の下に大きな空洞が有り、下りの際にその部分を脚で踏み抜きそうになった。また、大日のキレットから稲村ヶ岳の間は、鎖、ロープ、吊り下げ脚立(笑)が点在する危険箇所が連続する。雨の日には滑りやすいので気をつけましょう。 近くに、洞川温泉センターがあり、日帰り入浴可能です。 |
写真
感想
早朝4時に出発して、6時に母公堂前の駐車場到着。
到着時は他に2台しかなかった車が、だんだん増えてきて7時頃にはほぼ満車に近い状態に。
7:40出発。
前日までの天気予報虚しく、初めての大峰山系は曇り空。これまでネットで調べてきた情報通り、ひたすら植林帯のダラダラ道が続きます。
法力峠を超えたあたりから、なにやらポツポツと小雨が・・
ただ、この辺りから植林帯と自然林が入り交じった登山道となります。やはりブナが多いですがこの辺りはまだ細い木が多かったかな?
そして、とにかくずっと緩やかな登りが続きます。
樹林から南の方の展望が開けると、弥山・八経ヶ岳のどっしりとした山容が確認できました。さらに進むと、稲村ヶ岳と大日岳の姿も樹間からチラホラと見え始めます。
山上辻が近づくと少しずつ露岩が出始めてきて、ところどころ鉄の橋やロープや鎖など、山登りらしい感じのところも現れてきますが、そんなに危険なところではありません。樹林も自然林が増えてきて、ブナの気も幹がドンドンと太くなって、立派な大木も目に入ってきて、とにかく気持ちのいい歩きができました。
だんだん、尾根が近くなってきて、空の面積が増えてくると山上辻に到着です。
さすがに、峠は風が吹き抜けて少し寒く感じました。それにも増して、樹林を歩いているときにはあまり気にならなかった小雨が、ひらけたところに出ると気になってきます。
山上辻にはバイオトイレや稲村小屋があって、トイレ休憩や小屋で食事もとれます。
とりあえず寒いし、小雨も降っているので雨具に着替えて稲村ヶ岳山頂を目指します。
稲村ヶ岳へは、笹に覆われた緩やかな斜面を登っていきます。
この辺りも、ブナの大木が素晴らしい。大日岳が目の前に大きくそびえますが、登山道はその左側を巻くようについています。雨が本降りに近くなってきて、大日岳をトラバースする部分は少し気を使います。
やがて大日のキレットへ。
雨でだいぶ気持ちも削がれつつあるのですが、もう一踏ん張りで山頂。
でも、ここから道は険しくなります。鎖やロープ、ロープで吊り下げられた脚立(!)など、アクティビティーに事欠きません。晴れていれば楽しめますが、この雨で足元はとても滑りやすい。怖い!
途中、斜面のトラバースがあるのですが、どうも崩壊しているようで上のロープづたいに行く部分と、その下にも踏み跡が付いています。いずれにしても滑落すると痛いだけではすみそうにありません。
そこを超えるとあとは、しばらく尾根の辻に向けて道が吸い込まれていくように続いています。辻まで登るとまたなだらかな笹とブナの斜面。片一方はロープが貼ってありどうやら、バリゴヤの頭に向かう道のようで、立ち入らないようにされているようです。そこで折り返して尾根沿いを再び登り始めます。最後に木の根の貼り出した斜面を登り終えると、無骨な展望台が。
ひとまず、稲村ヶ岳の山頂です。360°の大展望!
山上ヶ岳、大普賢岳、弥山が見渡すことができます。雨じゃなければ最高でしょうね^_^;
展望を楽しんだあとは、再び山上が辻に向けて下ります。
雨は止む気配を見せません。
山上が辻の稲村小屋で昼食を。クッカーでお湯沸かして何かを作れるように準備していましたが、雨で寒くて稲村小屋でカップ麺を食べることにしました。
小屋のお兄さんは気さくで、アットホームな感じで過ごせました。
それにしても、この付近には北アルプスみたいにヘリポートがあるわけではないので、きっとこれらの食料は下から上げてるんだろうな、などと関心しながら食事を終えて、下山の準備をします。
本当はこの日は山上辻からレンゲ辻に行ってそこから降りる予定でしたが、雨で危険との情報も小屋のお兄さんから聞いていたので、そのまま来た道を戻ることにしました。
途中、倒木の根の部分を踏み抜きそうなところもありましたが、樹林帯に入ると雨に当たるのも減り、緩やかな傾斜の道を下っていくことができました。
母公堂に着くと、母公堂のお母さんがコーヒーを用意してくれており、少し体を温めたあと、車で洞川温泉センターで温泉で疲れて冷えた体を温めて帰りました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する