記録ID: 148043
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ハイキング
赤城・榛名・荒船
高天原山・御巣鷹の尾根 [慰霊の聖地]
2011年11月06日(日) [日帰り]


コースタイム
10:45登山口駐車場ー10:52慰霊石碑と案内板ー11:06休息小屋ー11:33昇魂之碑ー11:47茜観音ー11:49祭壇ー12:00昇魂之碑広場にて休息ー12;46周回路にて下山ー13;00休息山小屋にて雨宿り13;30-13:55慰霊石碑と案内板-14;10登山口駐車場
天候 | 曇り時々雨で一時烈しく降り、休息山小屋で30分間の雨宿りをする |
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過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
日航機墜落遭難死者520名の慰霊登山道でよく整備されている。 道は急斜面に作られたので階段が多い。 登山入り口には貸し出し用の杖のスタンドがあり数十本の杖が用意されている。 入山者計数器があるので各自ボタンを押して入山する。 登山入り口の標高は1359メートル、昇魂之碑広場までの歩程約800メートル、標高差180メートルと案内板に表記されている。 危険箇所は特にないが、周囲には慰霊碑、鎮魂碑、墓標が多く存在する聖域であるから、登山者にはそれなりの心得を要す。 昇魂之碑の広場は明るく開けて御巣鷹の尾根が一望に見渡せる。 唐松の林に白樺が混在し植生は既に回復して美しいが、随所に焼け焦げた木の根が残り事故の痕跡を留める。ainakaren |
写真
感想
日航機墜落事故以来、念願の「鎮魂の旅」がやっと実現しました。
墜落の瞬間、520人もの命が失われたそのとき、私は居酒屋で酒を吞み酔っていたのです。
訳の解らない罪悪感の解消と、山で遭難死した520名の慰霊に、登山者の一人として現地を訪れたいと思いました。
事故当時は仕事が忙しく思うように山に行く機会も無く、その後は現地への交通の便の悪さから20数年の歳月が過ぎてしまいました。
今回、その念願を果たすことができて本当によかったと思っています。
御巣鷹の尾根はご遺族の皆さんにも私達にも大切な聖地です。
入山にはそれに相応しい目的と態度で臨んで頂きますようお願い致します。ainakaren
*関連する日記
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-3964 tanigawa
http://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-10564 ainakaren
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ainakarenさん、みなさんと鎮魂の登山、お疲れ様でした。
すばらしい紅葉ですね。この時期に訪れるご家族の方々も厳粛な気持ちで尾根に立ち、思い出に満たされるのではないかと思います。
私は、事故から1年あとの夏に、あのとき現場に入った同僚たちと私的な慰霊の登山をしました。悪路だった林道は整備中で、道がなかった尾根には、足場がしっかりした登山道が造られつつありました。
赤土が広がっていた現場は、ご家族の方々がたむけた花とお供えものと思い出の品々でいっぱいでした。人工物はまだ石碑が1つくらいしかありませんでしたが、山は鎮まりかえり、静かな時間をすごすことができました。
日本にあのような場所は、ないと思い返しています。
事故機に乗り合わせていた小学生の男の子が、いたのです。1人で大阪に野球の試合を見に行く途中でした。事故のあとにお母様にお会いしたことがありましたが、時間はそのときのまま止ってしまったようでした。
事故機は、奥多摩の日原の上空を川上村方向へ飛ぶ様子も、目撃され、撮影されていました。
現場まで行くのはたいへんですが、三ツドッケや酉谷山などに登るときは、三国峠の方向に黙礼しています。
私は飛行機に乗るときはいつも、いつも、半分、命がないものと思いつつ、しかし悔いはない人生を途中まで送ってきたと達観しながら、搭乗しています。
tanigawaさん、コメント有難うございます。
とても安らかな気持ちです。
御巣鷹の尾根は穏やかな美しい尾根でした。
霊的に敏感な体質なので心配だったのですが、何事もなくお参りすることができました。
付近の植生も回復しており四半世紀の歳月が全てを浄化するように働いているのを感じ安心いたしました。
だがご遺族や友人の悲しみが歳月で軽くなることが決してないことも体験として知っています。
思い出しているときの悲しみはいつまでも昨日のことのようですが、歳月の経過でその頻度が少なくなるだけなのです。
ご遺族や友人は思いでと共に登られますからそのときの悲しみの深さは当時と同じです。
その痕跡は随所に見られ、私達の涙を誘います。
あの美しい尾根に亡くなった方の怨念が今もそのまま残っているとは思いたくありません。
帰るべきところに帰り安らかに眠って居られると信じています。
曇りや雨の中でも明るさを感じられたことが何よりの救いでした。ren
こんばんは、ainakaren様
日記へのコメント ご丁寧な返答ありがとうございます。
今後、この記録への拍手も増えることでしょう。
>御巣鷹の尾根はご遺族の皆さんにも私達にも大切な聖地です。
>入山にはそれに相応しい目的と態度で臨んで頂きますようお願い致します。
ainakaren様のコメントに追加し、慰霊に行かれる皆様、
行かれる時にはお花とお線香を持参し、
お参りに行くことを前提に計画してほしいと思います。
遺族の方々の思いを察し、厳粛な場所であることを心したいものです。
aonuma1000さん
いろいろとご配慮を頂きまして誠に有難うございます。
これからも宜しくお願い致します。
御巣鷹の尾根が平穏で美しくあり続けることをお祈りします。ainakaren
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