記録ID: 1481997
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
槍ヶ岳 撤退記録
2018年05月29日(火) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,355m
- 下り
- 1,355m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
槍平から先は弛んだ雪の斜面。 滑落に注意。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
1/25000地形図(1)
ガイド地図(1)
コンパス(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
防寒着(1)
ヘルメット
ストック(1)
水筒(1)
時計(1)
非常食(1)
カメラ(1)
ツェルト(1)
ファーストエイドキット(1)
医薬品(1)
車(1)
|
---|
感想
事前にライブカメラで見た雪のない山頂の映像を信じ込み、雪に対する警戒感が不足したまま向かってしまった。
電話で状況を尋ねた小屋のスタッフからも、ほとんど大丈夫との言葉をもらい、問題なく歩けるつもりで現地へ。
白出沢を越えて槍平小屋に向かう。
沢筋の残雪を何度か越えて、小屋での小休止までは順調に行程を消化。
小屋を過ぎると残雪が斜面を覆い始め、ルーファイに時間を取られ出す。
加えて徐々に傾斜を増す斜面のトラバースに緊張を強いられるようになり、6本爪の簡易アイゼンでは対処しきれない状況になってしまった。
直登すれば歩行の難度は下がるので、時間を使いながらでも先に進む選択肢もあるように思えたが、この先の状況によっては進退窮まるシーンもあり得ると、臆病な心が勝ってしまった。
残雪期の北アルプスを歩くにはあまりにもずさんな準備。
得た情報をどう生かすのか、自分の技量が現地でどう使えるのか、もっと想像するべき。
この日一日誰にも出会わなかったこのルートをソロで歩く緊張感は、何ものにも代え難い。
目の前に広がる景色から情報を取り、今持っている知識と経験、体力をフルに使ってルートを判別して前進する醍醐味はもう病み付きになる。
ただ、それができるだけの装備や行動に必要な時間を自分自身が確保できなければ、単なる危険なソロ山行になってしまう。
次回このルートを歩くときは、今回の限界点を越えて進めるだけの準備をすること。
想像力を働かせろ。
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この記録に関連する登山ルート
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳/白出沢ルート/新穂高温泉起点白出沢穂高岳山荘経由
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
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