台高・檜塚奥峰〜国見山〜大又
三重県
奈良県
sari-paA
- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.4km
- 登り
- 1,317m
- 下り
- 1,556m
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- 山行
- 4:40
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 6:20
| 天候 | 晴時々曇 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
危険個所なし。 下り、大又への谷沿いの道で3カ所、崩れているところ、あります。注意して通れます。 |
| その他周辺情報 | やはた温泉入浴 露天風呂なし |
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感想
6月2日 晴
大又バス停過ぎた路傍スペースに車を置いて登山口目指して歩き始める。ところが七壺八滝過ぎた当り、何台目かの車、停まってくれて「乗りませんか」と。ラッキー！その方たち、藤井寺のご夫婦、檜塚奥峰まで一緒に行った。
沢の渡渉は苦手なのだが、何とか3回ポチャンせずに渡り終えて、沢沿いの急登、息が苦しい、足が重たい、何か変だ。あと少しで休憩ポイント、明神滝の下なんだけど、そこまで行けない、細道に座り込む。呼吸激しい、ちょっと風邪気味だったし…、20、30分休憩しよう、それから行くか戻るか決めよう、…10分しないうちに息、元に戻った。息乱れないようゆっくり上がろう。
明神滝の下からは、道は沢を離れて、山肌を縫うジグザグの緩い登りになる。体、楽になったし、新緑がとてもきれい、目にも体にも染み込んでいく。
明神平であのご夫婦に会った。檜塚奥峰まで一緒行って、楽しく山行させていただいた。
頂上は広いが、傾斜してたり石や根っこがあったり、適当なテント設営地はあまりない、まあ、2,3帳くらいか。私は、一人だけだったから最高の立地にテント建てた。落ち葉フカフカ、入り口から顔を出せば山脈が望める…。
水とレーションだけナップザックに入れて、ほとんど空身、ヒキウス平へ散策だ。やっぱりP1394から南に下った台地のようだ。ブナの林と薄い踏み跡がある。鞍部から沢の形状がしっかり見て取れる、しかし水はもうちょっと下まで行かなくてはならないみたいだ。（飲水は十分なので見に行かなかった）。
鞍部を上がった所、ここがヒキウス平っていうんだろうか、西側が開けた広い台地だ。笹が生えるのか、ワラビが伸びるのか、樹木のない原っぱになっている。
尾根は東に向かっている、しかしこの辺りでいいんじゃない？、と引き返した。帰り、奥峰への登り返しでシロヤシオが数本、満開だ、散っているのもある。来年は5月20日くらいに来よう、そうすればヒキウス平のシロヤシオも満開だろう。静かにしてると200mくらい離れた所、鹿とお見合い。風が逆向きなので鹿には私の正体が分からない。やがてピーッと鋭く鳴いてブッシュに走り込んでいった。
6月3日 晴
翌日、4時起床。朝食準備終えてテント出ると、もう暁の空、だから外で食べながら日の出を待つ。紅色の雲がたなびいて、すぐ下から小さな半月形のお日様が現れる。すっかり顔を出すと明るい光線が、スポットライトのように山頂の樹木やテントに降り注ぐ。
明神岳へ登り返しだ。昨日のご夫婦、帰り、大丈夫かなと心配あったが、何か帰りの道の方がしっかりしている。昨日、団体さんが歩いた、ということもあるのかな？
明神平、ちょっと見だけで数帳のテント、林の中もテントだ。テントのお兄さんから天理大山小屋横の水場の道を聞く。その人は昨日、池木屋山まで行ったそうだ。
国見山へ出発。しばらく急な登り、振り返ると明神平と前山の草原が一望……明神平、このアングルの写真は少ないだろう。水無山から国見山へ、国見山が堂々と聳えているが思ったより楽に上れた。そこから先、赤ゾレ山も登山道は巻いているし、樹林帯の中、緩い登り降りの快適な縦走路だ。一生、こんな道が続いてほしい、と思ってしまう。おまけに所々、樹木が切れて見晴しもある。
ピンクテープが40,50mおきにあるし、「東吉野 縦走路」の透明アクリル板の表示も。あんまり人が歩かない道のように思うのに本当に感謝、感謝だ。
赤ゾレ山南東の池に着く。小さな草原の中の窪地って感じで小っちゃな池だ。岸辺に青草がスクスク伸びている。周り、緩やかな草原だからテント張れるかな、って見回すがどこも傾斜してる。
伊勢辻山まで順調。伊勢辻山からすぐ、伊勢辻で主稜線を離れる。分岐に標識があったので一安心。この辺り、自然林から植林に変わっている。植林は枝打ちで道が隠れていたり、仕事道が交差していたり、分かりにくい、ちょっと嫌な予感…。
すぐ次の分岐、三度小屋辻でも標識があった。古道だろうか、幅1mくらいの道が尾根に沿って伸びている。――結論から言うと分岐から数百mで沢の方に下りなければならないのにその道がわからなかった（見落とした）、そして尾根道をどんどん下ってあまりにも人の歩いた形跡がない、おかしい、道迷い！となった。
ところで支尾根上で「和佐羅滝へ」の標識があって一安心してたのだが…。休憩してる登山者にもあった。道から外れて「大又」という小さな標識もあった。だけどその辺りには道らしきなかったので尾根筋をずっと下ったのだ。
迷ったぁ、確定的になったので元に戻る。少し登り返したが、ずっと上まで上がるの、大変だなあ、尾根のすぐ下の沢、道があるんじゃないか、と10mほどの高さだったので強行突破。樋のような沢の左岸、まっすぐ道がついていた。赤テープもある。仕事道じゃなく登山道のようだ。沢沿いなのだが沢を歩くことなく、本当に歩きやすい道だった。それに安心の赤テープ、数百mおきに付いている。
道はだらだらと平坦か、緩い下り、なかなか標高下がらない。やっと和佐羅滝への分岐過ぎる。もうチカレタァ、大又に真っ直ぐ下りる。温泉入ってきれいになって、道が渋滞しないうちに帰らなくっちゃ。ちょんちょん。
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