毛無山〜十二ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 893m
- 下り
- 885m
コースタイム
天候 | 晴れてたけど曇ってきてガスってきて最後晴れた |
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過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
(八王子〜大月間のみ特急あずさ510円) 西湖周遊バスが午前中運休だったため(聞いてねーよ!) タクシーで毛無山登山口まで2980円…(; ̄Д ̄) ※運休は大型バスの導入による開業出発式が開催されたためだったようです。知らんわ ※追記 西湖マラソン大会だったからかな? 帰りは十二ヶ岳登山口から西湖周遊バス河口湖駅まで520円 河口湖駅〜新宿駅 高速バス1,750円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
毛無山はけっこうな急登で前日雨だったため滑りやすかった 山頂までほぼずっと樹林帯だがけっこう気に入った 山頂の眺望よし ここからものの5分で一ヶ岳 二ヶ岳、三ヶ岳〜と続くので見逃さないように 軽くアップダウンあり、ロープの張られた急登続き 核心部は十一ヶ岳からの下りと吊り橋、そして十二ヶ岳への急登だが 緊張はするものの、足場は豊富でロープもしっかりしてて安心 個人的には十二ヶ岳から桑留尾(十二ヶ岳登山口)への下りの方が正念場だった 傾斜がけっこうあってロープの連続!(※難所ではないです) すれ違った登山者は全部で10人程度 人がいなかったおかげでロープ場ではゆっくり頑張れた ヤマツツジやドウダンツツジは散ってました… もっと早い時期に来ていれば…(T_T) |
その他周辺情報 | 河口湖駅構内の店でクリームソーダフロートとほうとうを食べたが クリームソーダフロートって確かにメニューに書いてあったンだけど おかしくない?クリームソーダかメロンソーダフロートでは? 別にいいけど |
写真
装備
備考 | ドライレイヤー、メリノウール、adidas半袖シャツ、夏用トレッキングパンツ、帽子、テナヤブーツが行動着。今日の朝は寒くて電車の中ではフリースを着ていた |
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感想
( ̄∀ ̄)
山を3週間もサボっていた私ですが、
実はその3週間とも、山の予定は入れていました。
阿弥陀に行こうとか権現に行こうとか十二ヶ岳に行こうとか…
今回は仕事が忙しく土曜日の朝起きれなかったため、
日曜に日帰り出来て鎖場(ロープ場)の修行にもなる、
十二ヶ岳に行こうと、とうとう重い腰を上げました。
※十二ヶ岳の中には「八ヶ岳」もあるのでちょうどよいです(^皿^)
4時過ぎに起きて6時過ぎの電車に乗り朝一番のバスに乗るはずが、
起きたのは5時過ぎで6時半に家を出ました。
南武線で立川まで行き、そこから普通電車で行くか特急あずさに乗るか迷って、
でも空いてるからとりあえず高尾行きに乗っちゃって、
でも路線検索してみたら到着が遅いからやっぱり特急に乗ろうと思い、
豊田で下りて立川に戻ろうとしたがよく考えたら八王子から乗ればいんじゃね?
それでまた高尾行きに乗って(さっきは空いてたのにこれは混んでた!)
八王子で特急あずさに乗車。
もちろん立ちですが指定席車両のデッキはまだ余裕があって助かった。
大月までたかが30分です。
大月からは乗り換え時間3分で慌てて富士急行へ。
満員電車並の混雑を約一時間、耐えました(みんなもね)
(外国人観光客が増える中、これでいいのか?富士急行)
実は朝電車の中ですら寒かったので、フリースを着ていた私。
でも幸い、混んでるわりに暑くなりませんでした。
富士急ハイランドで大多数が下りましたが、一駅で河口湖到着。
西湖周遊バスは7分後に出発なので、トイレに行く時間はありません(T_T)
そんで適当に並んでたらスタッフに「河口湖ですか?」と聞かれ、
「西湖に…」と言ったら、「西湖行きは午前中運休なんです」と…
(゜ロ゜)
#うわまじか
さんざんHPで時刻表確認したけど、そんなこと書いてあったかな?
どうせトップページのトピックスとかでしょ、そんなの読まねーよ。
ぶつぶつぶつぶつぶつ…
しょうがないので目の前にある三つ峠登山口行きのバスに並びます。
今日は三つ峠にするか…
しかし、やっぱり十二ヶ岳に行きたい。
そうだよ、せっかく決心して鎖場(ロープ)の練習に来たンだもの!
そう決心してまずはトイレに行き、タクシー乗り場へ。
ベンチには中国人?らしき観光客グループが座ってて、
タクシーが並んでるのにおかしいなと思ったら、
奴らは乗らないンだそうで。
じゃあ何でここに座ってるわけ?(怒)
タクシー乗車は10分か15分程度だったと思いますが、2,980円。
何かすごく高く感じたけど、こんなものかな?
登山口からはちょうど5人パーティが出発するところで、少し安心。
全体的に登山者は少なく、会ったのは10人程度でした(十分か?)
さて。毛無山までは距離もさほどではなく簡単な登山道だし(←よく言う)
十二ヶ岳にかけては鎖場(ロープ)が続くので、ストックは邪魔。
今日はストックなしで登りましょう(←威張るほどのことではない)
さぁ出発だ!
最初はなだらかな道、でも久々の登山で運動不足なので
ひぃひぃ言いながら登ります。
準備運動をしていた5人パーティの先を行きましたが、
途中、傾斜が強くなったところで滑りそうになり、
進退窮まる(←大げさ)
#うわまじか
そこで、疲れて休んでるフリして
追いついてきた5人パーティに先に行ってもらい。
土をつかむようにして登りまひた…(←バカ)
まさか毛無山への登りで手こずるとは…(A^皿^;)
その後、休憩していたパーティを再び追い越して、いざ山頂へ!
軽いアップダウンを繰り返し、やがて展望のきく道になると、
雲に隠れながらも立派な富士山の姿と、西湖と河口湖。
天気も良くて緑も綺麗、湖の深い青にくっきり見える下界の風景。
そこそこ傾斜がありながら、眺めの良さに助けられて、やがて山頂に。
先客の男性2人は富士山の雲が取れるのを待っているようでした(←推測)
私は十二ヶ岳に行かなければならないので(←そんな義務はない)
先ほどの5人パーティに追いつかれると鎖(ロープ)場で困るので
先を急ぎます。
楽チンな道を3分ほど歩くともう一ヶ岳。
と思ったらけっこう下るのでウンザリ(また登るのか…)
そして三ヶ岳。二ヶ岳はさっそく見逃しました。
四ヶ岳は開けて展望が良く、目指す十二ヶ岳が見えました。
ここの岩の下りでロープ、怖くはないけどさっそく難儀します。
こんな所で手こずるなんて…やっぱり引き返した方が…
と思いつつ、何とか下って先に進みます。
軽くアップダウンしながら順調に五、六、七と進みます。
ただの通り道の様な山頂?でしたが…(ピークですらない?)
ほぼ樹林帯で展望がないですが、だんだんガスってきて、
雨も降りそうな気配。
ヤバい、ただでさえ昨日雨降ったのか湿ってるのに、
雨が降ればますます滑って、滑るかもしれない(←何のこっちゃ)
やっぱり選んだ日が悪かったかなぁと思いつつ、歩き続けます。
お楽しみの八ヶ岳も写真撮って終わり。
そして九を見逃し、十ヶ岳。
ここから十一ヶ岳の登りはロープがありけっこう急登。
後ろから声が聞こえた気がして、ヤバい、
核心部を前に、ここで追いつかれたらマズい…
頑張って登ります(; ̄Д ̄)ハァハァ
ヤッタ!十一ヶ岳だぁ!
ここからが核心部です。
少し歩くと問題の下りのロープ場へ。
思ったより傾斜はなく、足場も多いです。
最初は岩っぽくて、途中土っぽくなり、
中央地点が踊り場っぽくなってます。
焦らずゆっくり、慎重に。
いつの間にか成長していた自分に(←10年もやっててこの程度…)
軽く感動を覚えながら、
楽しみでありながら不安だった核心部を
通過している今の自分に興奮しつつ、
はたから見たら何て遅いんだと言われそうな時間をかけて着地、
例の吊り橋を渡ります。
吊り橋は揺れますが別に怖くありませんでした(^ー^)
立ち止まって写真を撮る余裕もあります。
まぁ、もうちょっと長かったら怖かったですが…
ただ、吊り橋に最初に足を置く時がちょっとアレかな。
斜めになってましてね…
吊り橋を渡り終わったら、最後の核心部、十二ヶ岳への急登です!
しかし登りだから大丈夫。ロープは友達、怖くない。
だけど何だか足が攣りそうな気配です。
少し休んでポカリ(アクエリアスだけど)を飲みます。
そして、焦らずゆっくり、登り始めました。
登ってみると、ずっと急登、ずっとロープです。
難しくはないですが、疲れるし、それなりに高度感も。
途中、十一ヶ岳から見てむき出しになっていた、垂直に見える岩場、
当然ですが展望が良いです(ガスってたけど)
ちっとばかしクライミング気分を味わいながら、
ここを下るのは私には無理だなぁ、と思いつつ、
背後に声が聞こえて追いつかれそうな気配に焦りながら、
何とか登り切りました!
少し歩いて桑留尾への下りの分岐を過ぎると、
足元はドウダンツツジの花が散る。
ああ、もう少し早く来ていれば、お花も楽しめたのに…
サラちゃんは私の大好物(食べませンが)なのに…
なんだかんだで、十二ヶ岳に到着です!
\(^∀^)ノ
やりました!とうとうやりました!
距離も登った標高差も大したことないけど、
久々に満足の登山!
山頂には男性が一人いて、この後節刀ヶ岳の方に向かうようでした。
自分から話しかけたくせに言葉が思いつかず、
「すごいですね」とだけ言って、
(この後もっと怖い鎖(ロープ?)場がある)
最後に「お気をつけて」とか言うべきなのに
思いつかず、アホ丸出しでした。
いや、私もほんとは鬼ヶ岳まで縦走したくて、
でもこの時点ですでに2時だったので断念、
やめて正解でした。
彼と引き換えにもう一人男性が登って来て、
でもすぐ行ってしまったので、
しばらく山頂を独り占め。
カップ麺を食べるほどの時間はないので
鶏ささみくんせいを食べました。
そして、もはやガスで真っ白になってしまった下界を横目に、
下りに向けて出発。
分岐のところでさっきの5人パーティが来ました。
彼らはきっとランチとかも食べただろうに、
おそらく初級者の4人をガイドっぽい男性が先導してるようで、
ペースとしてはかなりゆっくりに見えましたが、
それでも追いつかれる私…(T_T)
さて桑留尾への下り。
しばらくはなだらかな道でしたが、やがて急な道に。
ロープが張られているので安心ですが、
湿った土は滑ります。
やや緊張しながら後ろ向きでゆっくり下ってゆきます。
ネットで調べて知ってはいましたが、実際には
こんなに長く急傾斜が続くとは…
下りが登りより遅いぐらいの私、途中で5人パーティに追いつかれました。
しかもロープが途中で途切れ、足元の傾斜も強く、進退窮まる(←大げさ)
#うわまじか。なんて言ってるヒマはないので、
とりあえずいったん安全地帯に戻って、先に行ってもらいます。
そして、リーダーの男性が指示してる内容を聞きながら、
彼らが去った後、それをマネして下ったのは言うまでもありません…
<(^皿^)いや、聞こえちゃったもんで…
それからもしばらくロープを掴む急坂が続き、
それでも後ろ向きの練習になるのでまぁ良かったかも。
実際のところ、この桑留尾への下りが一番、
私にとって核心部でした。
途中に、丹沢の表尾根の鎖場レベルの鎖(ロープ)場もあったし…
つまり簡単ではありましたが、難所ではないですが、
なんつうか本当の難所に比べて覚悟が足りなかったので、
心理的に難儀しました。
やがてやっとロープは終わり、普通の傾斜の登山道に戻りましたが、
それでもやや急なのかわかンないけど、何だか怖い私。
ここまで長い間ロープに頼って下ってきたから、手すりがないと怖いのです。
だけどここまでストックなしで頑張って来たので、このまま頑張ります。
木に掴まったりまだ時々現れるロープを頼りにしながら、
「やっと安全圏まで下ったかな?」
と思った矢先、左足がズルっと滑って右膝を打ちました。
別に痛くないしケガもありませんでしたが、
何か、コサックダンスに失敗したみたいなポーズ(-_-;)
なんだろ、「もう安心だ」とか「ちょろいぜ」とか思うと、
必ず絶対滑るンですが…
守護霊のいたずらですか? それとも山の神様の?
この後、しばらく歩きやすい道が続き、油断してました。
しかし思ったより長い道のり。
途中、沢の向こう側に移る箇所があり、
ここのほんの数mの下りが滑りそうで難儀。
ロープも届かないし、進退窮まる(←大げさ)
#うわまじか。
お尻をついて滑るように何とか下りました…
(※普通の人は全然難所じゃありません)
例の5人パーティはとっくに下山してることでしょう。
私の遅さったら国宝ものです。
若干傾斜の強いところもありつつ、これぐらいなら…と頑張るも、
下山まであと15分の、文化洞トンネル方面との分岐地点で、
ここに来てこの傾斜かよ!
実際には大した傾斜じゃありません(たぶん)が、
もうすぐ下山口だというのに許せない角度です。
まさかの16時をすでに過ぎているため、バスの時間もあやしい。
進退窮まる前に、観念してストックを出しました。
しかも、何だか登山道が荒れてる感じがします。
気のせいですが…
先ほどと比べて何だか木屑のようなものが多い感じ。
道はハッキリしてますが、比較的歩かれてないのでは?
さっきの文化洞トンネル方面の道の方が歩きやすそうだったし、
あっちには駐車場があるから、
たぶんみんなあっちに行くンじゃないかなぁ…
と思いながら、急な道(私にとっては)を慎重に下り、
とうとう車道が見えて来ました。
脇に歩きやすそうな道が延びていたのですが、
ここはなんと通学路!だそうです。
「旧根場通学路」ということで、
今は使われてないのかもしれませンが、
山道としては歩きやすくても、
通学路としてはどうなのか…
恐るべし、山梨の子供!
ぶじ下山しました(^ー^)
尋常でない自分の汗くささを感じながら、
とりあえずバス通り(たぶん)に出て、
バス停はどっちだろ、でも右でも左でもバス停はあるはず…と思い、
とりあえず左に少し歩いたキャンプ場の前で
リュックを降ろしてストックをしまっていたら、
河口湖行きの西湖周遊バスが通過…
(゜ロ゜)
本日最後の#うわまじか
左じゃなく右にほんの数m歩けばバス停が見えたのに…
30分に一本あるからいいけどさ、
すげぇグッド(バッド?)タイミングだったのに…
右に行ってれば絶対乗れたのにあのバス…
まぁバスを待つのはいいンですが(ベンチあったし)
この後の帰りの電車の乗り継ぎが…
母の所に寄りたかったのですがムリそうです。
どうせ遅くなるなら、乗り換えのある電車より
高速バスの方が楽だと思い、久々にバスで帰りました。
渋滞25kmで一時間遅れでしたが、
何故か窓側の席が取れなかったわりに隣りの人が来なかったので、
途中から窓側に移ってゆっくりしました。
一時間ほどマジで寝てしまいましたが、
崖から落ちる夢ばかり見てました。
崖というか、なんか、攀じ上ろうとして足場がなくて落ちる、みたいな…
(;>Д<)きゃあぁぁあぁぁ…
( ̄∀ ̄)
今日もまた自分にとっては色々ありましたが、
久々の登山のせいか十二ヶ岳だったせいか、
筋肉痛がひどくてたいへん疲れましたが、
とっても楽しく満足できる山旅でした!
※ちなみに本日、南アルプスの天然水は飲んでいませン。
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