尾瀬散歩 〜沼山峠→尾瀬沼→見晴→裏燧→御池〜
- GPS
- 09:07
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 615m
- 下り
- 812m
コースタイム
- 山行
- 7:42
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 9:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
尾瀬御池 1日1,000円 ▪尾瀬御池→沼山峠 バスで20分ぐらい 片道520円 30分に1本運行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
濡れた木道は滑りますので気をつけましょう。 |
その他周辺情報 | 尾瀬御池休憩所で買った花豆ジェラート(カップ)が美味しかった。 |
写真
感想
"歩いたことのない場所を歩く"
このコンセプトで向かうのは、水芭蕉のピークを過ぎた感のある尾瀬の燧ヶ岳北西にある裏燧林道。沼山峠から尾瀬沼、見晴、三条の滝を経て御池に戻る計画とした。
沼山峠から尾瀬沼までは何度か歩いたことがあり、直近では去年の5月に燧ヶ岳から下山して沼山峠に向かった。燧ヶ岳は今回は登らないが、今年4月に御池から山頂を往復している。雪のない尾瀬檜枝岐エリアは久しぶりだ。整備された木道を歩いて尾瀬沼ヒュッテ近辺を通過し、尾瀬沼南岸を経由して沼尻に向かう。尾瀬沼南岸の木道が荒れ気味なのは、歩く人が少ないためだろうか。疲れ気味の水芭蕉と尾瀬沼の魚影を見ながら徐々に北方向に進む。やや風があって尾瀬沼の水面は波があるため、逆さ燧ヶ岳は残念ながら見ることができなかった。
数年ぶりに沼尻に来たが、綺麗な建築物が出来ていた。その建物は能や歌舞伎の舞台のように見えた。ここで落語の寄席など開催したら面白そうだと非現実的なことを考えながら西へ。
沼尻から西に向かうと見晴がある。そこは複数の山小屋、キャンプ場、無料休憩所がある。アップダウンの少ないルートを歩いてきたとは言え腹は減る。期間限定の冷やしとろろそばをいただいた。見晴から西には尾瀬ヶ原を挟んで至仏山が見える。燧ヶ岳には数回登っているが至仏山は1回しか登ったことがない。今回も至仏山に向かうことはなく、見晴から北に歩き始めた。東には燧ヶ岳がそびえる。冬の会津駒ヶ岳から見る燧ヶ岳は尖った耳の白猫だが、尾瀬ヶ原から見るそれは握り飯のようだ。
温泉小屋を通過すると木道は途切れて木の根が這う登山道になる。梅雨により泥濘がひどい。少し進んだ岩場からは平滑ノ滝を見下ろすことが出来た。平滑ノ滝は広い石畳の上を水が流れる滝だ。流しそうめんを楽しむにはいい斜度だが、さすがに水量が多すぎるのでバカなことを考えるのはやめよう。
平滑ノ滝展望台から少し下って北に進むと御池・三条ノ滝分岐がある。少し北に進んで階段を下ると展望台になっていて、多量の水を豪快に打ち下ろす三条ノ滝が見られる。奥日光の滝に例えるなら、平滑ノ滝は竜頭の滝、三条ノ滝は華厳の滝だろうか。水量は尾瀬のほうが圧倒的に多い気がする。
三条ノ滝から分岐に戻って御池へ向かう。斜面を登って段吉新道に合流し、さらに進むと渋沢温泉小屋分岐があるが、渋沢温泉小屋は休業中のため通行禁止になっていた。誰も歩かないため草木の生い茂った状態となっていて廃道化が進んでいるように感じた。このあたりが裏燧林道で木道が整備されている。見晴では東にあった燧ヶ岳は南にある。途中にある湿原の姫田代からは平ヶ岳や越後駒ヶ岳が見えた。この2座に登るのは容易でなかった記憶があるが、どちらも展望が良かった。また登ってみたいものだ。木道脇で珈琲を淹れているとき、長い揺れを感じた。帰りに調べたら群馬県で震度5弱という。千葉県東方沖や茨城県南部が震源の地震は多いが群馬県を震源とするのは珍しく感じる。
御池に着いたのは16時だった。売店で購入した花豆ジェラートは変わらず美味しかった。次にこのあたりを訪れるのはいつになるだろうか。会津駒ヶ岳の先にある中門岳の雪が解けてハクサンコザクラが咲き乱れる頃かもしれない。
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