北根室ランチウエイ

2018年06月16日(土) 〜 2018年06月18日(月)

• GPS: 56:00
• 距離: 70.1km
• 登り: 1,412m
• 下り: 1,297m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:50
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:00

6:00 中標津バスターミナル
7:30 中標津空港前
10:40 11:50 開陽台展望台
15:00 宿泊地

2日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:40
• 合計: 8:00

8:00 宿泊地
8:00 佐伯農場
8:00 レストラン牧舎
8:00 佐伯農場
9:10 熊川渡渉点
10:30 11:00 養老牛温泉分岐
11:10 11:20 からまつの湯
16:00 宿泊地

3日目

• 山行: 6:00
• 休憩: 0:50
• 合計: 6:50

5:10 宿泊地
5:10 西別小屋
6:40 リスケ山
7:00 7:10 西別岳
10:10 10:50 第一展望台
12:00 ＪＲ美留和駅
12:00 ゴール地点

　登山よりは体力的に楽、年をとって登山がきつく成ったら各地のロングトレイルコースを歩きたい（お遍路も）

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

　札幌バスターミナルから高速バス22時30分発、中標津バスターミナル5時15分到着　7,400円。眠って行ける人には、到着してすぐ歩き始められるので都合がよいかも。
自分はアイマスク・枕・耳栓持参したがほとんど眠れなかった。
　帰りは美留和駅から釧路駅までJR1,640円、札幌まで高速バススターライト釧路号5,770円

コース状況／危険箇所等

特に無い、体力に合わせて歩けるので、登山より楽かも。

その他周辺情報

　コース中の温泉は養老牛温泉と露天のカラマツの湯。宿泊は開陽台ではキャンプ、佐伯牧場ではレンタルハウス、西別岳山小屋が有る。
　釧路でバス待ちの間釧路バス本社から徒歩3分にふみぞの湯有り、440円、食事美味しい。シャンプー、タオル、バスタオルは別料金。

写真

6/16 5:55

　中標津バスターミナル到着、休憩所やトイレ・自販機が24時間開放されている。此処で歯磨き・朝食等準備してから出発。
　バスセンター内にはキラウエイの資料等が一切ないのは不思議

6/16 5:55

　建物左わきのごみ箱の前にキラウエイの標識がある。此処からスタート71.4kmの始まりです。
　しかしこの後の方向が分からず何となく歩き回るが次の標識を発見できない、早朝なので人も歩いていない。やっと見つけたセブンイレブンでもキラウエイを知らないらしい。開陽台への方角を教えてもらい反対側に来ていた事に気づく。

6/16 6:20

教えてもらった道順に歩いてやっと見つけた二つ目の標識はお店の横に移動式の物を発見、あとはこの道をまっすぐ進む。
この時点で到着から1時間経過、でも時間には余裕があるのでのんびり歩く。

6/16 6:25

この橋を渡れば丸山公園。

6/16 6:25

標津川はのどかな流れ、気温は10度以下だけど風も無く気持ちいい。

6/16 6:41

人もいない、車もあまり来ない道をのんびり歩き此処から右のさらに静かな道へ。

6/16 6:43

とても立派な蕗、今なら美味しく食べられますよ。札幌付近のモノより一か月ほど遅い。

6/16 6:52

キラウエイの標識

6/16 6:54

道立ゆめの森公園入口

6/16 7:02

広い芝生公園

6/16 7:04

トロッコ電車の線路かな？

6/16 7:04

標識がいろいろ有って面白い。後で聞くと佐伯さんが一つ一つ手作りしているそう。

6/16 7:09

　ゆめの森公園内のパークゴルフ場の休憩施設。此処で休憩とトイレを利用できる。
　丸山公園の次が道立ゆめの森公園、その向かいに緑が丘森林公園。どれも新しく立派その先を行くと

6/16 7:28

中標津空港、ここでも休憩できるらしい。

6/16 7:33

こんな標識を見ながら歩くと

6/16 7:36

桜井牧場さん到着、この小屋の中で靴うらの消毒

6/16 7:37

　広大な牧場とはいえ個人の敷地内を通らせて頂くので注意事項を守って行動します、また怪我や病気も自己責任です、だれも守ってくれません。
　

6/16 7:38

　小屋の中は床の石灰で靴底を消毒して左側にある入場者名簿に記入する。右側の黒いのは熊撃退スプレーのレンタル2000円。
　

6/16 7:45

　桜井牧場さんは青いサイロ、遠くからでもでかい。

6/16 7:50

　広い牧草地の脇を歩かしてもらえるなんて心が広い。自分の敷地を知らない人に歩かせてくれるなんて、都会では考えられないよね。
　もし靴底に牛の伝染病の菌が付着していて狂牛病なんかで牧場に迷惑をかけてしまったらどうなるのだろう？
　消毒はしっかりしなければ。

6/16 8:02

格子状防風林は北海道遺産に指定されていて幅180m、総延長648km、総面積15,000ha、その中にもキラウエイのルートは伸びています。

6/16 9:00

なんか植物でかくない？

6/16 9:14

こんな花も

6/16 9:14

広い畑も

6/16 9:54

開陽台への道・・・まっすぐ延びている。

6/16 10:00

　地元の子供たちが開陽台から降りてきてスライド、元気におはよーって気持ちいい。

6/16 10:07

牛に見られながら

6/16 10:10

広い牧草地の横をひたすら歩いて

6/16 10:14

でもまだ道はまっすぐ続く

6/16 10:18

交差する道もまっすぐ、道東はとにかく広い！

6/16 10:29

この林を抜け

6/16 10:52

開陽台到着

6/16 10:51

　展望台からの景色、曇っているのが残念、晴れていれば知床連山や北方領土も見えるらしい

6/16 10:52

　すーっと見える範囲はどこまでも牧場！

6/16 11:16

　昼食はジンギスカン・おにぎり付き。このおにぎりがでかくて片手で持てない、皿の上で箸で崩して食べました。
　左のジェラードは店の親父さんのおごり、誰かのブログにも書いてあったが此処のお店の親父さんはハイカーにすっごくやさしくしてくれる、出発するときには気をつけてねって言って佐伯牧場のカードを持たせてくれた、困ったとこ連絡すると助けてもらえるよ！熊の帽子をかぶって頑張る、親父さんの優しさに心もほっこり。

6/16 10:43

　此処から第2ステージ

6/16 10:43

佐伯牧場まで9.9km

6/16 11:55

　育成牧場の長い階段を降りて行くと

6/16 11:55

　牛が寄ってきて僕が来るのを待っている。此処は育成牧場なので若い牛ばかり、とても好奇心が旺盛。

6/16 11:57

　こんな花が咲いてる通路を

6/16 11:57

　牛に見られながら

6/16 11:59

ずーっと

6/16 12:03

橋を越え

6/16 12:05

ずーっと広い牧場の先まで歩いて行く！

6/16 12:13

　そして初めてのマンパス

6/16 12:13

此処からはマンパスがいっぱい

6/16 12:21

標識も最低、限迷わない程度がうれしい。

6/16 12:23

川を渡って

6/16 12:25

マンパスを越えて

6/16 12:28

不思議な木、次から次へと全く飽きない（ワクワク）

6/16 12:57

　熊の出そうな個所はさりげなく鐘が（ハラハラ・どきどき）。
　

6/16 13:12

　こんな気持ちのいいトレイルを無償で提供してくれているのに、その気持ちの判らない一部の調子に乗ったハイカーが、

6/16 13:11

　迷惑を掛けている事にも気付かない無神経なハイカーのせいで、このトレイルの存続にも係わる事態に成っている。
　

6/16 13:40

　誰も見て居ないからといって、気配りの出来な連中は来ないでほしい。
　牧場主さんは自分の土地を無償で開放して

6/16 14:08

　無償で橋を造り

6/16 14:11

消毒小屋を建て

6/16 14:19

手作りの標識をたて

6/16 14:25

草刈りをしてくれて居ます。

6/16 14:33

　国や町から支援が有る訳ではありません、我々が歩いたからと言って牧場主さんには何の得にもなりません、むしろ作業の邪魔、大迷惑なのに善意で通らせてくれている。本当にありがとうございます。

6/16 14:35

　ちょっと興奮しすぎました、ごめんなさい。_(._.)_
　地平線まで伸びる真っすぐな道と　

6/16 14:36

　広い草原を見て気分を直してください！

6/16 15:00

　そうこうしているうちに佐伯牧場到着
　敷地内はとってもおしゃれな施設がいっぱい

6/16 15:18

　地元ゆかりの版画作家さんの美術館

6/16 15:22

　ギャラリー倉庫

6/16 16:36

　夕食はレストラン牧舎が5時までなのでカッテージチーズカレーを持ち帰り部屋で食べました、何せお昼のジンギスカンがボリュームたっぷりだったので。
　牛乳もたっぷり頂き、佐伯さんとお話しできました。

6/17 7:57

　次の日の朝もゆっくり牧場内を散策。

6/17 7:58

朝から気持ちいい、もちろん牧場部分には入りません。

6/17 7:59

　オブジェ作家さんにも場所を提供しているらしい。
　40年以上前から東京の子供たちを迎え入れた東京むそう村を開き、いまはキラウエイを通して社会に貢献している佐伯さんは素敵な人でした。

6/17 7:59

　気持ちのいい佐伯牧場さんに別れを告げて

6/17 8:00

　この川を渡り出発、今日も自分には何ができるか自分と対話しながらキラウエイを歩こう！

6/17 8:01

　と思ったら・あれれ！！此処にもまたまたオブジェ。
　佐伯さんの遊び心がうれしい！佐伯さんの顔や話しぶりを思い出すと一人でにやけちゃう！

6/17 8:12

　お隣の竹下牧場さんには巨大なトラクターがいっぱい

6/17 8:17

　牛はとっても人懐っこく、道路際まで寄ってきます。

6/17 8:40

　横田牧場さんのシェパードはずーっと着いて来るらしいのでご注意を

6/17 8:40

　マンパスはロックを忘れずに！

6/17 8:45

　広いなあー！佐伯さんと話して昨日より少しだけ心が広くなった気がします。

6/17 9:05

　クマよけ、おしゃれです。

6/17 9:49

　発砲注意って！そういえば昨日パンパーンって2発鉄砲の音のようなのが聞こえてた。　
　おーい！人だよー！鹿じゃないからねー！！

6/17 10:22

　巨大なオブジェにもキラウエイの標識

6/17 10:23

　養老牛温泉に到着此処までが第3ステージです。

6/17 10:30

　養老牛温泉には休憩所が有ります、ここにもオブジェとトイレとベンチが有ります。ありがとうございます。

6/17 11:05

　カラマツの湯にはショートカットルートになってました。
　カラマツの湯無料の露天風呂、このほかに若干囲われた女性用の浴槽もあります。

6/17 11:11

　足湯だけ川の水を混ぜて居るので適温だけど、源泉は相当熱そうです。

6/17 11:37

モアン山新ルート、頂上には冬季のみ行けます。

6/17 11:58

気持ちの良い小川をいくつか渡って

6/17 12:28

橋が二本なのはたぶん草刈り機械を通すため？

6/17 12:28

何だろう

6/17 12:38

独活新芽はまだ食べられます、これも札幌近郊より3週間ほど遅い、それだけ寒いということでしょう。

6/17 12:39

蕨も所々に有ります。

6/17 12:48

モアン山には冬季のみ行ける。

6/17 13:13

キラウエイの表示に狐のフン、ぼくの縄張りに入るな！って言ってます。

6/17 13:34

ケネカ湿原横に伸びるのは

6/17 13:35

けもの道、鹿なので安心

6/17 13:35

　長正路沼

6/17 13:41

　ケネカ川を渡ってしばらく行くと

6/17 13:51

熊のフン、小さめです、そんなに古くない

6/17 13:57

チョウノスケソウが普通に生えている。

6/17 14:09

こんな所にも遊び心が

6/17 14:10

でも行動は自己責任で！

6/17 15:06

スズランの群生、行者ニンニクと間違えると大変です。

6/17 15:58

　西別小屋到着、昨日の牧舎で同宿のメンバー9名は既に着いて居た。

6/18 5:34

　3日目西別小屋出発も自分が最後、スタートから雨、合羽を着る。

6/18 5:48

　ゆるい坂がずうっと続くがまん坂、やっぱり登山の方がきつい。

6/18 5:53

この花がたくさん咲いてた。

6/18 6:17

がまん坂終わり

6/18 6:17

6/18 6:28

第一お花畑、これからが花の時期7月に再訪したい

6/18 6:34

　ヨツバシオガマじゃないし、なんだろう？

6/18 6:34

第二お花畑

6/18 6:45

リスケ山、この山の整備をされていたリスケさんの名前だそうです。リスケ山を過ぎてから摩周第一展望台までカメラの調子が悪く写真なし。

6/18 10:28

摩周第一展望台カメラ復活、弟子屈ラーメンと摩周ブルーソフトうまかった。

6/18 10:40

レストランの窓辺にシマリスが来る

6/18 10:42

6/18 10:48

この青いタイルが目印、第6ステージスタート

6/18 10:52

こんな道を下り、12時4分の列車に間に合わなそうと気づき3キロほど走り

6/18 12:02

美留和駅2分前に到着

6/18 12:03

6/18 13:35

この列車で釧路駅へ13時33分到着、高速バスまで時間が有るので

6/18 15:59

釧路バス本社まで路線バスで移動290円、徒歩3分で天然温泉ふみぞの湯440円、17時45分発の高速バス　スターライト釧路号まで此処で過ごす、晩酌セットとミニザンキ丼で1050円、ビールは飲んでから写真撮りました。

撮影機器：

KYV38 KYOCERA

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 タオル ツェルト 寝袋 マット 食材 水

備考

牧舎・西別岳小屋両方にマット寝具有り

感想

ronku3

　普段山歩きはしているけど、ロングトレイルは初めて歩きました。
　登山ほどきつくないので、年をとっても楽しめそう。
　次回はもう少しのんびり歩きたい、近いうちにまた来ます。
　日本を代表するこのロングトレイルコースを作り・維持・整備しているのが佐伯さんはじめ牧場主さん達の個人の努力の上に成り立っている事は大変な驚きです。
　国民の健康増進や観光立国を目指すはずの、国や自治体は何をやっているのか、
縦割り行政の限界か？
　キラウエイが無く成らないでほしい、そのために自分達は何ができるのか？