飯士山＆山本山
myokohiuti
その他2人 コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:10
変則歩行のため参考にはなりません
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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山頂は平坦で直接車で登ることが出来る
展望台からの眺めは良い
感想
例年、今ごろは、神さんとTさんとハイキングに出かけるのが常で、今年も滝首公園に出かけることになった。ところが出かける朝になって、神さんが飯士山はどうかなあ、と言い出す。もうTさんは電車に乗っている時間だ。まあ、Tさんは誘われた方だから、反対とは言わないはずだ。飯士山は標高こそ低いが谷川岳などの大展望が期待できる。やはりというか、案の定、Tさんに選択肢は無く飯士山行と決まる。飯士山には石打側から登ったことは有る。負欠岩の岩場を登り負欠ルンゼを下った。
新潟ファミリー登山には、負欠岩には「ふっかけいわ」の振り仮名がある。私は、何の迷いもなく「ふっかけいわ」と読む。しかし、山のベテランに疑問を呈する人がいた。しかし、出版元が新潟日報事業社であり、誰も異を唱える人はいない。彼は異なる根拠を示すことなく鉾を収めた。その時から「ふっかけいわ」の呼び名が気がかりになった。負はそのまま読めば「ふ」だ。意味は「負ける」。欠は「欠ける」。現地で見る岩は、長方形の岩だ。岩の斜面にマッチ箱みたいな岩が飛び出ている。
負は笈と同じ修験者が背負っている物入れの意味もある。長方形の岩が乗っかっているような山容は、笈を「背負った」形に見える。これは「ふっかけいわ」ではなく「おいかけいわ」と読むのが正しいのではないかとも思う。「欠」は「掛」だ。飯士山のことを考えると、いつもこういう展開になる。三球照代じゃないけれど、考えていると夜眠られなくなってしまうのだ。まあ、こういうのもいいか、脳の活性化には。
関越道を走るのは久しぶりだ。やけに煽る車が多いなあと思った。いつも磐越道ばかり走っているので制限速度を80�劼抜�違いしていたのだ。田舎もん丸出しである。飯士山の登り口はいくつもあるが、メインと思われる岩原スキー場から登る。神さんは右手から登ると楽だという。車を置いてそちらへ進もうとすると、レストランのマスターらしき人が出てきた。マスターもその方が九十九折で、距離は長いが楽だと教えてくれた。車を駐車した場所がレストランの前だったので、駐車の是非を尋ねると「そこでもいいが、作業車が回転場にすることがあるかもしれない」というので車を移動する。移動した場所はすぐ近くだが、直登する道の前だった。高々50m位ずれただけだが直登コースを進む。
スキー場は大きくなったワラビに覆われていた。その中に、ちょっと細いが食べごろのワラビが出ていた。自然にそのワラビを採りながら登ることになる。大きく伸びたワラビや草は膝位なので苦にはならない。しかし、ワラビ採りがメインになって遅々として進まない状態となる。折から真夏のような日差しが降り注ぐ。いつもは我先にと急ぐ神さんなのにどうしたんだろう。このままではミイラ取りがミイラになってしまう。ワラビは下りの時に採ればいいじゃないかと思う。そのうちに神さんの姿が見えなくなって山道に入ったようだ。我々もスピードを上げて登る。
炎天下にいた時間が長くなったためか、一気に追いつこうとしたためか、Tさんの調子は上がらないようだ。リフト最上部で山友はリタイヤを決める。神さんは、立木に隠れて姿は見えない。神さんに連絡しなければならないので、山友には「絶対に動いちゃダメ」と念を押して先を急ぐ。いくらも登らないところで神さんは休んでいて、おにぎりを食べていた。神さんはここから下ることになる。入れ替わりに私は、頂上を目指す。
ぐいぐい登っていくと展望が広がった。スキー場から見る風景とは明らかに迫力がある。朝日岳や大源太山、七ツ小屋山、その向こうに谷川岳の主峰が連なる。巻機山は、未だに雪をまとっている。やっぱりここは上越国境だ。さらに進んで分岐に出ると、チンネ状の飯士山頂が目の前だ。あと往復30分では厳しいとみる。神さん達のことも気になる。セオリーでは神さんに追いついたところで戻るべきである、という思いもある。山頂には一度登ったことが有り、登頂というものに対する執着心もないので、そこから戻る。
リフト最上部で休んでいた二人と合流し、一息入れて下る。話は自ずと今日の山行の反省だ。直登を選んでしまったこと、カンカン照りの中、登る前からだらだらとワラビ採りに熱中したことが主な反省点だった。それを容認したリーダーの力量が問題である。それよりも何よりも、メンバーが喜ぶような山行にしたいというリーダーの考えが甘かったといえる。メンバーへの忖度も時によりけり、甘いばかりでなく厳しさも必要だという事を再認識させた山行である。
山本山
前々から行きたいと神さんが言っていた山本山経由で帰ることになる。山本山は小千谷市にあり頂上まで車道が続いているので車で行くことが出来る。私は、何回も近くまで行ったり、通ったりしているが山頂には行ったことが無い。あとの二人も同じようなものである。
ナビ頼りで難なく山頂に至る。頂上は丘になっている。桜の木が有り、展望台とトイレが設置されている。展望台には山座同定標が設置されている。弥彦山・角田山・越後三山・守門岳・未丈ヶ岳・荒沢岳・苗場山・谷川岳等々、三百六十度の大展望であるが、重畳の山々の同定は難しい。山座同定標の方向がちょっとずれていて、居合わせた人達と、ひとしきり侃々諤々の“論争”が展開された⒲
飯士山の頂には立てなくて反省点も多いが、話題には事欠かない山行であった。災い転じて福となす。いつまでも記憶に残ると思われる山行である。
コメント
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気になりますね
ググってみたら、「おいかけいわ」で出てきました
なんと、まだわらびが取れるのですね
青い空と黄色いニガナ
越後のやまの景色
いいなあ
htさん おはようございます。
ネットでググってみれば良かったんですね。そういう時代ですものね(-_-;)
７月に入ったら、八海山に地元の人と登る予定になってますので忘れないで確認したいと思います。
昨日は、行くか行くまいかグズグズしていた雄国沼へ行ってきました。平日にもかかわらず、結構にぎわっていました。中学生と思われる一団がやってきて土ぼこりを巻き上げて行きました。勢いが全然違いますね。若い人は。
ニッコウキスゲ凄かったです。いままで数回行っているのですが、これまで見たことの無いような光景でした。まるで絨毯。２〜３日中にはアップしたいと思ってます。ではまた。
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