伊豆松崎に桑園が出現!! ★自転車で西伊豆巡り 下田（婆娑羅峠）ー松崎ー土肥ー戸田ー淡島ー沼津
Honoca
- GPS
- --:--
- 距離
- 102km
- 登り
- 1,689m
- 下り
- 1,733m
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今日の行く先は、土地勘よろしい西伊豆で御座います。
なお西伊豆は電車が運行していないので途中リタイヤはありえません（苦笑
行き：伊豆急行・稲梓駅まで輪行
8:15稲梓駅からー9:00婆娑羅峠(316m)ー9:15西伊豆・松崎町（探索）10:10ー11:20恋人岬ー11:30居酒屋さん・昼食12:00ー12:10小土肥海水浴場12:40ー13:30戸田ー14:20大瀬崎展望台ー15:15淡島ー15:50沼津駅・しずてつストアで買い出し
帰り：JR東海・東海道本線沼津駅から輪行帰宅
| 天候 | 曇りのち夏日 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
伊豆急・稲梓駅まで輪行 帰り JR東海・東海道本線沼津駅から輪行 全線自転車を使用 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
今の時期は水分と塩分の補給 |
写真
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装備
| 個人装備 |
ロードレーサー＋LOOK靴
|
|---|
感想
■稲梓駅から西伊豆へ 〜婆娑羅峠(316m)越え
伊豆半島の陸上交通の要は海岸線ではなく半島を貫く下田街道が中心だった。
その終点の下田〜松崎は実走すれば相思相愛が見て取れるが、連絡路は必ず峠越えを要求されていた。蛇石峠、島見峠、婆娑羅峠の3つの選択肢がある。また下田街道から直接”大鍋越”から松崎に入る手もある。
要するに松崎は八方を山に塞がれてはいるが、山並みが緩やかなため?ギリで下田と連絡を保ちつつ、、実は下田とセットな陸の孤島だった(爆)という分析だ →失礼だな君は
今日は一番楽で時間がかからない婆娑羅をチョイス( ・∀・)
■松崎の特徴
9:15松崎到達。”花の松崎シルク編”でお伝えしたとおり、松崎町では明治から昭和初期まで養蚕が盛んで、しかも規模の大きな松崎製糸場が稼働していたり、学校を開校し教育に力を入れたりと、陸の孤島してはとても珍しい歴史を持つ。
キーマンは依田佐二平（よださじべい）という、原善三郎にも引けを取らない実業家だ。
■豪商の旧家・中瀬邸を初訪問
なまこ壁が並ぶ一つの中瀬邸が売りでようやく初訪問をしました（実は過去何回か通り過ぎていたw）
んで案内板によりますと、商家中瀬邸は明治の具服で繁盛した”依田直吉邸”とある。
中瀬ではなく依田?? 依田家は松崎のキーマンなのだが。。
学芸員に訪ねると
・昔はこの周辺は海で”中瀬”と呼ばれていた。
・なのでこの屋敷は”中瀬”という屋号で呼ばれていた
・元々の家主は”依田直吉”である
★★蚕脳発動★★
依田といえば、松崎製糸場のキーマン・依田佐二平の一族であろう。
明治の”呉服”で儲けたとなれば、
繭→製糸場→撚糸 で完結する海外輸出と違い、
呉服等の国内需要には 生糸の”染めと織り(紡績)・仕立て”が伴う。
佐二平翁は松崎の発展を思うがゆえ松崎製糸場を設立した。そんな男が呉服（国内需要も兼ねた）の松崎に”染色工場、紡績工場”を造らないわけがない!!
紡績工場から生まれた生地（きじ）が、”オーダー仕立て”を請け負う”中瀬（依田）呉服店”に繋がっていく訳だ。
※手持ちの佐二平の家系図には”依田直吉”の名は存在しなかった
※松崎紡績工場については後日の宿題とする
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依田佐二平（よださじべい）とは
・大沢村村長、県議会議員、賀茂・那賀郡長、衆議院議員を歴任したほか、実業家として養蚕業、道路開墾など公共事業を通じて、この地の発展に多大な貢献をした人物である。
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■松崎に桑茶とな?
中瀬邸（依田直吉邸）の隣に”くわや”というお店が目についた。
くわや? 、、(爆)
桑の葉から作るお茶という看板に誘われて。。
桑葉茶を頂きながら、松崎の牛原山は桑畑だった、松崎シルクの早繭取引など貴重な話をして頂いた女店主から更に、、この桑茶の製造工場と桑畑が近くにあるという。
そして訪ねた先は枝が全て摘み取られてはいたが、まさに”扶桑”が広がっていた!!
この桑園は”松崎桑葉ファーム”と銘うった工場の茶畑であった
※”くわや”より先に桑畑を発見していたなら、間違いなく”松崎の養蚕復活!!”と騒いだことだろう( ・∀・)
■過激すぎる・松崎ー大瀬崎のアップダウンと水遊びw）
伊豆の海岸線はどこを走っても”崖”を交わすためのアップダウンが過激な新しい道であり、崖にへばりついている町は、海運と共にあったことを自らの脚で確認することができる。
小土肥海岸で至福の海水浴
おいらは背に汗がたまるザックなどを嫌い、携行品は背中のポッケに収容しているが、
サイクリング中の海水浴は、男ならレーパンのまま、女ならトップに水着を付けていればレーパンのまま。というお手軽さなのだ
水シャワーで潮を流し、30分も走れば乾ききる(爆)。さらに髪はショートでレーパンのパッドに汗殺菌剤を塗り直せば完璧!!
ツーリング中に気ままに西伊豆の海に浮かぶ。潜る・平泳ぎで漂う。蝉の声が涼しい.。
そして養蚕が盛んだった、松崎の現代の桑畑はお蚕ならぬ”人様の餌”というオチであるww
実に愉快ではないか ψ(*｀ー´)ψ
雲間より蝉の音かすか水遊び ほの香
夏富士を遥か恋人岬かな ほの香
夏桑も桑茶の滋味も深緑 ほの香
大海に四肢を委ねて平泳ぎ ほの香
西伊豆を満タンに詰め水鉄砲 ほの香
夏桑や枝も取られておはすらん ほの香
西伊豆の浜辺の水のシャワーかな ほの香
やつちやばの女あるじと夏蚕談 ほの香
蝉時雨眼下に広く伊豆の紺 ほの香
さざ波に四肢の日焼けを冷やしけり ほの香
桑葉茶 くわやさんHP
伊豆・松崎町産「桑葉茶」は、気候が温暖な松崎町で栽培期間中農薬を一切使用しないで栽培し、生産・加工・製品化された無添加・粉末タイプの桑の葉茶です。
http://mulberrytea.i-ra.jp/c95490.html
小土肥海水浴場 伊豆市観光情報HP
小土肥海水浴場は平成4年〜15年までに25,000�屬凌郵�海浜を造る海岸環境整備事業が進められ、平成12年より人人工海水浴場として供用されています。
http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2523
関連リンク
花の松崎シルクと富岡流六人娘 ★自転車で巡る南伊豆の資料館と旧家 2018年05月27日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1478665.html
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