白鳥山〜土砂災害の爪痕〜

2018年07月15日(日) [日帰り]

• GPS: 03:12
• 距離: 8.8km
• 登り: 348m
• 下り: 358m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:13
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:13

14:38 スタート地点
17:51 ゴール地点

予想外に松子山の登山道はほぼ無傷でしたが、西国街道方面は土砂が溜まって通行不可のようです。白鳥山(神社)は車道も含め通行困難。特に山陽自動車側は、大規模崩落地が多数箇所あり。高速道路やJR山陽本線はじめ主要道の復旧が最優先のため、参道整備には時間がかかると思います。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東西条小学校(登山口)に駐車

コース状況／危険箇所等

松子山は崩落箇所ありましたが、大丈夫でした。ただし、西国街道【最近開通した西条町助実〜賀茂環境センター(燃えるゴミ処分場)は通行止め】は土砂崩れで通行困難と思います。白鳥山は崩落箇所が多く、参道は雨天時通行困難です。

写真

7/15 14:30

14:30　先週、西日本豪雨災害があり、白鳥山系の隣山で3名の犠牲者が出ました。前衛の松子山にも(写真では分かりにくいですが、)土砂崩れの跡がありました。

7/15 14:42

14:42　東西条小学校横の墓地に松子山(白鳥山)登山口があります。気温は36℃を超えています。

7/15 14:45

14:45　どこまで行けるかと思いながら登りましたが、意外にも尾根筋の山道は落ち葉が流れ、いつも以上にきれいでした。

7/15 14:53

14:53　竹林も異常ありませんでした。　

7/15 14:55

14:55　松子山山頂までの案内です。

7/15 15:02

15:02　キノコがそこかしこに生えていました。

7/15 15:10

15:10　岩がゴロゴロ出てきます。道は問題なし。　

7/15 15:12

15:12　何でこうなったのか？　

7/15 15:13

15:13　シダの道もいつも通り。

7/15 15:20

15:20　先週の豪雨がうそだったように平穏です。

7/15 15:22

15:22　急登のロープも無事でしたが、土が少し流れたようでした。

7/15 15:28

15:28　一つ目のコブ手前に崩落箇所がありました。この山行初の災害現場。

7/15 15:33

15:33　松子山(524.4M)山頂。不思議なほど無傷でした。三角点あり。

7/15 15:34

15:34　昨年私がつけた標識。地元のため、何度も登っています。

7/15 15:39

南西方面に野呂山など少し眺望あり。福成寺の東広島天文台も見えます。

7/15 15:49

15:49　白鳥山を目指します。何かの生き物のよう・・・。

7/15 15:51

15:51　道中の小さなオベリスクも無事でした。

7/15 15:53

15:53　3差路分岐。右手の西国街道は中腹から土砂が崩れているようです。白鳥神社へ。

7/15 15:56

15:56　車道へ出る山道が流水でえぐれていましたが、歩くには問題ありません。

7/15 15:56

15:56　車道との合流点。ここまでは通常ルート通りに歩くことができました。

7/15 15:59

15:59　白鳥神社手前のコンクリート道が、崩落によりえぐれていました。

7/15 16:01

16:01　神社の参道。鉄塔は無事でした。

7/15 16:02

16:02　神社からの眺望。JR西高屋駅方面。中央に高屋中学校。JR山陽本線は未だ不通区間あり。

7/15 16:04

白鳥山(453M)。ヤマトタケルノミコトを祀る由緒ある神社です。

7/15 16:05

16:05　広島空港方面の眺望。　

7/15 16:09

16:09　山陽自動車道方面の参道を下ります。

7/15 16:10

16:10　鳥居の先に眺望が開けています。ここまでは特に変わりありませんでしたが・・・。

7/15 16:12

16:12　その直後から参道は一変していました。崩落により参道が埋まっています。手前2本の木は、本来 参道の木段でした。

7/15 16:13

16:13　シカの足跡？ イノシシやシカも右往左往したようです。

7/15 16:14

16:14　晴れ続きで土砂が固まったため、何とか歩けています。

7/15 16:18

16:18　本来の参道は土砂で覆われ、左手が開けています。

7/15 16:18

開けた先は大規模な土砂崩れ現場でした。ここまでに地元の方2名と出くわし、この度の被災状況について伺いました。

7/15 16:19

16:19　本来見えないはずの高屋町内の景色。

7/15 16:19

東広島呉道路：高屋IC付近。これも従来見えなかった景色です。

7/15 16:22

16:22　奇跡の1本木。

7/15 16:32

16:32　一昨日、復旧したばかりの山陽自動車道。フレコン袋を並べて土砂を食い止めています。

7/15 16:32

16:32　信じられない光景。周辺地域でこれだけ大規模な土砂崩れを初めて見ました。奥に白鳥神社の鉄塔。

7/15 16:34

16:34　土砂崩れ現場は白鳥神社参道入口の真横でした。

7/15 16:43

16:43　山陽自動車道の側道沿いに歩く。しばらく凹地には土砂が流れ込んでいました。ガード下も倒木含む土砂で埋まっています。

7/15 16:43

16:43　上を車が走っているのが不思議なよう。悪路続きもあり、大汗をかきながら歩いています。

7/15 16:51

16:51　山麓の工場も被災していました。土砂の撤去作業が続きます。

7/15 16:54

16:54　側道沿いだけでも5箇所以上、崩落していました。こちら側に民家がなくて良かった。

7/15 17:00

17:00　コアストーンと呼ばれる大石。こんなのが流れてきたらひとたまりもない・・・。

7/15 17:11

17:11　1週間経っても、まだ多量の水を含んでいます。

7/15 17:21

17:21　花があると少しほっとします。

7/15 17:28

17:28　山陽自動車道の高架下まで来ました。この辺りも泥水が流れたようで、乾いて埃が舞っていました。

7/15 17:32

17:32　行きと反対側から松子山を望む。2つコブの左手が山頂です。

7/15 17:39

17:39　吉行工業団地の山際に土砂が流れ込んだようでしたが、建物など大きな被害はなかったようです。　17:51駐車地着。

撮影機器：

EXILIM EX-ZS29 カシオ

感想

よしP

白鳥山の土砂崩落地は、猛暑続きで下が固まっていたから下れましたが、雨が降ると危険です。山陽自動車道にも流れ込む恐れがあると思いました。道中、様子を見に来た地元の方5名と話しましたが、犠牲者は無かったものの、家屋被害も含め まだまだ復旧に時間がかかりそうです。47歳人生で初めての大きな自然災害です。現在、西日本豪雨災害で200名以上の方が亡くなり、まだ土砂に埋まっている方が多数おられる状況。ご冥福をお祈りするとともに、今月予定していた富士山登山は延期し、ボランティア活動など微力になりたいと思います。