黒部トンネル・黒部ダム〜宇奈月
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 743m
- 下り
- 1,765m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
見学場所のみ徒歩で、移動はすべて乗り物利用 |
写真
感想
お断り
本レポートは山行の記録には当たらないが、黒部ダムから阿曽原に至る,所謂『関電トンネル黒部ルート』を巡って、地下200mにある黒部第4発電所を見学し、また途中のタル沢横抗から冠雪した剣岳を仰ぎ見ると言う機会を得て、その詳報を伝えるために、山行記録として投稿することにした。
関電トンネル(黒部ルート)・第四発電所の見学ツアーは、富山・長野両県から関西電力に義務づけられたもので、『欅平⇒黒部ダム』と『黒部ダム⇒欅平』の2コースがあって、1回の募集人員はそれぞれ30名。年間34回のツアーが行われており、誰でも申し込むことが出来るが、申込者多数のため参加者は抽選で選ばれている。 ※本年度は5月25日から11月10日まで
今回の見学ツアーはそれとは別で、観光事業の一環として大町市のホテルロイヤル主催で行われたもの。
一行27名は、ロイヤルホテルが仕立てたバスで扇沢に集結し、トロリーバスで黒部ダム駅へ。ダム見学の後、初めて関電トンネルに入ってバスで第四発電所に向かう。
関電トンネル内では、トンネルの規格(横幅や高さ等)の説明とその根拠や困難を極めたトンネル工事の経緯の説明があり、大町側からの工事が破砕帯にぶつかってこれを突破するために7ヶ月を要し大きく工期が遅れたために富山側からの工事と合流してトンネルが貫通した地点が黒部ダムから3.2km地点と大町側に大きくずれていること,合流した時の両工事の坑道のズレはわずか4cmしかなかったこと,さらに本抗に並走する水路となる坑道のズレは2cmに過ぎなかったと言う技術水準の高さが説明された。
本抗にはいくつかの横抗があって、それは黒部峡谷に向かって開口している。その中でもタル沢と言う横抗は開口部まで150mしかなく、一行はその開口部まで歩いて行くことになってバスを降りる。
そこは黒部峡谷・十字峡のすぐ近くで、正面に剣岳を仰ぎ見ることのできる絶好のビューポイントだった。
そこへ連れて行かれた時,しかしトンネルが黒部の山の中をどのように走っており、そこがどの地点に当たるのか皆目見当がつかない中,自分達にはどういう方向から剣岳を仰臥しているのかが俄かには分からなかった。
案内の方の説明と、その場に張られた地図や空撮写真を見てようやく分かったことは、自分達が三ノ窓から手前に向かって流れる長大な三ノ窓雪渓に正対し、そのすぐ左には八ツ峰と剣岳本峰が、また右手には小窓ノ王が見えていると言うことだ。
自分は剣岳を北方稜線から池ノ平・池ノ谷ガリーを経て登った時の印象が強く、その場合は、池ノ谷ガリーから小窓王の足元を経て南下する感じで(南西〜南南西)主峰に至るので、主峰は右手になるのに対して、ここでは北方稜線とは90度も離れた位置から西〜西北西方向に見上げているので、主峰は三ノ窓・八ツ峰より左に位置することになる。つまり北方稜線が全く見えない位置にいるのだ。
はじめそれがなかなか理解できなくて面食らったが、北方稜線の出発点になる阿曽原より遥かダム寄りにいることが分かってようやく頭の中が整理できた。目の前にある迫力満点の景観を単純に楽しめばいいものを、こう言うことに拘ってああだこうだと頭で解ろうとするのは悪い癖でつまらないことではある。
以下,編集中。
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