大平山〜秩父の空白地帯を行く〜(バリエーションハイキング)


- GPS
- 06:10
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,367m
- 下り
- 1,358m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
念のためロープ(20m)と登攀具を持って行ったが、使うことはなかった |
写真
感想
2010版奥武蔵・秩父のエアリアマップを見ると、縦横無尽にルートが通っている地
図に大きな空白エリアがあることに気付く。大平山である。北に長い尾根を持ち、
とても惹かれる山である。
長沢背稜にある七跳山から大クビレを通って行くことも出来るらしいので、仙元尾
根から大平山に登り、北に延びる尾根で下りようと考えたが、せっかくなので登路
も下降路もバリエーションルートとした。
沢のシーズンなら細久保谷、もしくは大久保谷を遡行して山頂に行っても良いのだ
が、既にシーズンオフ。そこで作業道が奥まで延びている大久保谷に入り、作業道
の終点から山頂に一直線に向かうフキアゲ沢左岸尾根に取り付き、登ることとした。
ネイチャーランド浦山に車を停めるつもりでいたが、シーズンオフらしく、閉鎖さ
れており、車も浦山大橋から先には入れなくなっていたので、栗山集落の下辺りに
ある路肩に車を停めた。
大久保谷の作業道は、近場ノ谷までは整備されているが、その先はやや荒れてい
る。作業道の終点に作業小屋があり、ここから谷底に下りて行く。下りたところが
ちょうどフキアゲ沢出合である。ここから左岸尾根に取り付く。最初はかなり急傾
斜で大変。踏み跡も無いだろうと思っていたのだが、かすかに踏み跡が続いてお
り、所々で赤いペンキも見受けられる。こんなところに登山道があったのだろうか?
どんどん登って行くとやがて傾斜も緩くなって歩きやすくなる。1100mを過ぎた辺り
から少しずつ藪が出てくる。藪の中にもしっかりとした踏み跡が続いている。やっ
ぱり登山道? しかし所々に林業っぽいテープも散見されるので、作業道なのか、登
山道なのか判別がしにくい。
ひたすら尾根を登って行くと、やがて傾斜もゆるみ、広々とした山頂部が見えてく
る。疎林に覆われ広々とした、静かな山頂である。
しばし、休憩し、出発。
山頂からも藪の中にしっかりとした道が北に延びている。フキアゲ沢左岸尾根では
ほとんど見られなかったテープが見られる。ルートも分かりやすく、快適に尾根を
歩いていく。途中で古い標識を見かけた。こちらは登山道だったようだ。
やがて大ドッケ。ここで山頂から峠ノ尾根を下りて、細久保集落を経由し、川俣も
しくは毛附に下りられる。降り口には多くのテープが貼ってあった。このルートは
良く整備されているようだ。
大ドッケをトラバースする道も存在した。こちらは栗山に向かっている。細久保に
向かうものよりも整備状況は良くない。テープはほとんど無く。踏み跡のみという
感じである。踏み跡も所々はっきりしなくなるので、地図とコンパスで慎重に進路
を決定していく。
940m付近に出てくるヤセ尾根の岩稜地帯などを慎重に越えていくと、やがて栗山。
こちらも地味な山頂である。
ここからは車を停めた栗山集落に向かって下りて行く。650mに送電線があり、そこ
からは巡視路が伸びている。これを辿ると栗山集落に到着。ここからは道路を歩
き、車へ。
今回歩いたルートは踏み跡(かつての登山道?)が続いており、歩きやすい。
大平山から北に向かって延びる尾根は広く、しっかりと地図を読まないと迷う可能
性がある。
細久保集落へ続くルートは良く歩かれているようだが、栗山へ向かうルートの記録
は見かけないので、あまり歩かれていないようである。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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yoshi629さん、こんにちは。
大平山、いい感じですね
大ドッケ経由の尾根と先日たどった仙元尾根を使って
周回コースを歩いてみたいと思いました。
大ドッケ経由の道は結構歩かれている感じなのですね。
細久保集落跡を経由して川俣や毛附に下りるルートは、
テープや標識もあって、歩きやすいようです。他のヤマ
レコユーザーさんでも歩いている記録を見かけます。
下っても難しくはないと思いますが、1ヶ所だけ注意を
要するところがあります。大ドッケから峠ノ尾根に下り
るポイントです。
大ドッケのピークから峠ノ尾根に向かってルートが延び
ていますが、ピークの手前でピークをトラバースする踏
み跡もあるのです。13枚目の写真を見て下さい。ここで
(今回私が歩いた)栗山に向かうルートに入ってしまう
と、下降点を見失ってしまいます。記録を見ていると、
このポイントでルートミスをした人もいるようです。
登りに使えば、全く問題は無いですが
yoshi629さん、
おはようございます。
以前仰っていた、大平山ですね。
全然、使ってない奥武蔵の地図を広げました
確かにポッカリと空白地帯になってますね。
次にヨレヨレになった「武蔵日原」の2万5千の
地図を見ても尾根は明確に伸びているのに登山道
の記述も無いですね。
気になりだすとハマりますね。それで
地図とコンパスをもって忠実に尾根を
辿って目的やゴールに着いたときには
一気に緊張がほどけてすっきりします。
もう二度と行くまいと・・・
>確かにポッカリと空白地帯になってますね
そうなんですよ。何故、登山道が無いのかなと不思議に
思いました
実際は廃道となった登山道があったり、作業道があった
りして、普通に歩けるんですけどね。
地図とコンパスで進むべき方向を見定めて、ルートを切
り開いていくのは、冒険的でとても楽しいですよ
でも出発前は不安とかも出てくるので、どうしようかな
っていつも躊躇してしまいますけど
今回もそんな感じで出発が遅れてしまいました。
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