酷暑の済州島ハルラ山はきつかった…

2018年08月04日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,326m
• 下り: 1,169m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:30
• 休憩: 1:25
• 合計: 8:55

5:50 観音寺
8:30 8:50 三角峰手前休息所
10:20 11:00 頂上
12:10 12:25 つつじ畑待避所
13:30 13:40 沙羅待避所
14:45 城板岳登山口

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

タクシー 飛行機

旧済州市から観音寺，城板岳登山口はタクシーで15000ウォン（1500円）程度。城板岳登山口はバスでも行けるが，朝早いと無理。
バス，タクシーはかなり安い。

コース状況／危険箇所等

とにかく石畳，階段，木道のくり返し。長いので疲れてくると石畳は結構，膝にくる。

その他周辺情報

どこの食堂に入っても，水準以上の美味しいものがある。アワビ粥，ウニわかめスープ（たいていご飯が勝手に付いてくる）がお勧め。

写真

名古屋ー関空の電車代よりも関空ー済州島の飛行機代の方が安いなんて…

空港の案内所で旧市内までのバスの番号を教えてもらい，

その番号を見るものの，降りる場所が何番目かハングルなので判らない

何とかホテルにたどり着きハルラ山を見ると，雲の中

済州にはそこら中に寄生火山の噴火口がある

翌日，朝6時前にタクシーで観音寺登山口へ。町から30分ほど，15000ウォン

先は長い…

入口にはユネスコの石碑

昨夜，雨が降ったらしく，気温も高く湿度100％で眼鏡が曇って大変

道は溶岩の石畳と階段の繰り返し

昨夜，焼肉の薬味の生ニンニクを食べすぎて，お腹はゆるゆる，吐く息は耐えがたく臭く，全くペースが上がらない

案内は基本ハングルなので良く判らない

とにかく暑い！

コースはしんどさに応じて色分けされている

ハルラ山はスカスカ溶岩の山なので，沢に全く水がない

たまに長くきつい階段

約9キロの道のりの半分まで来ても，標高差400mしか登っていない。暑いしきつい

やっと避難小屋が見えてきた

まだまだ山頂は遠い

韓国版烏帽子岳

避難所ではみなバテバテだが，ボトルでマッコリを飲むツワモノ韓国人もいる

時々ガスが来るが暑い

これぞNational Parkという感じ

唯一の水場。本当に旨かった

まだまだ遠い…

8.5合目辺りの気持ちいい休憩スポット

ここからは，ずっと木道

着いた！

ガスっているように見えるけど，陽射しがあって影もなく，ひたすら暑い！

形の良い噴火口

帰りは城板岳の方に降りる

こちらのコースは，とにかく木道が多くて歩きやすい

雲が来て日陰にならないかと，喘ぎ続ける

つつじ畑待避所。立派な建物があり，ここでカップ麺を売っているという話だったが，売店はなく，昼飯抜きとなる。辛い…

沙羅待避所。ここでもマッコリを呷る人が…。恐るべし韓国人

残り4キロ。ゾンビのようにのろのろと石畳の道を歩く

やっと着いた！本当に長く，しんどい山だった。

3日目。朝から晴れていて，初めてハルラ山の全望を見る。

飛行機は夕方なので，独りでバスに乗ってソンサンイルチョンボンを見に行く

200円払って，本当に熱い中，懲りもせず登ることにする

灼熱の中，階段をゼイゼイ言いながら歩く。昨日の疲れが残っている

頂上は，海も草原台地もきれい

反対側を降りる

下りでも暑い！

石像も暑そう

中国人女子トリオのインスタ用ポーズ。若い女子×中国人でポーズが本当に面白い

周りにも寄生火山がたくさん見える

岬と思ったら牛島だった

ソンサンイルチョンボンを海から見るボートもあった。一人千円程度で乗ってみたかったが，時間がなく断念

海は本当にきれいだ

感想

voyjar

ず〜と行きたいと思っていた済州島ハンラ山に，一緒に行く友人が見つかり，無謀にも一番暑いタイミングで，南の島の山に行くことになる。
　お盆の一週間前のせいか飛行機代が激安で，関西圏に住んでいたら暇つぶしで済州島に行けると思う。初日に，やはり地元料理ということで黒豚焼肉を食べに行くが，スタミナを付けようと薬味の生ニンニクを食べすぎて大失敗する。
　二日目の朝，自分の息の匂いの気持ち悪いのと下痢で，朝飯が食べられないまま登り始めると，暑さと湿気で全身ずぶ濡れになるくらい汗をかいてばてる。何度もTシャツを絞って乾かそうとするが，湿気も高くびしょびしょで登り続け身体が冷めないので熱中症気味で眩暈がする。最期の方は，シャリバテして息も絶え絶えやっと頂上にたどり着く。
　頂上も日射で暑いが，ヘタるように寝そべって休む。下山に使った城板岳コース途中の待避所で，カップ麺を食べられるということだったが，売店などはなく昼飯抜きで更に6，7キロ歩くことになり辟易する。相棒は飲み物をここで買うつもりだったので，飲料も無くなってしまい，半分分けてやる。最後は惰性で登山口まで歩く。コースに変化がないので，暑さもありダレまくる。とにかく暑かった。
　韓国人はおばさんも含めて，日本人の1.3倍くらいの速さで歩く。途中でマッコリをラッパ飲みしてるおじさんもちらほらいて，圧倒される。禁煙の看板だけでなく禁酒の看板のある山は韓国だけじゃないかと思う。
　ハンラ山は良い山だが，春か秋，冬に行くことをお勧めする。