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Yamareco

記録ID: 1562846
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ハイキング
中国山地東部

三徳山投入堂 〜2時間足らずの修行の道〜

2018年08月18日(土) [日帰り]
 - 拍手
Katsuhara その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:16
距離
2.5km
登り
309m
下り
300m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:43
休憩
0:25
合計
2:08
10:25
10:30
45
11:15
11:32
38
12:10
12:11
4
12:22
ゴール地点:第2駐車場
本堂の少し先に入山受付所がありますので、実質山歩きは休憩も含めて1時間半〜2時間といったところでしょうか。
天候
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
路肩に駐車している車もありますが、第1・第2無料駐車場がありますので、そこに停めて行きましょう。参拝料が¥400、入山料が\400で、計800円かかります。
コース状況/
危険箇所等
 多くの人が上る道で標識も適切に設置されているので迷うことはありませんが、「修行の山」ということで、岩や木の根を掴んで這い上がらなければならないところもあります。入山受付所で靴などのチェックが厳重に行われています。底がつるつるの靴やサンダルなどは通してもらえません。そのときには、わら草履(\700)を買ってそれに履き替えて上ることになります。
その他周辺情報 本堂前で無料のお茶がふるまわれています。また、参道脇には土産を買ったり軽食したりすることのできる店がいくつかあります。
第1駐車場には空きが無かったので、第2駐車場に車を停めました。第2駐車場は階段を少し上らなければなりませんが、第1駐車場と距離はそんなに変わりません。
2018年08月18日 10:07撮影 by  iPhone SE, Apple
8/18 10:07
第1駐車場には空きが無かったので、第2駐車場に車を停めました。第2駐車場は階段を少し上らなければなりませんが、第1駐車場と距離はそんなに変わりません。
納経所で参拝料\400を納めてお札をいただき、本堂へ向かいます。階段のすり減り方が年月を感じさせます。
2018年08月18日 10:17撮影 by  iPhone SE, Apple
8/18 10:17
納経所で参拝料\400を納めてお札をいただき、本堂へ向かいます。階段のすり減り方が年月を感じさせます。
本堂にお参りして安全を祈願します。
2018年08月18日 10:18撮影 by  iPhone SE, Apple
8/18 10:18
本堂にお参りして安全を祈願します。
入峰修行受付所(登山受け付所)で入山受付をして靴や服装のチェックを受け、志納金\400を納めて「六根清浄」とかかれたタスキ(輪袈裟)を受け取り山へ入ります。
2018年08月18日 10:31撮影 by  iPhone SE, Apple
1
8/18 10:31
入峰修行受付所(登山受け付所)で入山受付をして靴や服装のチェックを受け、志納金\400を納めて「六根清浄」とかかれたタスキ(輪袈裟)を受け取り山へ入ります。
あくまでも「修行」として山を登ることになるので、遊歩道が整備されているわけではありません。木の根にしがみついて上らなければなりません。
2018年08月18日 10:42撮影 by  iPhone SE, Apple
1
8/18 10:42
あくまでも「修行」として山を登ることになるので、遊歩道が整備されているわけではありません。木の根にしがみついて上らなければなりません。
岩場には鎖が垂らされている場所もありますが、鎖が無ければ到底上ることができないような場所です。
2018年08月18日 10:47撮影 by  iPhone SE, Apple
3
8/18 10:47
岩場には鎖が垂らされている場所もありますが、鎖が無ければ到底上ることができないような場所です。
途中にある文殊堂と地蔵堂には回廊があり、抜群の眺望です。落ちたら命が無いかもしれませんが。
2018年08月18日 10:54撮影 by  iPhone SE, Apple
1
8/18 10:54
途中にある文殊堂と地蔵堂には回廊があり、抜群の眺望です。落ちたら命が無いかもしれませんが。
下方から、木の枝や鎖を頼りに登ってくる人が見えます。
2018年08月18日 10:55撮影 by  iPhone SE, Apple
1
8/18 10:55
下方から、木の枝や鎖を頼りに登ってくる人が見えます。
鐘楼で一つ鐘をついて行きましょう。
2018年08月18日 11:09撮影 by  iPhone SE, Apple
8/18 11:09
鐘楼で一つ鐘をついて行きましょう。
馬の背・牛の背と呼ばれる狭い岩の上を伝って歩かなければならない場所があります。
2018年08月18日 11:12撮影 by  iPhone SE, Apple
1
8/18 11:12
馬の背・牛の背と呼ばれる狭い岩の上を伝って歩かなければならない場所があります。
投入堂(なげいれどう)へ到着しました。残念ながらあそこへ立ち入ることは禁じられています。けれどもこれぐらいの距離で眺めているのが一番美しいです。お疲れさま、しばし休憩します。
2018年08月18日 11:16撮影 by  iPhone SE, Apple
2
8/18 11:16
投入堂(なげいれどう)へ到着しました。残念ながらあそこへ立ち入ることは禁じられています。けれどもこれぐらいの距離で眺めているのが一番美しいです。お疲れさま、しばし休憩します。
息子が履いて行った靴は途中で底がはがれてしまいました。「買ったけれども山を歩く機会が無かった」と、何年か保管されていたという靴でした。履かずに古くなった靴はダメですね。気を付けよう。
2018年08月18日 11:38撮影 by  iPhone SE, Apple
8/18 11:38
息子が履いて行った靴は途中で底がはがれてしまいました。「買ったけれども山を歩く機会が無かった」と、何年か保管されていたという靴でした。履かずに古くなった靴はダメですね。気を付けよう。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 日よけ帽子 手袋 サブザック(15L) 行動食(飴) 飲料(お茶500mL+500mL) 地図(コース図) iPhone(GPS+カメラ) iPad mini バッテリー 携帯電話 腕時計 手拭い
備考 お茶は1本で充分でした。

感想

 夏休みに帰省している息子が「帰る前に三徳山へ登ってみたい」と言い出した。息子がまだ小学生の頃、家族で三徳山へ来たことがあるのだが、そのとき私と娘(姉)は投入堂まで歩いたが、妻と息子は留まって下で釣堀のマス釣りなどをしていた。それから幾年月、息子は逞しい大学生になったが、そのときの、三徳山に登ら(れ)なかった記憶がいまだに残っていたようだ。
 そろそろ帰省を終えて下宿へ帰るというので、その前にそのトラウマ解消を図ろうと三徳山へやってきた。ユネスコの世界文化遺産への申請をしていながら、なかなかそれが叶わない三徳山は2015年に日本遺産第1号に認定された。以前から「日本一危ない国宝鑑賞」などと言われていて、普通の観光気分で行くことのできる所ではない、滑落事故も毎年起こっている場所だというのは有名だ。昨日も滑落事故があったという話だ。
 入山に当たってはかなり厳しいチェックがある。靴底が点検されてギザギザのしっかりした靴でなければ許可されない。けれども岩や木を傷付けるスパイクやストックもダメらしい。私と息子はその辺心得ていて山歩き用の靴を履いて来ていたので問題なくOK、ただし、息子のショルダーバッグは「紐を短くして両手が自由に使えるようにしてください」と注意を受けた。
 門をくぐり、沢に架かる橋を渡って登山開始だ。最初からかなり傾斜のきつい岩の道が続く。所々、木の根の張った斜面や足を掛けるところの不明瞭な岩の斜面がある。通常の遊歩道のような木段は無く、自然の道を工夫して登って行かなければならない。これが修行というやつなんだろう。さすがに文殊堂直下は何もないと登れない大岩なので、鎖がかかっている。そして細い岩の峰をバランスよくつたって行かなければならない馬の背・牛の背など、緊張する場所も多いが、文殊堂や地蔵堂の回廊から眺める山々の風景と爽やかな風は「苦労して来た甲斐があった」と思わせる。そして圧巻はやはり投入れ堂だ。観音堂を過ぎて岩場の尾根の斜面を右に巻いて行くと、正面に現れる断崖の窪みの中に木造の木のお堂が張り付いている。しばし立ち尽くし思わず手を合わせてしまう。私はここに来るのは何度目かになるのだが、やはり魅入ってしまう。少し休憩して、帰路に向かった。
 登山というには少し物足りない、けれども観光気分で気軽に来られるところでもない、山頂も三角点も無い、だから最近何となく来る機会を逸していた三徳山だが、息子の誘いで来ることができた。息子は、小学生の時にここに登れなかったというトラウマがこれで解消されただろうか。上っている途中で、祖父からもらった靴の底が剥がれて歩くのに苦労していたが、ま、それも修行だったということで。
 家に帰るには少し時間に余裕があったので、昼食をとった後、羽衣石城を訪れてみた( https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1563182.html )。

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